7月26日(火)は午前10時ばあから、司牡丹社内にて平成27酒造年度の「のみきり」やったがやき。
こりゃあ冬から春にかけて醸造したお酒の保存状態や品質をチェックするために、全てのお酒の貯蔵タンクのノミを切って(タンクの口を開けること)、ひっとつひっとつ夏場に利き酒するっちゅう、酒屋の伝統的な社内行事のひとつながよ。
「ノミ」を「きる」き「のみきり」ながぜよ。
今年は、タンク貯蔵の日本酒(普通酒10本、本醸造酒16本、純米酒25本)51本と、平成10酒造年度からの長期熟成酒用の純米大吟醸酒9本と、瓶貯蔵の日本酒(生酒、ひやおろし、吟醸酒、純米吟醸酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒など)15種類とで、日本酒合計75本やったがやき。
加えて、焼酎が28本、日本酒ベースの柚子リキュールが1本、焼酎ベースの柚子リキュールが8本やったがよ。
これらあ全てを、ワシや杜氏、醸造部社員らあの何名かで利き酒してチェックしたがやけんど、数があるだっけに、なかなかこれがシンドイがやき。
この時点での今年の司牡丹の日本酒全体の特徴は、淡麗辛口でありながら、その淡味の中に例年以上にしっかりと旨みもあり、後口も例年以上にキレ良う仕上がっちょって、まっことどの酒も品格があるっちゅう感じながよ。
特に今年は、精米歩合60%の純米酒(「船中八策」など)が、造りや搾ってから後の品質維持らあのブラッシュアップの成果もあってか、例年以上に際立って美しゅうに感じたがやき。
さらに昨年度からは、人気ナンバーワンの商品(精米歩合60%の純米酒)が、12月のボリュームゾーンに熟成感のあるタイプになることを避けるため、その12月以降分の分量をサーマルタンク3本に5℃にて低温貯蔵しちゅうがよ。
その酒についちゃあ、今回の「のみきり」じゃあ、「やや若すぎる」らあの評価が多かったがやけんど、むしろその方が良うて、これが12月頃にゃあベストの熟成具合になるっちゅう意味ながやき。
また瓶貯蔵の中じゃあ、「ひやおろし」の美味しさが、例年以上にこぢゃんと光っちょったがよ。
司牡丹の「ひやおろし」は、「司牡丹・生鮮酒〈秋〉ひやおろし純米酒」(純米酒)と、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)オリジナル商品の「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」(本醸造酒)と「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)の3商品があるがやけんど、どれもがえい具合にキレイに低温熟成しちょって、例年以上に絶品やったがやき。
秋限定の「ひやおろし」の出荷開始までは、まだ1ヶ月ちょっとあるけんど、その頃にゃあさらに味がのって、旨みもグンと増しちゅうはずながよ。
こりゃあ今年の「ひやおろし」も、出荷開始早々に完売必至やろうき、皆さん是非お早めのご注文を、宜しゅうお願い申し上げます!
ほんで、とにかく今年の司牡丹も、日本酒(普通酒・本醸造酒・純米酒・吟醸酒・大吟醸酒)にしろ、焼酎にしろ、リキュールにしろ、例年以上に「どれを飲んだちハズレがない!」と言うていただけるはずやき、皆さんも是非安心して、ガンガンお召し上がりいただけましたら幸いながぜよ!(ただし飲み過ぎにゃあ注意ぜよ!)
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司牡丹酒造株式会社