「常の勝敗は現在ぜよ。」(山鹿素行)
山鹿流兵法や古学派の祖として知られ、吉田松陰さんらあに影響を与えた、江戸時代前期の儒学者・軍学者である、山鹿素行さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、要するに「すべての勝敗は、今この時に何をするかで決まる」っちゅう意味ながよ。
試験やち、受験やち、就職やち、ビジネスやち何やち、人生における勝負の時、その勝敗は何によって決まるかっちゅうたら、現在、今この時何をするかで決まるっちゅうことながやき。
そりゃあ、翌日からやない、1時間後からやない、1分後からやない、1秒後からでもない、たった今この瞬間に何をするかで決まるがよ。
試験やち、受験やち、就職やち、ビジネスやち何やち、人生における勝負の時、たとえそれが1分1秒後からやったとしたち、今この瞬間やのうて後から準備やら対策やらをしょうと考えた瞬間に、負けが決まるっちゅうことながやき。
つまり、ほんのチビッとやち、面倒くさいことは先延ばしにしょうと思うてしまうその心根が、負け戦を呼び込んでしまうっちゅうことながよ。
考えるよりか先に、身体や心が反応し、今この瞬間に動いてしまうばあやなけりゃあ、勝負にゃあ勝てんっちゅうことながぜよ。