10月20日(火)は東京に飛んで、17時ばあに「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)さんにうかごうたがやき。
ほんで、まずは10月27日(火)に「宝」さんにて予定しちゅう、ある方々を対象としたちくとスペシャルな「司牡丹の会」のお料理やお酒らあについて、木村店長(兼料理長)さんと打ち合わせをさいてもうたがよ。
ほんでその後は18時ばあから、永田農法の創始者である永田照喜治先生らあと、「宝」さんにて飲んだがやき。
ちなみに永田農法たぁ、農薬はもちろん、肥料も水も極力与えんと、植物本来の生命力を引き出すことにより、安心・安全で栄養価も高うて、圧倒的に美味しい作物を育てることで有名な農法ながよ。
ほんで、司牡丹としちゃあ、永田先生にご指導いただき、高知県佐川町と四万十町(旧窪川町)にて、酒米の最高峰である山田錦を永田農法にて栽培しだいて、もうカレコレ20年ばあになるがやき。
近年は永田先生がちくとお体を悪うされちょったりして、あんまりお会いできてなかったがやけんど、最近お元気になられたようで、久々に飲もうっちゅうことになったがよ。
今年の夏ばあから永田先生んくに研修生として住み込みで農法の勉強をされゆう悠さんもご一緒に、まずは3人で「司牡丹・永田農法〈山田錦〉純米吟醸酒」で乾杯ながやき。
その後は、「宝」名物「厚切り鰹の塩タタキ」、「焼きママカリ」、「丸茄子辛子漬け」、「気仙沼の蒸し牡蠣」、「出汁巻き玉子」らあをいただきもって、飲んで食べて語り合うて、こぢゃんと盛り上がったがよ。
・・・ちゅうても実は永田先生は来年90歳やきほとんど飲まれんし、悠さんは若いけんどお酒は元々あんまり飲まれんっちゅうことで、「飲んで」の部分はほとんどワシだっけやったがけんど。
また、永田先生がスペシャルな青森県産の永田農法のトマトジュースを送ってきてくださっちょったき、木村店長さんにそれを使うたお料理を一品お願いしちょったがやき。
そのお料理は、「永田農法トマトジュースのグラタン」やったがよ。
トマトの香りと甘味と酸味が、見事に引き立つこのお料理をいただき、あらためて流行りの高糖度トマトのホンマの美味しさは、糖分だけやのうて酸味が必要で、その両者のバランスが一番大事やっちゅうことがよう分かる、絶品のお料理やったがやき。
木村店長さん、感謝感謝ぜよ!
さて、19時半ばあにゃあ、もうお1人、大阪から弁護士の平先生がお越しになったがよ。
平先生は、日本酒や酒米について、かなり詳しゅうお話になられるき、こりゃやっと一緒に飲める人が現れたと思うたら、残念ながらかつてはこぢゃんと飲みよったに、今は医者からお酒は止められちゅうとのこと。
やっぱし「飲んで」の部分はほとんどワシだっけのまんま、食べて語り合うて盛り上がったがやき。
メインの「龍馬の愛した軍鶏鍋・すき焼き風」も登場し、皆さん「こりゃ旨い!」と、大盛り上がりになったがよ。
軍鶏鍋をつつきもって、永田先生からいろいろ酒米についてのお話があったがやき。
そりゃあ滋賀県の農家の話やったがよ。
滋賀県は近江米で有名なき、実はあんまり酒米は作ってなかったようながやき。
それが、地方のご多分に漏れず、何やかんやで耕作放棄地だらけになっちゅうようで、平先生や永田先生んくに、どうしたらえいかの相談が舞い込んだらしいがよ。
ほんで、永田先生と平先生が現地を視察してみりゃあ、こりゃあ場所によっちゃあ素晴らしい山田錦ができる可能性が高いっちゅう話になり、いまお2人がその指導者的立場にいらっしゃるっちゅうことながやき。
それを日本酒業態の立場として、どう思うかっちゅう質問が、ワシにあったっちゅう流れながよ。
ワシからは、品質のえい山田錦ができるやったら、間違いのう今後の需要はあるっちゅうて、答えさいてもうたがやき。
永田先生が指導されるやったら、ほぼ間違いのう、将来的にゃあ品質レベルのかなり高い山田錦ができるはずやき、山田錦が足りんっちゅう蔵元さんやったら、今のうちから手を打っちょったら、山田錦の安定確保にかなり貢献するはずながよ。
そんな話題で盛り上がりもって、〆にゃあ「軍鶏出汁の玉子丼」をいただき、21時過ぎばあにゃあお開きとさいてもうたがやき。
永田先生、平先生、悠さん、いろんなお話をお聞かせいただき、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社