7月3日(金)は、新宿の京王プラザホテルにて、まずは13時から第28回JPSI株主総会(2014年度)やったがぜよ。
ちなみにJPSIたぁ、Japan Prestige Sake International,Inc.の略称ながよ。
28年前から、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)の地酒蔵元を中心に、アメリカに地酒を輸出して広げろうっちゅうことで設立された、ワシらあが株主のアメリカの会社ながやき。
日本名門酒会を主宰する(株)岡永さんと、地酒蔵元14社らあが出資しちょって、その株主であるメンバーらあが集まって、株主総会を開催したっちゅう訳ながよ。
まずは、取締役の横田さんの司会で開会し、(株)岡永の社長でもある、JPSIの飯田社長さんから開会のご挨拶ながやき。
続いて、出席株主および株式数報告、資料の確認らあがあって、飯田社長さんが議長に選出され、議案の審議に入ったがよ。
第1号議案は「2014年度決算の概要報告」。
第2号議案は「2015年度計画の概要説明」。
第3号議案は「有償減資実施の件」。
第1号と第2号議案はJPSI近藤LA支店長さんから、第3号議案は横田取締役さんから詳しい報告と説明があったがやき。
ちなみに有償減資っちゅうんは、JPSIはかつてアメリカでの製造部門も抱えちょったき、割りと大きい資本金を有しちょったがやけんど、製造部門を切り離して日本酒の輸入販売(アメリカへの)のみを行うようになった現在じゃあ、これほどの資本金は必要やないなったき、減資を行うっちゅうことながよ。
スムーズな報告と審議があって、3つの議案とも無事可決されたがやき。
その後は、その他報告事項として、JPSI山崎副社長さんから報告があったがよ。
LAとNYの社員体制らあについての報告があり、2014年度の売上げ減についての理由らあが報告されたがやき。
売上げ減についちゃあ、ロスで大規模な港湾ストライキがあり、お酒がしばらく入らんかったことが主な要因やっちゅうことながよ。
ほんじゃき、現場での実際のお酒の出荷としちゃあ、実は前年同等の数字やっちゅうことやったがやき。
さらに現在(2〜6月)は、前年対比150%を超えて好調に推移しゆうっちゅうことやったがよ。
また、ウェブサイトの立ち上げや、ポートフォリオの見直し(プレミアム純米酒のセット販売など)も検討中やっちゅうことやったがやき。
その後は、「日本酒」表示の件らあについて、ちくと意見交換が成されたがよ。
こうして14時ばあにゃあ、第28回JPSI株主総会は無事終了。
その後は14時半から、同会場にて部屋を変えて、「平成27年度日本名門酒会輸出促進メーカー協議会通常総会」(略称JPSEC)やったがやき。
メンバー蔵元39社中29社と、(株)岡永さんとJPSIの方々含め、43名での開催やったがよ。
まず事務局の高津さんの司会で開会し、JPSEC理事長の飯田社長さんから開会の辞。
続いては、議事録署名人の選任があり、事務局長交代の報告があったがやき。
これまで事務局長を務められた藤井常務さんが定年退職されたっちゅうことで、森企画部長さんが事務局長に就任されたっちゅう報告やったがよ。
お次は、事務局長の森企画部長さんから第1号議案「平成26年度収支報告」についての発表があったがやき。
ほんで、監査役の「大山」加藤社長さんから「監査報告」があり、無事承認されたがよ。
これにて議案審議は終了し、続いては事務局の方々から、平成27年度活動予定と、平成26年度輸出動向についての報告があったがやき。
まず平成27年度の活動予定について、以下の内容について、報告があったがよ。
●定番商品の輸出強化、一年52週提案の基軸「季節商品提案」の徹底・・・英文入りひやおろしPOP等。
●日本酒の日イベント「日本酒de乾杯!inシンガポール」〈SAKEサムライの清永さんが仕掛けた昨年は32店821名が乾杯!→今年は50店舗2000名の参加見込み〉・・・酒ウィーク実施(10月1日〜15日)。
●韓国試飲会イベント「韓国JIZAKE祭り」(仮称)・・・今年11月を予定。延期の場合は来年3月か4月。
●シンガポール、タイISETAN様、食品売場リニューアル。
●新規国開拓・・・ミラノ万博に合わせた、「ミラノSAKE Week」。
●その他、連絡事項
・出荷仕様に関する確認徹底のお願い。
・フランスにおけるBPA規制について。
・ANA通販・個人情報のお取り扱いについて。
お次は、平成26年度輸出動向について、高津さんから報告があったがやき。
全国清酒輸出実績についちゃあ、昨年初の100億円の大台超えを果たしたがやけんど、平成26年度は前年対比109.3%(金額ベース)で、さらに115億円を達成したがよ。
そんな中で、我がJPSECの輸出実績は、金額ベースで前年対比98%と、ちくと落としてしもうたがやき。
こりゃあ、トップのアメリカにて港湾ストライキがあり、お酒がしばらく入らんかったことが主な原因で、実質の現地での出荷数量は落ちちゃあせんっちゅうがよ。
さらに、今年度のアメリカの2〜6月は、前年比150%を超えて好調に推移しゆうっちゅうことやったがやき。
続いて、米国市場活動報告がJPSI山崎副社長さんからあったがよ。
1年遅れで倉庫移転が行われる予定やとか、ウェブサイトを立ち上げて情報発信力を高めたいとか、ポートフォリオの見直しをして純米酒を強化したいやとか、テキサス州を強化したいっちゅうお話らあがあったがやき。
続いては、事務局の金子さん、高津さん、関野さんらあから、その他活動報告があったがよ。
まずは金子さんから、香港と韓国、中国(上海)、シンガポール、タイにおける活動報告があったがやき。
特にシンガポールは、「一風堂SAKE BAR」についての報告があり、タイについちゃあ、平成26年12月に行われた「天皇陛下誕生日レセプション」についての報告があったがよ。
続いては、事務局の高津さんから、台湾、マレーシア、オーストラリアにおける活動報告があったがやき。
台湾についちゃあ、つい先月行われた「FOOD TAIPEI 2015」展示会の報告が、「一ノ蔵」の榎本さんからあったがよ。
さらに「浦霞」の船生さんから、オーストラリアにて昨年12月に開催された「SAKE EXPO & FOOD SHOW」展示会についての報告があったがやき。
その後は、「IWC2015」のゴールドメダルやトロフィー受賞酒の報告があり、受賞蔵元の「鳴門鯛」「米鶴」「嘉美心」「華鳩」「一ノ蔵」の5蔵に拍手が送られたがよ。
お次は、「全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)」についての報告があったがやき。
続いては、事務局の関野さんから、ANAさんの日本酒選定会についての報告があったがよ。
ここでちくと休憩をはさんで、ゲストの「日本酒コリア」キム本部長さんから、韓国市場及び試飲会イベントについての発表があったがやき。
まずは「日本酒コリア」についての紹介で、物流をアウトソーシングしてから、営業マンも増えてレベルも上がり、温度管理らあの徹底も進んだっちゅうがよ。
キムさんは「きき酒師」の講師の資格も持たれちょって、有力料飲店のオーナーや店長らあに弟子がおったりもするがやき。
8000件ばああるっちゅう取引先料飲店の中から、韓国での最近の人気店らあも紹介してくださったがよ。
途中、「若竹」の松永社長さんから、今年1月に開催された日本大使公邸でのイベントの報告や、「一ノ蔵」の鈴木社長さんからプサンの飲食店らあについての報告もあったがやき。
ほんでキム本部長さんから、地酒を扱う会社が集まって団体をつくったっちゅうことで、80社〜90社ばあの日本酒蔵元を集めて、「大試飲会・JIZAKE祭り」を来年3月に開催したいっちゅうお話があったがよ。
その後、質疑応答らあがあり、17時半ばあにゃあ、無事JPSEC通常総会もお開きとなったがやき。
続いては、再び部屋を変えて懇親会ながよ。
美味しそうなお料理がズラリと並び、各社の自慢の銘酒もズラリながやき。
司牡丹は、「船中八策」(超辛口・純米酒)が用意されちょったがよ。
まずは飯田社長さんから、懇親会開会のご挨拶。
日本酒は単純にブームで「売れゆう」訳やない、キムさんのような方々が地道な努力をして、世界中で日本酒を「売りゆう」がやっちゅう、力強いお言葉があったがやき。
ほんで「春鹿」の今西社長さんのご発声で乾杯し、さあ懇親会のスタートながよ。
そっから後は、みんなあで飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・こぢゃんと盛り上がったがやき。
途中、キムさんのご挨拶らあもあり、さらに大盛り上がりやったがよ。
こうして19時半にゃあ、「開華」の島田社長さんの「乾杯三唱」にて、懇親会は無事お開きとなったがやき。
その後は、半分ばあのメンバーで、新宿南口駅前の「おごっと」さんっ(http://www.giraud.co.jp/)ちゅう讃岐うどんのお店にて、2次会やったがよ。
こちらのお店は、四国四県の地酒と全国銘酒と、讃岐料理が堪能できるお店で、「船中八策」も入っちゅうがやき。
こちらでもモチロン大盛り上がりやったがよ。
全国の蔵元の皆様、そして日本名門酒会本部の皆様、まっことお疲れ様でした!
今後とも、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社