2015年11月01日

幸せの言の葉〈946〉

「人生を直視しなさい。いっつも直視して、ありのまんまの人生を知りなさい。そうして私らあはありのまんまの人生を知り、愛し、やがて、胸にしまっておけるようになるがやき。」(ヴァージニア・ウルフ)


イギリスの女性小説家・評論家の、ヴァージニア・ウルフさんの言の葉ながよ。


ワシらあは、自分の過去の情けない失敗や恥ずかしい汚点らあを、直視せんと、できるだけ無視して、無かったこととして生きていこうとしがちながやき。


けんど、無かったこととしょうとすりゃあするばあ、ある日突然、過去の情けない失敗や恥ずかしい汚点らあの記憶がまざまざと甦り、ワシらあを苦しめるもんながよ。


ほんじゃき、ヴァージニア・ウルフさんは、「人生を直視しなさい。」と訴えるがやき。


いっつも人生を直視して、過去の情けない失敗や恥ずかしい汚点らあも全部ひっくるめて、ありのまんまの自分の人生を知り、いとおしいと思い、抱き締めなさいやっちゅうがよ。


過去の情けない失敗や恥ずかしい汚点らあがあったきにこそ、いとおしい今の自分ができあがっちゅうがやき。


それらあがなかったら、今の自分はなかったっちゅうことながよ。


そう考えることができりゃあ、えいことも悪いことも全部ひっくるめて、ありのまんまの自分を抱き締め、清濁合わせ飲むことができるようになるっちゅうことながぜよ。


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