7月8日(水)は、まずは10時半ばあに日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部(株)岡永さんの本社へうかごうて、「第60回品質管理委員会・上位酒試飲会」に参加したがやき。
日本名門酒会じゃあ、年に2回蔵元委員や流通委員の方々や本部の方々らあを審査員に、ブラインド(銘柄を隠して)テイスティングによる品質管理委員会を開催しゆうがよ。
ほんで本年6月4日〜5日に開催された、第60回品質管理委員会の結果が出揃うたき、その上位に評価されたお酒の試飲会が開催されたっちゅうわけながやき。
ちなみに司牡丹は、前回までの品質管理委員会にて、前代未聞の「本醸造部門」第1位5連覇の快挙を成し遂げちょったがやけんど、残念ながら今回は6連覇は逃し、第4位やったがよ。
けんど、全国の銘酒中の銘酒85銘柄がしのぎを削る最難関の「純米酒部門」の上位に司牡丹が3銘柄も入り、しかもテイスティング評価じゃあ不利な超辛口タイプの「船中八策」が4位に入ったっちゅうんは、まっことこぢゃんと嬉しいがやき!
さて、地下のテイスティングルームの会場にうかがやあ、既にたくさんのメーカーさんらあがいらっしゃっちょって、ズラリと試飲の行列をつくっちょったがよ。
さあ、早速ワシも試飲さいてもうたがやき。
まず「本醸造部門」は、「嘉美心・秘宝・本醸造」が1位で、2位が「男山・きもと本醸造」と「若竹鬼ころし・特別本醸造原酒」、4位が「司牡丹・本醸造レトロラベル」と「香露・上撰本醸造」、6位が「大山・本醸造」やったがよ。
ワシの今回のテイスティングじゃあ、やっぱし「司牡丹・本醸造レトロラベル」が、やさしい飲み口でキレも良うてバランスも良うて、美味しかったがやき。
ちなみに品質管理委員の方々の評価コメントも掲示されちょったがやけんど、「司牡丹・本醸造レトロラベル」は、以下のような評価やったがよ。
●製造委員:「芳醇な味わいと豊かな香り、調和がとれ良好」
●製造委員:「穏やかな甘みと爽やかな酸のバランス○」
●流通委員:「酢酸イソアミル含み香、甘み○!キレ○」
お次は「純米酒部門」。
こちらは、第1位が「米鶴・特別純米・田恵」、2位が「奥の松・特別純米」、3位が「五橋・純米酒」で、4位に「大七・純米きもと」「嘉美心・特別純米・渚のうた」「船中八策」「司牡丹・特撰純米酒」の4銘柄が入っちょったがやき。
さらに8位にゃあ「司牡丹・純米辛口」と「男山・純米木綿屋」、10位は「浦霞・特別純米・生一本」、11位は「男山・きもと純米酒」と「久寿玉・手造り純米酒」、13位が「一ノ蔵・特別純米酒辛口」と「越後鶴亀・純米酒」やったがよ。
ワシの今回のテイスティングじゃあ、「船中八策」の透明感のあるクリアな旨みと爽やかなキレが光っちょったがやき。
この「純米酒部門」の上位にゃあ、例年比較的甘めのお酒や旨みのあるタイプがズラリで、超辛口の「船中八策」は、これまでは20位以内にゃあ常に入っちょったけんど、10位以内に入るがはなかなか難しかったがよ。
「船中八策」は、料理と共に味わうことで、その美味しさの本領を発揮する超辛口タイプやき、それでえいがじゃと考えちょったがやき。
けんど、その不利な酒質で今回4位に入ったっちゅうんは、素直にこぢゃんと嬉しいがよ。
毎年毎年、より美味しゅうしょうとブラッシュアップし続けてきたことが、見事に証明されたっちゅう証しでもあるがやきのう!
他は、「司牡丹・特撰純米酒」は、やわらかさとキレイさで光っちょって、「五橋・純米酒」のやさしい旨みが、こりゃ美味いと感じたがやき。
ちなみに品質管理委員の方々の評価コメントは、「船中八策」は、以下のような評価やったがよ。
●製造委員:「ジューシーな酸と甘みのバランス◎」
●製造委員:「香良し!味やわらかい、バランス良し!!」
●流通委員:「バランス(旨味と酸味)良し、キレも良い」
また、「司牡丹・特撰純米酒」の品質管理委員の評価コメントは、以下の通りやったがやき。
●製造委員:「透明感のある上品な味わい。後のキレも良い」
●製造委員:「広がり軽くキレあり良く、きれい!」
●流通委員:「味わいGOOD!酸と旨みのバランスがとれている」
また、「司牡丹・純米辛口」の品質管理委員の評価コメントは、以下の通りやったがよ。
●製造委員:「若くフレッシュ、ハリがある」
●製造委員:「きれい、巾のある味わいとキレの良さ◎」
●流通委員:「爽やかな酸、ほどよい旨み」
続いては「吟醸酒部門」。
こちらは、司牡丹は残念ながら今回は、20位以内にゃあ入っちょったけんど、上位にゃあ入ってなかったがやき。
第1位が「若竹鬼ころし・純米吟醸」で、2位が「五橋・純米吟醸」と「真澄・山廃純米吟醸・吉福金寿」、4位が「梅錦・純米吟醸原酒・酒一筋」と「嘉美心・純米吟醸・大島伝」、6位が「天覧山・純米吟醸」と「信濃錦・純米吟醸れとろらべる」、8位が「梅錦・純米吟醸・封印酒」っちゅうランキングやったがよ。
ワシの今回のテイスティングじゃあ、1位の「若竹鬼ころし・純米吟醸」が、華やかな香りと旨みのある味わいのバランスの良さが光っちょったがやき。
最後は「大吟醸酒部門」。
こちらの部門も残念ながら司牡丹は、20位以内にゃあ入っちょったけんど、上位入賞はしてなかったがよ。
第1位が「若戎・大吟醸・三重山田錦」で、2位は「奥の松・大吟醸さくらラベル」3位は「大七・きもと純米大吟醸・箕輪門」と「開華・大吟醸・斗瓶取雫酒」、5位が「大山・大吟醸・槽掛け雫酒」と「五橋・大吟醸・西都の雫」、7位が「真澄・純米大吟醸・山花」っちゅうランキングやったがやき。
ワシのテイスティングじゃあ、第1位の「若戎・大吟醸・三重山田錦」の爽やかなフルーティさと風格ある旨みが、こぢゃんと光っちゅうと感じたがやき。
その後は、岡永さん営業の矢島さんと昼食に行ったがよ。
矢島さんお薦めの、近所の「太一亭」さんっちゅうお店ながやき。
店に入りゃあ、「嵐」がテレビ番組の取材で来ちょったらしゅうて、壁面に「嵐」の写真がズラリと貼り出されちょったがよ。
オヤジさんの話によりゃあ、取材は2年ばあ前やったらしいがやけんど、未だに時々「嵐」ファンの女性がやって来て、彼らが座っちょった席の座布団が欲しいっちゅうて困るっちゅうことやったがやき。
おしゃべり好きらしいオヤジさんのいろんな話題を聞き流しもって、矢島さんお薦めの「スタミナ定食」を注文。
POPを見りゃあ、「上級酒にて煮ます。肉の油脂が落ち、柔らかく美味。太りません。」とか、「30年で15万食の実績あり。」とか、ちくと大袈裟な解説が書かれちょったがよ。
今回は、国技館でもろうた「沢の鶴」で煮るっちゅうことやったがやき。
まずはたっぷりのスープが出されたがやけんど、これが生姜が効いちょって旨いこと、旨いこと!
ちょっとした風邪ばあやったら吹き飛ばしてしまいそうな美味しさやったがよ。
そして、お待たせしましたの「スタミナ定食」が登場!
確かに肉に日本酒の風味が宿っちょって、脂っぽさがのうて、それでいて肉本来の旨みがしっかりあって、確かにこりゃ旨かったがやき。
アッちゅう間にペロリと平らげてしもうたがよ。
しゃべり続けるオヤジさんがちくとウルサイけんど、美味しさは間違いないがやき。
「太一亭」のオヤジさん、ご馳走様でしたぜよ!
その後は、矢島さんと分かれ、ワシゃあ徒歩にて、「旬鮮酒場・天狗」チェーンの「テンアライド株式会社」(http://www.teng.co.jp/)さんの仕入部にうかごうたがよ。
テンアライドさんの仕入部は、岡永さんの本社から徒歩5分ばあのくにあるがやき。
こちらの飯田健太仕入部長さんが最近常務取締役になられたっちゅうことで、ご挨拶にうかごうたがよ。
まずはお祝いの言葉をお伝えし、いろいろお話さいてもうたがやき。
仕入れの仕事で全国飛び回られゆうらしいき、山川海の幸が日本一豊富な土佐の高知にも是非お越しくださいっちゅうて、プッシュさいてもうたがよ。
さてその後は、これまた近所の東実健保会館にて13時半から、「平成27年度・日本名門酒会メーカー技術交流会」やったがやけんど、このネタについちゃあ、来週月曜の7月13日のブログにてご報告さいていただきますぜよ。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社