

入り口を入ってすぐにゃあ、9蔵元の「しぼりたて」と「飲み比べセット」のディスプレーが、バッチリ飾られちょったがよ。


さて、ワシゃあ13時過ぎばあにうかごうて、ちくと事前にいろいろ打ち合わせらあをさいてもうたがやき。
13時半にゃあ、ライターの方とカメラマンの方がいらっしゃり、早速撮影&取材の開始ながよ。
記事が掲載されるがは女性向けのコーナーで、女性が自宅で簡単に美味しいお燗がつけられるようになるっちゅう内容やっちゅうことで、「宝」の女性スタッフの方に撮影協力してもうたがやき。
美味しいお燗のつけ方は、1つだっけやのうて、いろいろあるけんど、ワシがお薦めするがは、一番簡単で最も失敗が少ない「湯煎燗酒」の方法ながよ。


まず鍋に水をタップリ入れて、コンロにかけて沸かすがやき。
こん時に、絶対に沸騰させんと、60℃ばあのところで火を止めるがよ。
1気圧の時、水は100℃で沸騰し、アルコールは78.3℃で沸騰するがやき。

ほんじゃき、湯煎する場合のお湯は、80℃以下にするががポイントやけんど、ご家庭に温度計がない場合、80℃っちゅう温度やと指をつけることもできんき見極めが難しいがよ。
これが60℃やったら、温度計がのうたち、少し泡が出て水面がゆらめいてきた頃がその温度やし、指をつけてみて「アツッ!」っちゅうあたりがその温度やき、見極めが簡単ながやき。
さらに日本酒は、通常55℃を超えたら酒のアルコール分が鼻を刺すき、55℃以上にゃあせん方がえいがよ。
ちゅうことで、鍋のお湯の温度は60℃がお薦めっちゅうことながやき。
ほんで、徳利にお酒を入れて、火を止めた60℃の鍋で湯煎するがやけんど、お湯につけた時の水面あたりまでお酒を徳利に入れるがも、ちょっとしたコツながよ。
ほんで、ぬる燗(40℃程度)がお好みやったらお湯につけてから1分程度、徳利の底を触ってみて、割と熱いにゃあと感じる程度で引き上げりゃあ、だいたい43℃ながやき。
上燗(45℃程度)がお好みやったら、お湯につけてから70秒程度で、徳利の底を触ってみて、けっこう熱うて、これ以上熱いと2〜3秒も触っておれんっちゅうあたりが、だいたい48℃ながよ。
注意点は、ぬる燗(40℃程度)で飲みたい場合、口に含んだ時の温度が40℃前後やっちゅうことやき、40℃に沸かしたら温度が低すぎるがやき。
沸かす時にゃあ43℃ばあを目安にすりゃあ、徳利からお猪口に注いで口に含んだ際に、最初は41℃ばあで、徳利を飲み干す頃の温度が38℃ばあになるようにするがが理想的やっちゅうことながよ。
ちなみにお燗は、健康にもこぢゃんとえいがやき。
まず、冷たいお酒やと胃への刺激が強いけんど、温かいお酒やと胃にやさしいがよ。
さらに、冷たいお酒はアルコールが回るがが遅いき、ついつい飲み過ぎてしまいがちながやき。
これが温かいお酒やと、すぐにアルコールが回るき、飲み過ぎることがないし、醒めるがも早いっちゅうことながよ。
また、お燗にするとお酒がどう変化するかっちゅうことやけんど、お酒の甘味は、温度が上がりゃあ大きゅうなり、下がりゃあ小そうなるがやき。
また、酸味の強さは温度じゃあ変わらんけんど、温度が高いと膨らみに感じ、低いと爽やかに感じるがよ。
また苦味は、温度が高いとコクに感じ、低いとクレソンみたいな味に感じるがやき。
またアルコール分は、温度が高いとよりキレを感じるようになるがよ。
今回は、昨年の日経新聞「NIKKEIプラス1」の「何でもランキング」のコーナーで、お燗酒ランキングにて、きもとや山廃や熟成純米らあの強豪がひしめく中、本来お燗にゃあフリな超辛口タイプでありながら第2位に輝いた、「船中八策」(超辛口・純米酒)を使わいてもうたがやき。

このお酒は、ぬる燗(40℃程度)か、上燗(45℃程度)がお薦めながよ。
それっばあに温めりゃあ、まず甘味は強う感じ、膨らみも増し、後口のキレの良さも増すがやき。
ほんじゃき、新鮮魚介の美味しさを引き出す効果は絶大やき、温かい魚介料理らあと合わせると最高ながよ。
ちゅうことで、お燗酒に合う料理を3品、「宝」の料理長さんに作っていただいたがやけんど、そりゃあ以下の3品やったがやき。


●ブリの照り焼き柳川風(卵とじ)

●風呂吹き牡蠣大根

●豚肉のガリ巻き焼き

撮影も取材も終わってから、ライターの方とカメラマンの方と3人で、これらあのお料理と「船中八策」のぬる燗(40℃程度)を合わせていただいたがやけんど、そりゃあもう「くぅぅ〜〜!タマラン!!」っちゅうばあ、全身に沁みるばあ、絶品やったがよ。

15時過ぎばあにゃあ終了し、ワシゃあ高知に帰るべく、羽田空港に向こうたがやき。
ライターさん、カメラマンさん、そして「宝」の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社