2015年11月29日

幸せの言の葉〈956〉

「目指す港がないような航海をしよったら、どんな風が吹いたち助けにならんぜよ。」(ミシェル・ド・モンテーニュ)


16世紀フランスの哲学者でありモラリストの、ミシェル・ド・モンテーニュさんの言の葉ながやき。


もし、何の目標も目的も夢もないまんま人生を過ごしゆう人がおるとしたら、そりゃあ目指す港がないような航海とおんなじやっちゅうことながよ。


船で航海に出る時に、目指す港を決めんまんま航海に出たらどうなるかっちゅうたら、そりゃ漂流して難破するに決まっちゅうがやき。


ほいたら人生やち、何の目標も目的も夢もないまんまやったら、漂流して難破してしまうっちゅうことながよ。


さらにモンテーニュさんが、「目指す港」と表現しちゅうがは、より明確な目標や目的や夢を持ちなさいと言いたいがやないろうか。


これが「目指す国」やったら、たとえば「アメリカを目指す」っちゅうたち、西海岸のロスアンゼルス港を目指すがと、東海岸のニューヨーク港を目指すがじゃあ、方向性は大きゅう違うてくるがやき。


「目指す国」やのうて「目指す港」と明確にしちょかにゃあ、どんな風が吹いたら助けになるかが分からんっちゅうことながよ。


人生も、より明確な目標や目的や夢を持っちょりゃあ、世の中に何かの風が吹いてきた時に、その風が追い風になるか向かい風になるかに気づくことができ、スッと対処することができるっちゅうことながやき。


世の中の風に乗ることができりゃあ、目標や目的や夢の実現は、より早うより確実になるっちゅうことながぜよ。


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