2015年05月26日

「SAKE COMPETITION 2015」勉強会「トレンド日本酒の傾向に学ぶ」ぜよ!

 5月21日(木)は、14時から東京交通会館にて、「SAKE COMPETITION 2015」勉強会「トレンド日本酒の傾向に学ぶ」が開催されたがやき。


 ちなみに「SAKE COMPETITION」たぁ、全国約300蔵、1000種類ばあの日本酒を、プロの審査員団がブラインド(銘柄を隠して)にて利き酒して、「日本一うまい酒」を決めるっちゅう、(株)はせがわ酒店(http://www.hasegawasaketen.com/)さんが主宰する、日本酒業界最大の市販酒審査会で、今年で4回目の開催になり、実はその審査の決審会が、この前日の5月20日(水)に開催されたがよ。
(1)開会前26(2)開会


















 決審会の公開利き酒会にゃあ、1社1名しか参加できんき、司牡丹からは浅野杜氏が参加しちょったがやき。


 ほんでこの日は、その勉強会やって、ワシと浅野杜氏の2人で参加さいてもうたっちゅう訳ながよ。


 ちなみに審査結果発表と表彰式と蔵元を囲む会は、9月頃に開催する予定らしいがやき。


 さて勉強会は、80名ばあの蔵元さんらあが集まり、まずは(株)はせがわ酒店の長谷川社長さんから開会のご挨拶があって、続いては講師の1人高知県工業技術センターの上東治彦先生から、「SAKE COMPETITION 2014」の出品酒分析結果のお話があったがよ。
(3)上東先生のお話


















 各部門別で上位に入賞したお酒の分析結果は、予想通りのもんもありゃあ、意外なもんもあり、なかなか参考になったがやき。


 続いては、この日のメイン講師である、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの鈴木賢二先生から、「トレンド日本酒の傾向に学ぶ〜躍進!福島県酒の裏側に迫る!!〜」の第1部のお話があったがよ。
(4)鈴木先生のお話(第1部)(5)鈴木先生のお話(第2部)



















 まずは鈴木先生の自己紹介があり、お次は「SAKE COMPETITION 2014」にて上位に入賞された、「鈴木チルドレン」の2人の蔵元(「冩楽」の宮森義弘氏と「廣戸川」の松崎祐行氏) についてのお話があったがやき。


 ほんで、福島県の日本酒の近年の鑑評会らあにおける成績についてのお話があったがよ。


 全国新酒鑑評会でいやあ、平成元年は金賞受賞はゼロやったがが、平成24酒造年度は26点が金賞受賞で全国1位、平成25酒造年度は17点が金賞受賞で全国1位、さらにこの前日発表になった平成26酒造年度も24点が金賞受賞で全国1位と、3連覇を成し遂げちゅうっちゅうがやき。


 こりゃあ確かに凄いことながよ!


 ほんで、その躍進の要因は、以下の3つやっちゅうがやき。


� 崟脅鬟▲�デミー」(平成3年〜)による「人づくり」


�◆峭睇兵狙脅鮓Φ羃�(通称「金取り会」)」(平成7年〜)による「情報共有」


�N詭收萓減鄒�の「吟醸酒製造マニュアル」による「高級酒造りの基本の徹底」



 この「吟醸酒製造マニュアル」、あんまり難しいことを足るばあ書いたち誰っちゃあ読まんっちゅうことで、A4判片面刷2枚のみやっちゅうがよ。


 ほんで第1部の締め括りに鈴木先生は、水を酒に変えるがやき、「酒屋は錬金術師や!」っちゅうがやき。


 続いて、講師の方々のちょっとしたディスカッションがあり、再び鈴木先生から、「トレンド日本酒の傾向に学ぶ〜躍進!福島県酒の裏側に迫る!!〜」の第2部のお話があったがよ。


 今度はさらに詳しゅう突っ込んだ内容で、ほいたら具体的に福島県で推奨しゆう酒造りたぁどういうもんかっちゅうたら、大体以下の通りやっちゅうがやき。


●2種類の吟醸酵母(酢酸イソアミル系×カプロン酸エチル系)

●グルコアミラーゼ力の強い麹

●A-B直線、BMD管理によるスムーズな醪管理

●低アルコール上槽

●中取り(セメ酒はランクダウン)

●中空紙(SF)濾過

●一回火入れ

●低温貯蔵(0℃以下)



 さらに、毎年鈴木先生が各蔵元に、裏マニュアルも配布されゆうっちゅうがよ。


 裏マニュアルたぁ、たとえば、出穂後2週間の気温が高いか低いかで米が溶けるか溶けんかが決まるがやけんど、今年の米は溶けやすいきに汲み水歩合をこうした方がえいとか、そういう情報を共有しゆうっちゅうがやき。


 ほんじゃき福島県は、米が溶けやすいか溶けにくいかの極端な年の方が、他県と差が出て、金賞受賞率が他県よりか高うなるっちゅうがよ。


 確かに、ここまで県全体でやりゆうところがあるたぁ知らんかったき、まっこと恐れ入ったがやき。


 さらに、「SAKE COMPETITION」についても、各部門ごとに上位入賞酒にゃあ違いがあるっちゅうがよ。


 たとえば、「純米酒部門」は酢酸イソアミル系の香りが強い方が高評価やけんど、「純米吟醸酒部門」「純米大吟醸酒部門」になるにつれて、低い方が高評価につながる傾向があるっちゅうがやき。


 一方、カプロン酸エチル系の香りについちゃあ逆に、「純米酒部門」が低うて、「純米吟醸酒部門」「純米大吟醸酒部門」になるにつれて高い方が高評価につながる傾向があるっちゅうがよ。


 その後は、講師の皆さんによる、「SAKE COMPETITION 2015」の決審を終えてのお話があったがやき。


 今年は、「純米酒部門」が320点、「純米吟醸酒部門」が347点、「純米大吟醸酒部門」が261点、「フリー部門(きもと・山廃)」が100点で、合計1028点の出品があったっちゅうがよ。


 ほんで、決審に残ったがは、530点やったっちゅうがやき。


 全体に、例年よりかかなりレベルが上がっちゅうっちゅうんが、皆さんの共通した感想やったがよ。


 軽快で、雑味なく、キレイな甘みがあるもんが増えちゅうっちゅうがやき。


 また、「若い」はOKやけんど、「荒い」はダメやっちゅうがよ。


 たとえば、酢酸イソアミル系単独じゃあ、ちくとツンツンするけんど、カプロン酸エチル系を合わせりゃあこれが消えるっちゅうがやき。


 また、最高BMD値が高うて後半にキレんかったようで、酒粕っぽい風味が出たような酒が散見されたけんど、これを防ぐにゃあ、低アルコール上槽がえいっちゅうがよ。


 他にも、最近特に炭酸ガスがらみが増えてきたとか、濾過の炭が多いと評価が下がるとか、いろんなお話があったがやき。


 その後、質疑応答があり、何名かの方々とのやり取りもあって、16時ばあにゃあ、お開きとなったがよ。


 長谷川社長さん、そして講師の先生の皆さん、こぢゃんと学びになるお話を、まっことありがとうございましたぜよ!













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司牡丹酒造株式会社

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