3月26日(土)は、【土佐料理 祢保希(ねぼけ)・赤坂店×司牡丹】「春宵の宴」が開催されたがやき。
まずはワシゃあ16時半ばあに、「土佐料理 祢保希・赤坂店」(http://www.kazuoh.com/)さんにうかごうたがよ。
ほんで、清水店長さんらあと、グラスやらお酒の順番らあについての打ち合わせをして、「袋吊り今搾り」のセッティングをしたがやき。
この「袋吊り今搾り」、酒税法違反にならん方法で搾りゆうきに、その点はご了承くださいや。
セッティングが終わった「袋吊り今搾り」は、お客様から見えんように隠さいてもうたがよ。
さて、土佐漆喰の雄壮な龍が飛び出してきそうな白壁の部屋にて、30名のお客様を集めての宴席のセッティングもバッチリ終わった頃、ぼちぼちお客様が集まられだいたがやき。
18時にゃあ、清水店長さんの司会にて、いよいよ開会ながよ。
まずは「土佐料理 祢保希」加寿翁コーポレーションの竹内社長さんから、開会のご挨拶。
ほんで、竹内社長さんからワシのご紹介があり、続いてはワシからのご挨拶ながやき。
ワシからいろいろ司牡丹のご紹介らあをさいてもらいゆう間に、乾杯酒が皆さんのグラスに注がれ、ワシの発声にて乾杯し、宴席のスタートながよ。
★乾杯酒:「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)
●先付:喜界島の胡麻を使した春野菜の白和え
乾杯酒の「封印酒」の華やかな香りとやわらかな飲み口に、アチコチから「美味し〜い!」っちゅう感嘆の声があがったがやき。
ほんで、白和えのナチュラルで芳ばしい味わいが、見事にこのお酒と引き立て合うて、お互いの美味しさが倍増ながよ!
★「船中八策・薄にごり生酒」(超辛口・薄にごり純米生酒)
●前菜:自家製からすみ 鰹共和え うぐいす豆煮こごり 桜鯛と菜花の昆布〆 メシイカと竹の子木の芽味噌
お次は、「船中・薄にごり」と「前菜」の組み合わせながやき。
どの前菜も、日本酒との相性バッチリの酒肴だらけで、箸も杯も止まらんなるがよ。
特に、鰹の刺身をサイコロ状に切ったもんと酒盗(鰹の内臓の塩辛)を和えた「鰹共和え」がまっこと絶品で、しかもこりゃナンボやちお酒が飲めてしまいそうな、珍味中の珍味やったがやき。
さて続いては、この日のメインイベントながよ。
ワシから、日本酒の搾り方にゃあいろいろあって、究極の搾り方が「袋吊り搾り」やっちゅうて、いかに貴重な搾り方かの説明らあをさいてもうたがやき。
ほんで、実はそれを今ここでやりよりますっちゅうて、「袋吊り今搾りの登場です!」っちゅうて、隠しちょった衝立と布を取り払うたがよ。
貴重な「袋吊り今搾り」の登場に、会場にドヨメキが走り、皆さん一気に写真を撮りまくりになったがやき。
その後は、当然のごとく皆さん、グラスを片手に行列となり、ワシがその「今搾り」を注がいてもうたがよ。
★特別出品:「司牡丹・純米酒・袋吊り今搾り」(純米薄にごり生原酒)
●椀物:地蛤真丈潮汁
一口飲まれた皆さんは、そのフレッシュピチピチのフルーティな香りと生命力あふれる味わいに、大感激の満面笑顔になられちょったがやき。
さらに椀物の蛤の旨みと真丈のやわらかな風味が、この酒と見事に融合し、旨いこと旨いこと!
宴席は一気に和気藹々の大盛り上がりとなったがよ。
★「船中八策」(超辛口・純米酒)
●造り:朝獲れ天然石鯛の焼き霜造りとイワシクジラ尾の身の造り
お次は、新鮮魚介の美味しさを引き出す効果が絶大の大定番、レギュラーの「船中八策」とお造りの組み合わせながやき。
まず天然石鯛の焼き霜は、皮と身の間の旨みが絶妙で、それだけやち絶品やったがやけんど、このお酒がさらに出汁のようにその美味しさを下から押し上げ、ワンランクアップさいてくれるがよ。
またクジラの一番の絶品部位の尾の身は、霜降りの赤身と脂の旨みがトロットロで、これがタマルカっちゅうばあ旨みタップリで、この酒がその後口をこぢゃんと心地よう流してくれるがやき。
ほいたら交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなるがよ!
★「司牡丹・天香国色」(金賞受賞・大吟醸原酒)
●焼肴:桜鯛けんちん焼 蕗味噌ソース
続いては、金賞受賞の大吟醸の登場で、その風格ある華やかな香りと比類無いばあまろやかに膨らむ味わいとの至高の調和に、皆さん大感激ながやき。
桜鯛を野菜やら銀杏やらいろんなもんと一緒に豆腐で巻いて焼いた「けんちん焼き」の深い旨みに、蕗味噌のほのかな苦みが加わり、絶品となったこの料理の品格が、このお酒と合わせることにより、さらにアップしたかのような美味しさやったがよ。
★「かまわぬ」(山廃仕込純米酒)〈常温〉
●中皿:炭と藁焼き鰹と土佐和牛のカルパッチョ
続いての、炭と藁で焼いた鰹と土佐和牛のカルパッチョは、これまた旨みタップリの美味しさで、そこに高知県唯一の山廃仕込み「かまわぬ」の常温を合わせりゃあ、お酒の酸味と旨みが加わり、お互いの相乗効果で美味しさが口中で膨らみまくること!
さらにお次は、メインイベントの第二弾、「袋吊り今搾り」の袋の中身を空けて、トロットロの「もろみ酒」を楽しんでいただくがやき。
またまた皆さん、写真を撮りまくり、グラスを片手に行列ながよ。
★特別出品:「司牡丹・純米酒・もろみ酒」(純米にごり生原酒)
●煮物:飯蛸 ふかひれ餡
「もろみ酒」のトロットロの旨みと、煮物の餡のトロットロの旨みが、見事にマッチして、これまた絶品の組み合わせやったがやき。
★「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)
●酢物:クジラの本皮とタラの芽の黄味辛子掛け
続いては、「仁淀ブルー」と「酢物」の組み合わせながよ。
このお酒の柑橘類を彷彿とさせるほのかな酸をしのばせた、清流を想わせる爽やかな淡麗辛口の味わいが、クジラの本皮の旨みとタラの芽のホロ苦さらあをやわらかに包み込んだ酢物の美味しさと、絶妙なバランスでマリアージュするがやき。
ここに至りゃあ、もはや皆さん立派な酔っぱらい状態で、会場全体もワイワイの大盛り上がりとなったがよ。
●食事:桜鯛ロースト 鯛出汁稲庭うどん
お次のお食事は、天然朝獲れの桜鯛の中骨を焼いた旨みがタップリ沁み出した出汁と桜鯛そのものの旨みが、まっこと絶品やったがやき。
お腹いっぱいやに、この出汁をオカワリしとうなったばあ、こぢゃんと美味しかったがよ。
★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:小夏 文旦ジュレ いちご
〆は、デザート酒の「山柚子搾り」と甘味ながやき。
ナチュラルな果物の甘味と酸味が、このリキュールの爽やか甘味と酸味と、ベストマッチやったがよ。
ほんで、料理長さんが登場され、この日の料理の解説をしてくださり、拍手喝采やったがやき。
こうして21時前ばあにゃあ、竹内社長さんの中締めのご挨拶にて、大団円のお開きとなったがよ。
皆さん、満面全身ニコニコ笑顔満開の、ちくと千鳥足で、大満足にて帰路に尽かれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、そして竹内社長さん、「祢保希」さんの皆さん、まっことありがとうございました!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を以下にご紹介し、本日のブログを締めさいていただきますぜよ。
●初体験でした。お料理と日本酒のハーモニー。絶妙でした。
●すばらしい。
●食事とお酒が合うという感覚が、良く体感できました。
●日本酒と料理のマリアージュが大変勉強になった。
●飲みくらべをさせていただき、違いが分かり良かったです。
●大満足です!!
●お酒とお料理を一緒に味わう楽しさを再確認いたしました。
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司牡丹酒造株式会社