事務所の神棚や祭壇を準備し、神官さんにお越しいただき、ワシや山岡常務や井上部長や事務所のみんなあが集まり、司牡丹の本年度の安全醸造と繁栄を祈願し、お祓いしていただいたがよ。


続いては、本年度の酒造りが始まったばっかしの平成蔵へ。
こちらでも、ワシと山岡常務と浅野杜氏以下、醸造部のみんなあと蔵人のみんなあが集まって、司牡丹の本年度の安全醸造と繁栄を祈願し、お祓いしていただいたがやき。
平成28酒造年度も、こぢゃんと美味しい司牡丹が醸され、お客様にこぢゃんと悦んでいただき、さらにますます発展しますよう、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
ほんで神事の後は、ワシゃあ高知市内に移動し、「ザ クラウンパレス新阪急高知」さんにて「第51回土佐はし拳全日本選手権大会」やったがよ。
本来は、毎年10月1日の「日本酒の日」に開催しよったがやけんど、昨年からこの日にゃあ「全国一斉 日本酒で乾杯!」イベントが入ったっちゅうことで、3日開催に変更したがやき。
ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながよ。

ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがやき。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがよ。
そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本選手権大会」は、昭和38年から毎年(3回だっけ中止あり)開催されよって、今回で第51回を迎えるがやき。
主催は、高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催ながよ。
さて、酒造組合のメンバーは朝9時ばあから会場の準備と設営やったがやき。
ホテルさん側が、会場中央に大土俵を設置し、小土俵も8土俵分を準備してくださっちょって、その各土俵にワシらあが軍配や箸やお酒らあを用意し、舞台にゃあ土佐酒18銘柄をズラリと並べ、さらに表彰のトロフィーやタテらあもズラリと並べ、お酒の販売コーナーもバッチリで、いよいよ準備万端ながよ。




11時半から受付開始で、ゾロゾロと「拳士」の皆さんらあが県内各地から集まって来られたがやき。

今回のご参加者は、65チームで195名やったがよ。
ほんでこれから、先鋒、中堅、大将の3名による団体戦トーナメントと、個人戦トーナメントが開催されるがやき。
さてご来賓の方々もお越しになられ、12時半にゃあ開会して、まずは優勝旗と優勝カップが、昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から返還されたがよ。



続いては主催者挨拶。
高知県酒造組合の理事長であるワシからと、高知新聞社の片山専務さんからのご挨拶があったがやき。

続いてはご来賓の皆様のご紹介があり、お次の名誉会長挨拶は、名誉会長の尾崎知事さんがご公務でご欠席やき、司会の松尾さんが代読されたがよ。

お次は、これまでの51回全ての大会に、世界で唯1人連続出場されちゅう90歳超えの西森泰恵さんに、名誉ある「皆勤賞」の賞状の授与と、副賞として「土佐酒18本(1升瓶)」が進呈されたがやき。
会場は割れんばかりの拍手喝采で、西森さんにゃあこの後マスコミ取材が殺到したようながよ。
続いては、審判長による競技方法説明があり、昨年度団体優勝の代表の方により、三本の箸を高々と掲げての「拳士宣誓」があったがやき。

ここでちくと出し物があり、料亭「濱長」の芸妓さんによる「はし拳節」の披露があって、皆さん写真を撮りまくりやったがよ。

ほんで、「皆勤賞」の西森泰恵さんとワシとで、模範試合が中央の大土俵にて行われたがやき。
さあ、13時ちょい過ぎばあから、いよいよ団体トーナメントのスタートながよ。


会場に設置された8つの土俵に分かれて、65チームがこぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、場内はイッキに熱気ムンムン!
「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3!」「ウメ(5)よ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。
数名の外国人見学客の方々も来られちょったき、この後で使う予定の特設土俵を使うて、「はし拳」のレクチャーをさいてもうたがよ。



ほいたら、皆さんよっぽど気に入られたかしらん、大盛り上がりに盛り上がり、いつの間にか外国人の方々の人数も10数名ばあに増えちょって、しまいにゃあ審判も自分らあでやりだいて、皆さん大悦びやったがやき。
わざわざお越しいただきました外国人見学客の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
14時半ばあにゃあ、団体戦の上位4チームが出揃うたところで、続いては個人戦ながよ。



団体戦で敗退したち、まだまだ個人戦にゃあチャンスはあるき、皆さんの表情は真剣そのもの。
195人が8つの土俵に分かれて、威勢よう拳を打ち合うたがやき。
ちなみに途中から、早々に敗退した方々向けに、段位取得のための特設土俵も設けられ、周りに応援団やら観覧者らあがグルリ取り巻いて、こぢゃんと盛り上がっちょったがよ。
こうして16時ばあにゃあ、個人戦もベスト4が決定し、いよいよ名誉ある中央の大土俵を使うた、団体戦準決勝のスタートながやき。



準決勝2試合と3位決定戦が行われ、いずれも白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、さあついに団体戦決勝戦ながぜよ。
「安芸市観光協会A」チーム対「御宿連D」チームでの決勝戦となったがよ。
結果は、「安芸市観光協会A」(畠中純水さん・野村健児さん・阿部望東男さん)チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがやき!
続いては個人戦。
準決勝2試合が行われ、個人戦決勝戦は藤原安介さん(「うめの会A」チーム)と小松三男さん(「穴内拳友会7組」チーム)との決勝戦やったがよ。


小松三男さん(「穴内拳友会7組」チーム)が見事優勝し、「第51回土佐はし拳全日本選手権大会」横綱に輝かれたがやき!
16時半ばあに全ての試合が終了し、いよいよこぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながよ。
まずは団体戦4位(敢闘賞)、3位、2位が表彰され、副賞の土佐酒が授与された(4位:1升瓶3本・3位:1升瓶6本他・2位:1升瓶18本他)がやき。
ほんで見事優勝された「安芸市観光協会A」(畠中純水さん・野村健児さん・阿部望東男さん)チームにゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本他が授与されたがよ!

続いての個人戦表彰は、小結4名に賞状と副賞の1升瓶3本、関脇2名に賞状と副賞の1升瓶6本他、大関1名に賞状と副賞の1升瓶12本他が授与され、見事優勝し横綱になられた小松三男さん(「穴内拳友会7組」チーム)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本他が授与されたがやき!


入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!
そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社