2016年07月10日

幸せの言の葉〈1023〉

「旅人よ、道はない。歩くことで道は出来るがぜよ。」(アントニオ・マチャード)


19世紀から20世紀にかけてのスペインの詩人、アントニオ・マチャード(1875〜1939)さんの言の葉ながやき。


人生にゃあ道があるように思えるかもしれんけんど、実は道らあてどこっちゃあにのうて、自分の足で歩くことでのみ道が出来るがやと、アントニオ・マチャードさんは喝破しちゅうがよ。


たとえ、親や周りによって敷かれたレールの上を歩きゆうだけやと思い込んじゅう人やち、実際に歩きゆうがは親や周りやのうて自分しかおらんがやき、誰かに敷かれたレールの上を歩きゆうがやらあて、実は思い込み以外の何物でもないっちゅうことがやき。


誰の人生やち、どんな人生やち、誰かが歩いた道はその人だっけの人生の道ながやき、他の誰やち全く同じ道を歩くことらあて不可能ながよ。


つまり、誰の人生やち、どんな人生やち、実は目の前にゃあ道らあてないがやき。


自分の足で歩くことでのみ、初めて道が出来る・・・自分だっけの、過去に誰っちゃあ歩いたことのない、未来に誰っちゃあ歩くことのない、唯一無二の道が出来るっちゅうことながぜよ。


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