「言葉は最大の武器ぜよ。」(ラモン・リュイ)
13〜14世紀にかけてのマヨルカ人の著述家・哲学者、ラモン・リュイさんの言の葉ながやき。
この「幸せの言の葉」を947回も書いてきて、あらためて年々より強うに感じるがは、やっぱし「言葉は最大の武器」やっちゅうことながよ。
歴史上の偉人や先人らあや、現代の成功者やヒーローらあは、たくさんの胸を打つ珠玉の言葉っちゅうプレゼントを、ワシらあに残してくれちゅうがやき。
それらあはまさに「言葉の世界遺産」と言うたちえいばあの、ワシらあのゆく道を照らしてくれる、知恵の光とも言えるがよ。
けんど、彼らあの言葉は、彼らあ自身の発する力強いオーラに包まれた言葉やきこそ、より輝くような光を放ち、多くの人に伝わり、多くの人の心を打つがやき。
ほいたら、ワシらあ凡人は、結局はこの「最大の武器」を、持つこたぁできんっちゅうことながやろうか?
そんなこたぁ絶対ないと、断言できるがよ。
誰やち、無名の人や普通の人の言葉に、感動したり心動かされたりした経験があるはずで、そりゃあ一度や二度やないはずながやき。
そりゃあどんな言葉やったかよ?
そりゃあきっと、カッコつけた言葉や、上から目線の言葉やなかっつろう。
自慢や自己陶酔の言葉やのうて、逆に弱い自分をさらけ出すような言葉やなかっつろうか。
あるいは、使い古された手垢にまみれた言葉やのうて、今の自分の気持ちを代弁してくれるような、現代の空気感とつながっちゅうような、そんな言葉やなかっつろうか。
あるいは、どっかで聞いたことがあるような借り物の言葉やのうて、自身の魂の奥底から絞り出されたような、そんな言葉やなかっつろうか。
あるいは、何もかんも全部言うてしまうような言葉やのうて、考えさせられるような言葉やなかっつろうか。
そんな、本当に心に響く、人に伝わる強い言葉は、たとえ無名の凡人が語ったとしたち、世界を変えることができるばあのインパクトを持っちゅうっちゅうことながぜよ。