日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)に加盟する、全国69社86名っちゅう日本酒・本格焼酎・泡盛らあのメーカーの皆さんが一堂に会し、年に一度の最大の会議を開催したがよ。
さてまずは、日本名門酒会本部長、株式会社岡永の飯田社長さんの開会のご挨拶と、平成27年度基本方針。
まずは、博報堂生活総合研究所の「今年のときめきランキング」の22位に、「進化する日本酒」がランクインしちゅうっちゅうがやき。
ただの日本酒やのうて、「進化する」っちゅうくがミソながよ。
いま、確かに日本酒にゃあ追い風が吹きよって、若い方々や女性らあの「日本酒応援ネットワーク」も形成されてきゆうけんど、そりゃあ「どんな日本酒でも」っちゅう訳やないっちゅうがやき。
進化してない、動いてない日本酒は、彼らや彼女らにゃあ、まったく見えてもないっちゅうがよ。
ほんじゃき、あらためて品質に対するブラッシュアップが、ますます大切やっちゅうがやき。
「メイドインジャパン」のキーワードは、「過剰品質」やとまで語られるがよ。
「マーケットイン」も大事やけんど、あらためて名門酒としちゃあ、自社としてどんなもんを造りたいかっちゅうプロダクトアウトが、こぢゃんと大切やっちゅうがやき。
ほんで、いま日本酒は転換期であり、時代が変わっていく躍動感が感じられるっちゅうがよ。
そんな時代の中で、大事ながは「主体的である」こと、何かに関わっちゅうっちゅう感覚やっちゅうがやき。
最初から完全である必要はのうて、進化の過程でありゃあえい、さらにそりゃあお客様と共に歩む進化の過程やっちゅうがよ。
また、今年いよいよ、まずは社内から、「SAKE 2020」プロジェクトをスタートさせるっちゅうがやき。
2020年の「東京オリンピック」に向けて、日本名門酒会としてどんなことができるか、メーカーの皆さんらあからもご意見をいただきもって、みんなあで考え、実践に移していきたいっちゅうがよ。
ほんで、日本酒はいま、ブームで売れゆうがやのうて、「売っている」がやっちゅうて、力強う語られたがやき。
「売り」を創り出しちゅうがは、ワシらあの活動やっちゅうことで、加盟店の皆さんらあは、まっとまっと自信を持ってえいっちゅうがよ。
ほんで最後に、お客様の消費意欲を掘り起こすにゃあ、「凡事の非凡なる徹底」、当たり前のことを当たり前やないばあ徹底的にやり抜くことしかないっちゅうて、一層力強う語られ、締め括られたがやき。
続いては石木営業部長さんより、平成26年度の営業報告と平成27年度の活動目標についてが発表されたがよ。
平成26年度は、主要6部門も、「夏生酒」「ひやおろし」「初しぼり」の三大季節商品も、「立春朝搾り」も、岡永全体も、前年対比で100％を超えたっちゅうがやき。
ほんで平成27年度の活動目標は、まずは「一年52週の生活提案」と「三大季節提案」で、売上110％を達成するっちゅうことながよ。
二番目は、定番商品のブラッシュアップと品質向上が顕著な商品群の販売強化。
三番目は、酒屋の「和食推進」活動の2年目で、食バラ配送の取扱店増と食バラ倶楽部会員登録への呼びかけやっちゅうがやき。
四番目は、新規加盟店の獲得活動。
五番目は、地域リーグ・大試飲会と各地の「友の会」で、だいたいの予定らあが発表されたがよ。
続いては、企画部長の森さんから、「市場動向と求められる商品開発の方向性」(〜市場の変化と進化する日本酒〜)っちゅう内容で、お話があったがやき。
まずは平成26年の市場動向について、年間のタイプ別清酒出荷数量らあについてのお話があったがよ。
日本酒全体の中で、本醸造酒が平成25年に純米酒に抜かれ、平成26年にゃあ吟醸系にも抜かれたっちゅうんが、こぢゃんと象徴的ながやき。
ほんで、「進化する日本酒」として、日本酒進化の要因に、�＼ぢ絽鯊悄↓⊂�造機器の飛躍的な進歩、�Ｍノ蛭�生物の利用、�ぞ總絽紊僚萢�、及び貯蔵管理の進歩、の4つを挙げるがよ。
さらに、新しいタイプの日本酒として、�々盥甬ぅ織ぅ廖↓�高酸味タイプ、�４展�酒、�つ礇▲襯魁璽觚脅鬟織ぅ廖↓ト�発泡タイプ、の5つを挙げ、詳しゅう解説されたがやき。
また、近年の日本酒造りに見られる傾向として、�々輅盥腓料�加、��汲水の増加、��酸の増加、�ぅ▲潺了世慮詐�、�ヌ救媛瓩料�加、�Σ畚呂砲茲詢�化減少、らあを挙げられたがよ。
お次は、ちくとコーヒーブレイクをはさんで、企画部統括チーフマネージャーの田村さんから、「注力企画と情報発信」(〜2015年の「一年52週の生活提案」〜)っちゅうお話があったがやき。
『2015年日本名門酒会「一年52週の生活提案」基本シート』について、「食バラ倶楽部」会員募集について、三大季節商品の過去5年の販売石数の推移について、前半戦最重要企画「夏の生酒」(3〜8月までの長期戦)について(65アイテム中約3分の1が新商品orリニューアル)、ツールのリニューアルについて、夏生選酒権について、花見酒改め「春和酒」について、「夏酒」(夏純米・夏吟醸)について、「妖怪焼酎」について、消費者接点強化について(SNS＆リアル)、日本名門酒会が料飲店を会場にLIVEを行うっちゅう試みについて、飲食店日本酒提供者協会について、佐賀県有田焼創業400年事業について、「MOTOZAKE」とNBA(日本バーテンダー協会)やHBA(日本ホテルバーメンズ協会)について、「SAKE 2020」キックオフについて・・・らあを語られたがよ。
ここで再び小休憩をはさんで、後半は蔵元の活動事例報告ながやき。
まずは長野県「信濃錦」の宮島社長さんから、「信濃錦が心がけていること」(進化する蔵元)について、お話があったがよ。
縁故採用だらけやった社員を、「志」を全面に打ち出し、ハローワークでの採用に切り替え、見事に「チーム信濃錦」をつくり上げられた手腕にゃあ、まっこと脱帽ながやき。
さらに造りも、安心安全、全量契約栽培、全量純米を前提として、さらなる個性化を目指すっちゅうて語られ、「酒＝味わい×造り手の思い×原料×技術×パッケージ×ストーリー」っちゅうお話らあも、まっこと学びになったがよ。
2人目は、新潟県「越の誉」の原社長さんから、「全量契約栽培に向けて」(〜契約栽培のポイント〜)について、お話があったがやき。
「越の誉」さんは、石黒杜氏さんが元々酒米農家であり営農組合の組合長でもあるっちゅうことで、その人脈をフル活用して、現在は80％以上が地元の契約栽培米になっちゅうっちゅうがよ。
いろいろ恵まれちょっただけと語られよったけんど、契約栽培に到るまでのご苦労は、そりゃ大変やっつろうと推察されるがやき。
契約栽培に際してのポイントらあを、いろいろ語ってくださり、まっこと学びになったがよ。
続いては、再び企画部の森部長さんが、「定番のブラッシュアップに向けた設備投資の状況」(〜ブラッシュアップの状況〜)について、報告されたがやき。
名門酒蔵元のアンケート結果として、60社からの回答があり、「ものづくり補助金」の申請が受理された蔵元は、26BYで22社やったっちゅうがよ。
また、過去3年以内に導入した設備については、最も多かったがは「貯蔵用冷蔵庫」で、次は「洗米機(及び脱水機・浸漬槽)」、3番目に多かったがは「サーマルタンク」と「瓶詰め充填機」で、「ボイラー関連」、「空気清浄器(オゾン、プラズマクラスター)」と続くがやき。
この後は質疑応答らあがあって、17時半前にゃあ会議は閉会となり、みんなあで速やかに別室へ移動して懇親会ながよ。
「一ノ蔵」のスパークリングSAKE「すず音」がウエルカムドリンクとして出され、懇親会はスタートしたがやき。
もちろん各社のお酒もズラリと出されちょって、まずは飯田社長さんのご挨拶があり、続いて広島の「賀茂泉」の前垣社長さんのご発声で乾杯し、宴席となったがよ。
その後は、足るばあ飲んで食べて、あちこち移動しもって、いろんな蔵元さんや名門酒会本部の皆さんらあと情報交換したり、こぢゃんと語り合うて、大いに盛り上がったがやき。
アチコチで飲んで食べて語り合いゆううちに、アッちゅう間に1時間半が経過しちょって、19時過ぎにゃあ長野の「真澄」の宮坂社長さんの中〆で、無事お開きとなったがよ。
その後も、飯田社長さんを中心に、数社の蔵元が集まり、2次会、3次会と飲んで飲んで語り合いまくったがは、当然の流れながぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
