「ワシらあは、不必要なもんだけが必需品である時代に生きちゅう。」(オスカー・ワイルド)
19世紀最大の芸術家とも言われた、アイルランド出身の劇作家、オスカー・ワイルドさんの言の葉ながやき。
ワシらあの周りにゃあ、とにかくモノや情報が、山のようにあふれかえっちゅうがよ。
あふれかえっちゅうそれらあのモノや情報は、生活のために、仕事のために、生きていくために、あたかも必需品であるかのように思われるがやき。
けんど、いっぺんちくと時間をとって、自分の心の奥底にある真の自分自身と向き合うて、真摯に対話し、じっくり深うに考えてみろうぜや。
そんなにたくさんのモノが、そんなにたくさんの情報が、ほんまに必要ながやろうか?
さらに言やあ、モノや情報が、ほんまに必需品ながやろうか?
そうやって深いところまで思いを馳せていきゃあ、モノや情報は所詮ただのモノや情報に過ぎんがやき、ほんまの必需品やあないっちゅうことに気づくがよ。
ワシらあにとってほんまに必要不可欠な必需品は、「悦び」やとか、「勇気」やとか、「愛」やとか・・・そういう目にゃあ見えんもんながやき。
モノや情報は、そういう目にゃあ見えん、ほんまに必要不可欠な必需品のために、活用するために存在するもんやっちゅうことながぜよ。