「何をしよったち、自分のすべてをそこに注ぎ込むことを決意しなさいや。おまさん自身の全体重をそこに投げ入れることを。」(オリソン・スウェット・マーデン)
成功者のインタビュー雑誌「SUCCES」の創刊者で、「成功哲学の父」とも呼ばれるアメリカの実業家、オリソン・スウェット・マーデンさんの言の葉ながやき。
あんまり重要やない仕事やからっちゅうて、それを片手間でやったり、手抜きをしたりしよったら、そういうクセがついてしまうがよ。
重要やないと思えるような仕事にやち、「自分のすべてをそこに注ぎ込むこと」ができりゃあ、そりゃあ重要な仕事になるがやき。
たとえば「電話の取りつぎ」ひとつやち、一言二言会話を交わすだけやち、相手を感動させることができるがよ。
何か別の仕事をしゆう最中に、電話がかかってきたとしょうか。
受話器を取った時に、その仕事を気にしもって「心ここにあらず」で電話に出てしもうたら、「自分は他の仕事で忙しいに、しょうがのう電話に出ました」っちゅう雰囲気が、電話口から相手に暗に伝わってしまうもんながやき。
一方、電話を取った瞬間に、いまやりゆう仕事のこたぁ一旦頭の中から取り出して横に置いちょいて、「いまここ」の電話のことだっけに集中し、「自分のすべてをそこに注ぎ込むこと」ができりゃあ、たった一本の電話で交わす一言二言の会話でやち、相手を感動させることができるっちゅうことながぜよ。