「おまさんっちゅう人間はおまさんの行為自体の中に宿っちゅうがやき。おまさんの行為こそおまさんながよ。もうそれ以外のところにおまさんはおらんがぜよ!」(サン=テグジュペリ)
名作「星の王子さま」で有名なフランスの作家、サン=テグジュペリさんの言の葉ながやき。
我を忘れ、時間を忘れて、夢中になって何かに取り組んだこたぁないかよ?
そん時の感覚を思い出してみろうや。
そん時おまさん自身は、おまさんの肉体でものう、心ですらのうて、その行為そのものになっちょったがやないかよ?
もしそんな体験があるとしたら、きっとその行為は、おまさんのライフワーク、天職、使命につながることのはずながよ。
人間は肉体やない、心やらあて巷じゃあよう言われるけんど、ホンマは心ですらのうて、もしかしたら「人間は行為そのものや」っちゅうんが真理に近いがかもしれんがやき。
何もかんも全てが消し飛んで、行為そのものになれるような、そんな何かを見つけることができりゃあ、それこそがおまさんがこの世で成すべき使命であり、生まれてきた意味であり、そしてその行為を成すことこそが、「行為そのもの」であるおまさんにとっての最高の幸せやっちゅうことながぜよ。