「人間は、真冬の中にあったち、わずかな夏を心に持ち続けにゃあならんがぜよ。」(ヘンリー・ディヴィッド・ソロー)
19世紀アメリカの作家・詩人・博物学者で、アメリカにおける環境保護運動の先駆者とも言われる、ヘンリー・ディヴィッド・ソローさんの言の葉ながやき。
人生にゃあ誰にやち、何もかんもうまいことイカン、酷しい真冬の時期があるもんながよ。
そんな時に大切ながは、いかに凍えるような寒さの真冬やったとしたち、わずかやちえいき真夏のようなアツいもんを、心の中に持ち続けちょかなあイカンっちゅうことながやき。
いかに周囲や環境が凍りついちょったち、自分の心の奥底まで凍りつかせちゃあイカンっちゅうことながよ。
そりゃあたとえるなら、分厚う降り積もった雪の下にも、次に来る春を待ちもって、必死に芽を出そうとしゆう、生命力あふれる植物が潜んじゅうこととおんなじながやき。
真冬の時期に芽を出そうと努力しゆうきにこそ、春に雪が溶けたら一斉に芽吹き、花を咲かせ、夏にゃあ一気に成長し、秋にゃあ豊かな収穫があるっちゅうことながぜよ。