2015年10月10日

幸せの言の葉〈939〉

「幸福への道はただ一つしかないがよ。そりゃあ、意志の力でどうにもならん物事は、悩んだりせんことぜよ。」(エピクテトス)


古代ギリシアの哲学者、エピクテトスさんの言の葉ながやき。


この言の葉は、裏を返しゃあつまり、「幸せになれん理由は、意志の力でどうにもならん物事を悩むからぜよ」っちゅうことながよ。


確かに、幸せになれん理由は人それぞれで、100人おりゃあ100通りどころか、それこそ200通りも300通りもあるろうけんど、どの理由やち突き詰めりゃあ究極は、「意志の力でどうにもならん物事を悩むから」っちゅうことになるがやないろうか。


「意志の力でどうにかなること」やったら、「どうにかなるように」すりゃあえいがやき。


そりゃあ悩むヒマがあるやったら、行動に移しゃあえいがやき、悩む必要らあないがよ。


けんど、「意志の力でどうにもならん物事」は、そりゃあ行動に移そうがどうしようが「どうにもならん」がやき、そこを気にしだいたら結局「悩む」しかないなるがやき。


それが「幸せになれん理由」やと、エピクテトスさんは喝破しちゅうがよ。


ほんじゃき、結論はこうなるっちゅうことがやき。


「幸福への道はただ一つしかないがよ。そりゃあ、意志の力でどうにもならん物事は、悩んだりせんことぜよ。」


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