4月16日(土)は、山梨市の「和菜屋 宴(わさいや えん)」(山梨県山梨市小原西1073-2 TEL:0553-23-3615)さんにて、『司牡丹のお酒と「和菜屋 宴」の料理を楽しむ会・第10回』が開催されたがぜよ。
こちらのお店を経営されゆう中嶋公人さんは、若い頃に司牡丹を飲んで、初めて日本酒のおいしさに目覚めたっちゅう方ながよ。
ほんで、自分がお店を持ったら絶対に司牡丹をメインに扱いたいと決めちょったっちゅうがやき。
その後、10数年ばあ前に山梨市でお店を開かれ、今やなかなか予約が取れんばあの大人気店になっちゅうに、初心を忘れんと司牡丹をメインに10数アイテムも常に置いてくださっちゅうがよ。
日本中、いや世界中探いたち、これほど司牡丹のアイテムが揃うちゅう飲食店は他にないろうき、まっこと蔵元冥利に尽きる、こぢゃんとありがたいことながぜよ!
そんなお店が、9年前に初めて「司牡丹を楽しむ会」を開催され、ワシも参加さいてもうたがやき。
それ以来、毎年春に開催(一昨年のみ秋に開催)してくださりよって、今年は遂に第10回目っちゅう節目の開催になるがよ。
さて、ワシがお店に到着したがは17時ちょい過ぎばあ。
会の名前を書いた貸し切りの看板が入口前に掲示されちょって、10回記念のお祝いの生花も美しゅう飾られちょったがやき。
まずは中嶋さんご夫妻にご挨拶。
お店のセラーにゃあ、いっつも通り充実の司牡丹ラインナップがズラリながよ!
また、今回は第10回の記念っちゅうことで、鏡開きも用意していただいたがやき。
ステンレス桶入りのレンタルの鏡開き樽やき、中身は「船中八策」(超辛口・純米酒)の1升瓶を5本分入れて準備さいてもうたがよ。
打ち合わせらあをしよったら、コーヒーとデザートが出され、ご馳走になったがやき。
美味しかったがやけんど、なかなかボリュームのあるデザートやって、ちくとお腹がはってしもうたがよ。
さて、ぼちぼちお客様が集まられだいて、見た目も春らしい前菜の「春菜」6種盛りも出され、19時ばあにゃあ満席31名(ワシを含め32名)のお客様がお越しになり、いよいよ開会ながやき。
まずは中嶋さんのご挨拶。
今回は10回目の開催やっちゅうことで、10種類の司牡丹を用意さいてもうたき、タップリご堪能くださいっちゅうご挨拶やって、拍手喝采やったがよ。
続いてはワシの挨拶と乾杯ながやき。
乾杯のお酒は、昨年末にチビッとだっけ出荷された希少酒を中嶋さんがキープされちょったっちゅう、「司牡丹・純米大吟醸・隠し酒」(純米大吟醸酒)ながよ。
その華やかな香りと美しい味わいに、あちこちからため息が漏れよったがやき。
さらに、そのすぐ後に、10回目のお祝いっちゅうことで司牡丹から寄贈さいてもうた、まだ発売されてない貴重な大吟醸の登場ながよ。
このお酒は、今年の全国新酒鑑評会に出品したそのものの最高ランクの大吟醸で、最高位金賞を受賞する予定の「司牡丹・黒金屋」ながやき。
本来やったら5月末に金賞が発表になってから、6月に発売される予定の大吟醸酒の、禁断の早出しながよ!
ワシからそんな説明をさいてもうて、「そんな金賞予定酒の入場です!」っちゅう合図と共に、「酒仕込み歌」のBGMが流れ、スタッフの方々がそのお酒を持って入場されたがやき。
お客様も皆さん、万雷の拍手で迎えてくださったがよ。
ワシも1本受け持って、お客様に注いで回らいてもうたがやき。
その天にも届くかと思うばあの華やかな香りと、やわらかで深く心地えい味わいの絶妙なバランスに、皆さん大感激やったがよ。
ちゅうことで、この日の宴のお酒とお料理の組み合わせは、以下の通りやったがやき。
★乾杯:「司牡丹・大吟醸・隠し酒」(純米大吟醸酒)
★特別寄贈酒:「司牡丹・黒金屋」(大吟醸原酒・発売前酒)
★「司牡丹・立春朝搾り」〈平成27BY〉(純米吟醸薄にごり生原酒)
●春菜:
・菜の花の胡麻和え
・南京胡麻豆腐 美味出し
・葉山葵醤油漬け
・春菊・人参・椎茸白和え
・甘鯛・焼き葱醤油マリネ
・里芋水晶・桜大根
まっことどの春菜もおいしゅうて、酒の肴としてバッチリで、お酒が進むこと進むこと!
今年の立春の早朝に搾られた貴重な「司牡丹・立春朝搾り」を、わざわざこの日のために注文し、残してくださっちょったがよ。
このお酒の、フルーティな香りと薄にごりのやわらかな膨らみと深い味わいが、一層おいしゅう感じられるナチュラルな味付けの肴ばっかしやったがやき。
★「麗香司牡丹」(吟醸酒)
●油菜:新ジャガイモ 長葱 こごみ 椎茸
このお酒の華やかな香りとこぢゃんとスッキリの味わいが、旬の天ぷらの油分を爽やかに切ってくれ、こりゃ交互にやりゃあ箸も杯も止まらんなるがよ。
★「船中八策・薄にごり」(超辛口・純米薄にごり生酒)
●香り菜:初鰹タタキ 打ち野菜 もみじおろし ポン酢
このお酒の鮮烈な芳香と爽やかでやわらかな旨みが、鰹のタタキの旨みと見事に寄り添い合うて、互いの美味しさが倍増ながやき。
このあたりから、皆さんかなり和んできて、ワイワイに盛り上がりだいたがよ。
ほんで、このあたりで、アトラクションの鏡開きながやき。
ワシと中嶋さんと、塩山酒販の岸本社長さんと、お客様代表で飯島医院の飯島医院長さんが木槌を持ち、ワシの「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ〜!」っちゅう掛け声と共に、威勢良う鏡が開かれたがよ。
皆さん拍手喝采で、一気にヒートアップながやき。
ほんで、その樽の中に入っちゅう「船中八策」(超辛口・純米酒)をワシが枡に注がいてもうて、皆さんに枡酒を配らいてもうたがよ。
枡酒の爽やかな木の香りに、皆さん大悦びやったがやき。
★「美薫司牡丹」(純米吟醸酒)
●涼菜:冷やし茶碗蒸し
冷し茶碗蒸しのフンワリと包み込むような甘みが、このお酒の美しき薫りとやわらかな旨みで、まっこと口中に春が訪れたかと感じられるような心地よさやったがよ。
場もかなり盛り上がってきたっちゅうことで、このあたりでお楽しみ抽選会のスタートながやき。
あらかじめ参加者の皆さんに1枚ずつ引いてもうちょったメニュー表に記載されちゅう番号で、何が当たるか決まるっちゅう抽選ながよ。
全員のご参加者の皆さんに空クジなしで、土佐の高知の物産や、司牡丹のお酒らあが当たって、一気にヒートアップとなったがやき。
ちなみに高知の物産らあは、中嶋さんがわざわざ銀座の高知県のアンテナショップ「まるごと高知」に行って購入されたもんながよ。
袋の中身を空けて、皆さんこぢゃんと嬉しそうにはしゃぎよったがやき。
★「秀麗司牡丹」(純米吟醸原酒)
●変り菜:春鱒香り焼き みょうが甘酢漬け
このお酒のしっかりとした芳香と竹のようにしなやかで真っ直ぐな芯の通った味わいが、春鱒甘酢漬けの旨みとコクを、口中いっぱいに膨らまいて、豊かにたなびかいてくれるがよ。
★「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(特別純米酒)
●食菜:焼きおにぎり
〆は焼きおにぎりと味噌汁で、このお酒の旨みと優しい酸味で、美味しさの幅も一層膨らんだがやき。
中嶋さんのお料理は今年もさらに進化しちょって、どれもこれも美味しゅうて、さらにお酒にもバッチリやって、まっこと皆さん大悦びやったがよ。
★「源十(げんじゅう)」(純米大吟醸10年以上長期熟成大古酒)
10回記念の会の締め括りの10種類目のお酒は、10年以上長期熟成大古酒の「源十」っちゅう、中嶋さんの意気な計らいながやき。
そのあらゆる味わいっちゅう味わいを融かし込んだようなトロリと豊潤でナッティーな美味しさに、皆さん大感激やったがよ。
とにかく最初から最後まで、ワシもアチコチ移動しもって、いろんなお話をさいてもうて、美味しいお酒を皆さんと、足るばあ酌み交わさいてもうたがやき。
こうして22時過ぎばあにゃあ、中嶋さんからの御礼のご挨拶があり、続いて塩山酒販の岸本社長さんの中締めがあり、無事お開きとなったがよ。
帰り際にゃあ、鏡開きの残ったお酒(船中八策)を1合瓶に詰めて、お1人お1人にお土産として手渡されたがやき。
皆さんまっこと至福の全身笑顔のちくと千鳥足で(人によっちゃあフラッフラで)、帰路につかれたがよ。
ご参加いただきました皆さん、そして中嶋さんご夫妻と「宴」さんのスタッフの皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社