
この講座は、ソムリエ・きき酒師でトータル飲料コンサルタントの友田晶子(http://www.akikotomoda.com/)さんが講師を担当されちょって、その最終回にゃあ是非蔵元さんと一緒にその蔵のお酒を楽しみもってお話しを聞ける機会を設けたいっちゅうことで、毎年ワシに依頼がありゆうがよ。
ちゅうことで、毎年「宝」にて開催されゆうがやけんど、今年は友田さんからのたっての希望で、メインイベントとして「袋吊り今搾り」を依頼されたき、まずはそのセッティングをしに来たがやけんど、滴り落ちるお酒を下で受ける「受け樽」を送り忘れてしもうちゅうことが発覚したがやき!
一瞬焦ったけんど、お店にある陶器とボールを使うことで何とかなったき、まっことホッとしたがよ。
ちなみにこの「袋吊り今搾り」、酒税法違反にならん方法で搾りよりますきに、その点はご了承くださいや。
「袋吊り今搾り」もセッティングし、布で覆い隠し、その他の準備も万端となったがやき。


18時過ぎにゃあ「東京芸術学舎」の事務局の方が来られ、ちくとご挨拶さいてもうたがよ。
ほんで早くもボチボチ、遠方からの生徒さんらあがいらっしゃりだいて、19時過ぎにゃあ友田さんも来られたがやき。

開会時間の19時半にゃあ、日本酒講座の生徒さんらあも集まられ、ワシと友田さんと事務局の方を含め、全20名での楽しむ会のスタートながよ。
まずは友田さんから開会のご挨拶。

続いてはワシから、ちくと司牡丹の歴史と由来らあについて、お話しさいてもうたがやき。
ほんで、乾杯酒の「司牡丹・封印酒」が配られ、友田さんのご発声で乾杯し、宴席のスタートながよ。

★乾杯酒:「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)
このお酒のフルーティな香りとスムースな飲み口に、皆さんニッコリご満悦の表情やったがやき。
お次はスペシャルな前菜とお酒のセットながよ。
何と「宝」蔵9社の日本酒と、その9社の地域のご当地珍味9品を、合わせてお楽しみいただこうっちゅう趣向ながやき。
これにゃあ皆さんも大感激ながよ!
★「宝」蔵9社の「猪口九セット」
・「大山・十水」(特別純米酒)〈山形〉
・「浦霞・純米酒」(純米酒)〈宮城〉
・「開華・黒瓶」(純米吟醸酒)〈栃木〉
・「久寿玉・飛弾の辛燗」(特別本醸造酒)〈岐阜〉
・「白嶺・香田」(特別純米酒)〈京都〉
・「春鹿・超辛口」(超辛口・純米酒)〈奈良〉
・「嘉美心・渚の歌」(特別純米酒)〈岡山〉
・「司牡丹・船中八策」(超辛口・純米酒)〈高知〉
・「西の関・手造り純米」(純米酒)〈大分〉

●珍味:「宝」蔵9社のご当地珍味「九皿セット」
・「梵天茄子糀漬け」〈山形〉
・「炙り笹かま」〈宮城〉
・「生湯葉」〈栃木〉
・「赤カブ漬け」〈岐阜〉
・「オイルサーディン」〈京都〉
・「奈良漬けクリームチーズ」〈奈良〉
・「牡蠣のコロコロ煮」〈岡山〉
・「青ノリ入り出汁巻玉子」〈高知〉
・「りゅうきゅう」〈大分〉

お猪口だけやちここで180個(20×9)も使うき、なかなか準備も大変ながやけんど、日本酒の地域性をお楽しみいただくにゃあ、まさに持ってこいのセットの組み合わせながやき。
それぞれのお酒とそれぞれのご当地珍味を合わせてお楽しみいただき、会場は一気に大盛り上がりになったがよ。

ほんで、アチコチからワシに対しての、いろんな質問も出始めたがやき。
★「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)
●お造り:生カツオの塩タタキ 熟成ウツボの薄造り
続いては、「仁淀ブルー」とカツオのタタキ&ウツボの薄造りの組み合わせながよ。

このお酒の一回のみの火入れによって生まれる、柑橘類を彷彿とさせるほのかな酸をしのばせた味わいが、抜群の爽やかさを感じさせ、鮮度ピチピチのカツオの赤身の旨みと、コラーゲンプリップリでフグを凌駕する食感と白身の旨みを、いずれも下から支えるようにして、ワンランク押し上げてくれるがやき。
その絶妙な美味しさに、アチコチから感嘆のため息が漏れよったがよ。
ほんで、ちくと盛り上がった後は、いよいよこの日のメインイベントながやき。
まずはワシから、「袋吊り搾り」っちゅう搾り方がいかに貴重かについて、ちくと解説さいてもうたがよ。

ほんで、実はその貴重な搾りを、今この場で「今搾り」しよりますっちゅうて覆い隠しちゅう布を取り払やあ、皆さんの目の前に「袋吊り今搾り」が出現したがやき!
「おお〜っ!!」っちゅうドヨメキが起こり、一斉にカメラのシャッターを押しまくりとなり、その後はグラスを片手に大行列となったがよ。


★特別出品:「司牡丹・純米酒・袋吊り今搾り」(純米薄にごり生原酒)
●焼物:長太郎貝と春野菜の土佐焼き(酒盗風味)

このお酒のピッチピチの生命力あふれる美味しさが、まさに春先にふさわしい絶妙な美味しさで、皆さん大感激で、アチコチから「美味し〜い!」っちゅう感動の声があがりまくになったがやき。
さらに、酒盗風味の長太郎貝と春野菜の焼物のこれまた春らしい旨みと合わせていただきゃあ、もはや杯も箸も止まらんなる美味しさながよ。
さらにさらに、「司牡丹・食べる酒粕」も出され、これまたお酒も料理も交互にやりゃあ止まらんなって、会場全体が一気に幸せ感があふれ出しだいたがやき。
★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)
●強肴:新筍の木の芽味噌和え(竹皮盛り) チャンバラ貝の旨煮 トンゴロイワシの唐揚げ 森国の釜揚げしらす卸し

続いては、司牡丹最高ランクの大吟醸と、これまた春らしい強肴の組み合わせながよ。
まずはこのお酒のこぢゃんと華やかな香りと深い味わいの絶妙なバランスと後口の膨らみの見事さに、アチコチから感嘆のため息が漏れたがやき。
さらに、春らしい強肴ともにやりゃあ、もはや皆さん、満面全身至福の表情となり、会話も一層盛り上がること、盛り上がること!
その後、ワシから再び「袋吊り今搾りの中身をこれから空けて、トロットロのもろみ酒をご堪能いただきます!」っちゅうて、袋の中身をトロリと出しゃあ、またまた皆さん、カメラのシャッターを押しまくりとなったがよ。

ほんで再び、グラスを片手に大行列となったがやき。
★特別出品:「司牡丹・純米酒・もろみ酒」(純米にごり生原酒)
●揚物:四方竹の薩摩揚げと長芋の蕗味噌焼き

フレッシュピチピチで生命力あふれ、かつトロリと濃厚なコクを持つこのお酒の食感と味わいに、皆さん大悦びで、次々とおかわりが来たがよ。
さらにそのフレッシュピチピチ感がこの料理の中の蕗味噌のほろ苦みと、トロリとした濃厚なコクが揚物の脂分と、見事なバランスで調和するがやき。
★「かまわぬ」(山廃仕込純米酒)
●主菜:龍馬の愛した軍鶏鍋(軍鶏すき) 仁淀川山椒添え


お次は高知県唯一の山廃純米の絶妙なぬる燗と、この日のメインの軍鶏鍋との組み合わせながよ。
このお酒の独特の上品な酸味と、幅があり膨らみがあるコクが、濃厚な軍鶏すき鍋の風味とバッチリで、かつ後口は心地ようキレるもんやき、これまた杯も箸も止まらんなるがやき。
皆さんも、ガンガン飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がり、もはや大宴会のフルオーケストラ状態となったがよ。
さらにここで、土佐のお座敷遊び、「可杯」のご披露ながやき。
ワシの音頭で「ベロベロの神様」の唄が歌われ「可杯」遊びが行われ、アチコチにベロベロの神様が降臨し、バカウケの大盛り上がりで、もはやその盛り上がりっぷりはリオのカーニバル並みとなったがよ。




●食事:玉丼または〆うどん
〆の食事は、軍鶏すき鍋の残った出汁を使うた玉丼かうどんで、皆さんそれぞれの希望の〆を注文され、幸せいっぱいの笑顔の花が咲きまくりとなったがやき。
★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:柚子シャーベット

ラストのデザートは、「山柚子搾り」と柚子シャーベットながよ。
この清々しいばあ爽やかさなデザートとデザート酒に、これまた皆さん大悦びやったがやき。
こうして22時過ぎばあにゃあ、無事大団円のお開きとなったがよ。
「東京芸術学舎・日本酒講座」の生徒の皆さん、そして友田さん、まっことありがとうございましたぜよ!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を以下にご紹介さいてもうて、本日のブログを締めさいていただきます。
●想像以上のお酒とお料理でびっくりしました。どれもおいしくて大満足です。
●社長の通る声が素晴らしい!土佐の清流に行きたい!袋吊りに感動しました!
●とにかく社長のパワーがスゴイ!400年の歴史と新しい風を感じるトークとお人柄。楽しい会でした。
●楽しーい!たけむら社長、大好き〜!!
●マリアージュが楽しかったです。
●最高!!
●初めての経験でした。たくさんのお酒と肴の組み合わせと、お座敷遊び・・・楽しかったです。とっても!!字が酔ってますね。
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司牡丹酒造株式会社