「すべての美徳は自信の中に見つかるがぜよ。」(ラルフ・ワルド・エマーソン)
19世紀アメリカの思想家・哲学者・詩人の、ラルフ・ワルド・エマーソンさんの言の葉ながやき。
人間の美徳は人それぞれで、それこそごまんとあるがよ。
けんどエマーソンさんは、「すべての美徳は自信の中に見つかる」っちゅうがやき。
こりゃあいったい、どういう意味やろうか?
おそらくそりゃあ、自信のない人の美徳らあて、もしあったとしたち、そんなもんはまったくないことと一緒やっちゅう意味ながやないろうか?
つまり、たとえば仮に、自信のない人が物凄う優しいっちゅう美徳を持っちょったとしょうか。
けんどその優しさは、その人が自信がなかったら、結局重要な場面でまったく発揮されんまんま終わるっちゅうことながよ。
そこそこ優しい自信がある人と、こぢゃんと優しい自信がない人がおったとしたら、現実世界で実際に発揮される優しさは、圧倒的に前者の方やっちゅうことながやき。
そういう風に考えりゃあ、エマーソンさんの言の葉の通り、「すべての美徳は自信の中に見つかる」っちゅうことになるがぜよ。