2016年04月03日

幸せの言の葉〈991〉

「ワシがやろうとしゆうがは、難儀なことながやき。けんど、難儀がなけりゃあ男の道じゃあないがぜよ。」(オヴィディウス)


古代ローマの詩人、オヴィディウスさんの言の葉ながよ。


難儀なことから逃げやあせんかよ?


難儀なこたぁ、そりゃあやっぱし難儀なき、つらいことや苦しいこと、シンドイことや面倒なことだらけながやき。


かとゆうて、難儀なことから逃げてばっかしやったら、一体何のための人生ながやろうか?


そんなツマラン一生で、ホンマにえいがかよ?


難儀なことに果敢に挑戦する中にこそ、ホンマの悦びや楽しみがあり、人生は光り輝くもんながよ。


たとえ、その難儀な挑戦が達成できんかったとしたち、その道のりの中で光り輝いたおまさんの人生は、決して輝きを失うもんやないがやき。


「ようあんな難儀なことに挑戦した!」


「難儀な目標を達成はできざったけんど、その生きざまは素晴らしかった!」


「アイツの達成できざった難儀な目標は、後に続くもんに立派に受け継がれていくろう!」


自分の葬式の時に、参列者の人々からそんなふうに語られてこそ、男の道であり、男冥利に尽きるっちゅうもんやないかよ?


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