「なるべき自分になるこたぁ、いまの自分を諦めることで始まるがぜよ。」(マイスター・エックハルト)
13世紀から14世紀にかけてのドイツ生まれの神秘思想家で、パリ大学神学部教授でもあるマイスター・エックハルトさんの言の葉ながやき。
人間は、年をとりゃあとるばあ、とにかくどんなことについてやち、変わることに対して抵抗を感じるようになるもんながよ。
昨日とおんなじ今日が、今日とおんなじ明日が・・・ちゅう具合に、とにかく現状維持を幸せやと感じてしまうようになるもんながやき。
子供の頃は、変わることに抵抗を感じたりしよったら、それこそ成長することすらできんなるき、誰やちそんなこたぁ感じることすらないがよ。
若い頃は、大抵の人は現状に対して不満を感じ、何かを変えたいっちゅう欲求があるもんやき、変わることに抵抗を感じる人は少ないがやき。
けんど、年をとりゃあとるばあ、誰もがだんだん、変わることに抵抗を感じだいて、いつの間にか現状維持を求めだいてしまうもんながよ。
けんど、そりゃあ「なるべき自分」になることを諦めてしまう道やと、エックハルトさんは喝破するがやき。
人間は誰しも、「なるべき自分」に進化していくことを目標に生まれちょって、「なるべき自分」になることが、その人にとって真の幸せのはずながよ。
けんどいつの間にかそんなこたぁ忘れてしもうて、現状維持が幸せやと勘違いしてしまうようになりがちながやき。
エックハルトさんは、そんな現状維持を求める心を、「いまの自分を諦める」っちゅう言葉で戒めちゅうがよ。
いまの自分を諦めることからしか、「なるべき自分」になる道に還るこたぁ再スタートできんっちゅうことながぜよ。