「人のホンマの価値っちゅうんは、その人自身から見出だすこたぁできんがよ。そりゃあ周囲の人々の表情や雰囲気の中に、ありありと浮かびあがってくるもんながぜよ。」(アルベルト・シュバイツァー)
ドイツ出身のフランス人哲学者・神学者・医者で、ノーベル平和賞も受賞されちゅう、アルベルト・シュバイツァーさんの言の葉ながやき。
人のホンマの価値っちゅうんは、どんなもんがあるがか考えてみりゃあ、そりゃあ目にゃあ見えんもんばっかしながよ。
愛情深さであったり、器の大きさであったり、志の高さであったり、あるいは自分の得意とすることで周囲を幸せにしょうとする想いの強さであったり・・・どれもこれも目にゃあ見えんもんばっかしながやき。
ほんじゃき、その人個人を眺めてみたち、見出だすこたぁなかなか難しいがよ。
けんど、その人の周りにおる人々の表情や雰囲気らあを観察してみりゃあ、その人がいかに愛情深いか、いかに器が大きいか、いかに志が高いか、あるいはいかに周囲を幸せにしょうとする想いが強いからあが、そん中にありありと浮かびあがってくるもんながやき。
結局、人のホンマの価値っちゅうんは、人と人との人間関係の間に生まれ出るもんながよ。
ほんじゃき、人のことを「人間」っちゅう言葉で表すがぜよ。