「コミュニケーションで最も大事なことは、言葉にされんことに耳を傾けることぜよ。」(ピーター・ドラッカー)
オーストリア出身の経営学者・社会学者で、企業の存在意義やマネジメントに関する世界的権威、ピーター・ドラッカー(1909〜2005)さんの言の葉ながやき。
コミュニケーションたぁ、社会生活を営む人間が、互いに意志や感情、思考らあを伝達し合うことである以上、一番重要なポイントは「伝わる」かどうかながよ。
ほいたら、伝わるかどうかは、何が重要かっちゅうたら、言葉そのものよりか、その言葉の裏にある「念い(おもい)」が重要ながやき。
なんぼ話術が巧みで、カッコえい言葉が流れるように雄弁に語られたとしたち、その裏にある「念い」が明確やなかったり弱かったりしたら、結局は上っ面だけで、相手の心の深い部分にゃあ伝わるこたぁないがよ。
けんど逆に、言葉そのものは稚拙やったとしたち、その言葉の裏にある「念い」が明確で強いもんやったら、相手の心の深い部分にまで伝わるもんながやき。
また、コミュニケーションの相手に対する態度としちゃあ、何かを「伝えたい」と思うちゅう相手の気持ちを「慮る(おもんぱかる)」ことが一番重要ながよ。
これがあって初めて、相手が本当に「伝えたい」ことが、「伝わる」ことになるがやき。
結局コミュニケーションたぁ、「念いを伝える」ことと「相手を慮る」こと。
この2つに尽きるっちゅうことながよ。
いずれも言葉そのものじゃあないがぜよ。