ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)主催の「第10回・土佐学大会」が、高知県立大学・永国寺キャンパスにて、5月8日(日)の13時半から開催されるき、今回はそのご案内ながよ。
今年の大会テーマは、「昭和南海大地震後70年 地域文化の継承を考える」っちゅうタイトルで、入場無料、申込不要、どなたやち参加可能な講演会として開催されるき、チビッとやち興味がある方は、是非皆さんお誘い合せの上、奮ってご参加いただきたいがやき。
ちなみに画像は、昨年の「第9回・土佐学大会」の際の画像ながよ。
実は今年は、昭和南海大地震の発災から数えて70年の年にあたるがやき。
ところで遅ればせながら、熊本での地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
そんな熊本での震災もあり、南海トラフ地震の危機も迫ってきゆう中で、ワシらあはどのような備えをしちょく必要があるがやろうか?
阪神淡路大震災や東日本大震災、さらに熊本での災禍を目の当たりにして、家庭内での防災グッズの備えや自主防災組織の結成など、防災・減災の観点から南海トラフ地震に備える活動はかなり活性化してきゆうけんど、それだけで十分ながじゃろうか。
東日本大震災から5年。防災や減災の手立てだけやのうて、災害からの復興に向けての備えも、同じように大切やっちゅうことがわかってきたがよ。
未曾有の災禍から立ち直るとき、地域の歴史や伝統といった地域文化こそが、大きな心の支えとなるっちゅうことながやき。
第10回の記念となる平成28年度の土佐学大会じゃあ、「昭和南海大地震後70年 地域文化の継承を考える」をテーマに、少子高齢化や過疎化が全国に先行して進みゆう高知県にあって、震災からの復興を視野に入れてワシらあが今何をしちょくべきかについて、考えたいがよ。
まず、メインの講演は、高知大学名誉教授の鈴木堯士先生による、「寺田寅彦の知見に学ぶ」ながやき。
高知県出身で、「天災は忘れた頃にやって来る」で有名な寺田寅彦先生は、天災についての様々な警句や知見を残されちょって、そこにゃあ現代のワシらあが大いに学んじょかにゃあイカンことが山のようにあるがよ。
続いては、高知県立高知城歴史博物館学芸員の田井東浩平さんの、「災害から地域資料を守る−事前の備えと被災時の対応」ながやき。
また、当協会理事の清原泰治先生の「地域文化による震災復興」じゃあ、地域文化や地域の祭りらあのコミュニティが、震災復興の際にいかに大きな力や支えになるかっちゅう事例を、紹介していただけるがよ。
是非、多くの皆さんのご参加をお待ちしちょりますぜよ!
【第10回「土佐学大会」スケジュール】
●日時:2016年5月8日(日)13:30〜
●場所:高知県立大学・高知工科大学 永国寺キャンパス 地域連携棟2階 B207教室
※地域連携棟は、現在工事中の区画の道路を挟んで南側の大学会館裏の4階建ての建物です。1階には、高知県産学官民連携センター(ココプラ)があります。
●主催:土佐学協会
●共催:高知県立大学
●参加費:無料(会員以外の方でも、どなたでも参加可能)
※但し、懇親会ご参加者は事前申込みと懇親会費(5,000円程度を予定)が必要です。
●スケジュール:
13:00〜13:30 受付
13:30〜13:45 開会・挨拶
<講演>
13:45〜14:45 鈴木 堯士さん(高知大学名誉教授)
テーマ:「寺田寅彦の知見に学ぶ」
<話題提供>
14:45〜15:15 田井東 浩平さん(高知県立高知城歴史博物館学芸員)
テーマ:「災害から地域資料を守る−事前の備えと被災時の対応」
15:15〜15:30 清原泰治さん(土佐学協会理事)
テーマ:「地域文化による震災復興」
<質疑応答> 15:30〜15:40
<休憩> 15:40〜15:50
<研究会報告>
15:50〜16:00 土佐酒学研究会
16:00〜16:10 地域文化デジタルアーカイブ研究会
16:10〜16:20 土佐の酢みかん文化研究会
<一般研究報告>
16:20〜16:40 大野加惠さん(土佐学協会理事)
テーマ:「少子高齢化と地域の祭り」(仮題)
<休憩> 16:40〜16:50
<総会>
16:50〜17:20 総会(※総会は土佐学協会会員のみ。当日入会も可能です。)
<懇親会>
18:00〜
※注意事項:講師の方以外は駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
<懇親会・事前申込み先>
〒780−8515 高知市永国寺町2−22 高知県立大学体育学研究室内
電話:080-3166-6725(清原)
E-mail:kiyohara@cc.u-kochi.ac.jp
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