8月28日(日)は、前日に引き続き福岡で、「酒蔵レストランたから・福岡店」(福岡市天神2-2-43ソラリアプラザ7F TEL:092-741-0077)さんにて15時から、ワシの日本酒セミナーが開催されたがやき。
司牡丹営業の佐野くんも、是非参加したいっちゅうことで、2人で14時ばあに「たから」さんにうかごうたがよ。
ほんでまずは、「たから」さんを運営されゆう株式会社フォーブスの森常務さんと、ちくと打ち合わせしたがやき。
打ち合わせ後は、ちくと時間があるっちゅうことで、森常務さんが面白いもんを飲ませちゃおっちゅうて、「獺祭」の米粉から生まれた「ライスミルク」と、「獺祭・等外23」を飲まいてもうたがよ。
「ライスミルク」たぁ山田錦の米粉を糖化した飲み物で、「獺祭・等外23」たぁ山田錦の等外米を精米歩合23%にまで磨いて造ったお酒ながやき。
どちらも予想以上に完成度が高うて、サスガやったがよ。
ちなみに「獺祭」の旭酒造さんは、天神の岩田屋本店に「獺祭Store博多」をオープンされちょって、そこの瀧本店長さんが勉強さいていただきたいっちゅうて、セミナーにお越しになったがやき。
社員が若うて勉強熱心なくも、サスガながよ。
さて、15時にゃあ18名のお客様が集まられたがやけんど、そのうち12名が女性やったがやき。
やっぱし勉強熱心ながは女性やっちゅうことながよ。
まずは「たから」の店長さんのご挨拶があり、ワシが紹介され、第1部のセミナーのスタートながやき。
「司牡丹の歴史と由来」、「坂本龍馬と司牡丹」、「熟成の魅力『ひやおろし』〜日本の旬の食を10倍美味しくする旬の日本酒〜」、「日本酒の極み『大吟醸の世界』〜近年のトレンド裏バナシ〜」っちゅう内容で、資料を元に約40分ばあお話さいてもうたがよ。
特に最後のネタは、近年流行りのグルコース濃度の高い日本酒の話らあもさいてもうて、「旨い日本酒にゃあ、『一口飲んで旨い酒』(グルコース濃度の高い甘い酒)と『食が美味しゅうなり、ついつい杯が進む酒』(グルコース濃度の低い辛口の酒)」の2通りがあるっちゅう話もさいてもうたがやき。
ちくと専門的なネタやったがやけんど、皆さんこぢゃんと頷きもって、真剣な表情でメモを取られゆう方もおられたがよ。
セミナー終了後は、第2部の「日本酒と料理のマッチング体験」ながやき。
まずは、「チーズマシュマロ」「キノコマリネ」「燻製チーズ」の3種類の酒肴が盛られたプレートが出されたがよ。
ほんで、世界最大の市販酒審査会「SAKE COMPETITION 2016」の「純米大吟醸部門」にて、審査にゃあ不利な辛口でありながら、堂々の第2位に輝いた「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)が、ワイングラスに注がれて出されたがやき。
まずはみんなあで乾杯して、その酒をいただきゃあ、アチコチから「美味し〜い!」っちゅう感嘆の声が上がったがよ。
さらに続いて、定番の「船中八策」(超辛口・純米酒)と、まだ発売前の早出し「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)の2アイテムも出され、小鉢に盛られた「龍馬が愛した軍鶏鍋」も出されたがやき。
お客様から、「どのお酒とどの料理が合うがか?」っちゅう質問もあったがよ。
ワシからは、まず「お酒と料理の相性は、好みもあるき、コレが正解っちゅうんはない」とした上で、ワシとしちゃあ、「大吟醸は甘みもあるき、同様に甘みのあるチーズマシュマロが合うと感じた」とか、答えさいてもうたがやき。
さらに、「キノコのマリネは秋が旬のキノコ料理やき、通常やったら『ひやおろし』と行きたいとこやけんど、この料理は酢が効いちょってアッサリしちゅうき、定番の『船中』の方が合うと感じた」とか、「燻製チーズは燻製の風味が濃厚やき、『船中ひやおろし』の旨みとよう合うと思うた」とか、「軍鶏鍋は、この旨みを洗い流してガッツリ飲食したいやったら定番の『船中』で、旨み同士を合わいてジックリ飲食したいやったら『船中ひやおろし』でやりたいのう」っちゅう感じで答えさいてもうたがよ。
皆さん、「なるほど」っちゅうて納得しもって、アッチを飲んだりコッチを食べたりで、相性を比べて楽しまれよったがやき。
定番の「船中」がスッキリで美味しいっちゅう方もおりゃあ、「ひやおろし」の方が旨みがシッカリあって美味しいっちゅう方もおり、お好みはいろいろやっちゅうことながよ。
「軍鶏鍋」も、皆さんこぢゃんと美味しいっちゅうて、評判が良かったがやき。
ワシもアチコチ回らいてもうて、いろんなお客様といろんなお話をさいてもうて盛り上がったがよ。
最後にゃあ料理長さんから、それぞれのお料理のレシピの解説があり、店長さんからは改めて「酒蔵レストランたから」のPRがあり、そんな合間にも皆さんにアンケートを書いていただき、16時半ちょい前ばあにゃあ、みんなあで記念撮影をして、無事お開きとなったがやき。
皆さんこぢゃんと満足そうな満面笑顔で、帰路につかれたがよ。
ご参加いただきました皆さん、そして「たから」スタッフの皆さん、まっことありがとうございました!
さてその後は、ワシゃあ急いで博多に戻んて、「福岡・司牡丹を楽しむ会・第10回」の2日目やったがやけんど、こちらについちゃあ明日のブログに譲らいていただきます。
ほいたら最後に、セミナーご参加者の皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部をご紹介さいていただきますぜよ。
●お酒と料理の話、季節の話、歴史の話、面白かった。1000円でまさかこんなにすごいとは思いませんでした!
●歴史にも、お酒と合わせて興味を持ちました。グルコースの話も。社長の人柄良く、さらにファンになりました。
●酒蔵の歴史(龍馬との関係)について知ることができて面白かった。又、旬のものに合わせる以外にも、日本酒は唯一旬を感じられるお酒と聞いて、また深いお酒だと思えた。現在甘いお酒の流行があると伺ったが、辛口が好みなので、是非流行だけでない日本酒を造っていただきたいと思う。
●日本酒の季節によって飲み方が違うことを教えていただいたので、周囲(友人、知人)にも伝えたいです。
●説明が分かりやすくて良かったです。(初心者ですが、ものすごく分かりやすかったです。)季節に合わせる日本酒のコツを教えていただけて良かったです。基本も分かってなかったので、勉強させていただきました。
●お酒の理解が深まりました。あわせて日本の食材や合わせ方のヒントをたくさんいただきました。
●詳しくお話いただけて、分かりやくす、テンポよくて楽しかったです。定番美味しかったです!また購入できる機会があれば、飲んでみたいと思います。ありがとうございました!
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司牡丹酒造株式会社