「本当に黙することのできるもんだけが、本当に語ることができ、本当に黙することのできるもんだけが、本当に行動することができるがぜよ。」(キェルケゴール)
実存主義の創始者とされる、デンマークの哲学者・思想家、キェルケゴールさんの言の葉ながやき。
「本当に黙することのできるもん」たぁ、つまりは沈思黙考することのできるもん、黙ってじっくり深うに物事を考えることができるもんっちゅう意味ながよ。
それができんもんは、結局物事を表層的にしか捉えることができんもんやき、ナンボ雄弁に語ることができたとしたち、中身が薄うて内容の浅い、あるいはどっかで聞いたことがあるような借り物の言葉でしか語ることができんがやき。
さらにそういう人は、何か行動に移す時やち、ただ何とのう行動しゆうだけやき、自信を持ってシッカリと手順を踏んで力強う行動に移すこともできんがよ。
本当に人の心に響く言葉を語りたいがやったら、本当に自分の実現したい目標や目的に向こうてシッカリと行動したいがやったら、本当に黙することができにゃあイカン、沈思黙考することができにゃあイカンっちゅうことながぜよ。