2016年10月12日

「FBOアカデミー」にて「蔵元きき酒師会・司牡丹試飲会&セミナー」ぜよ!

10月7日(金)は、小石川の「FBOアカデミー東京校」(http://academy.fbo.or.jp/)に、16時ばあにうかごうたがやき。


 こちらにて18時から、NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会 http://www.fbo.or.jp/)さんの主催にて、「〜名誉きき酒師酒匠 高城幸司が今注目の酒蔵をナビゲート〜 蔵元きき酒師会<Vol.9>司牡丹・試飲会&セミナー」が開催されたがよ。
(1)FBO看板
















 まずは校内に入ったら、入口にゃあ飾り樽があり、試飲コーナーがあり、さらに鳥居があってミニ神殿もあるがにゃあちくと驚いたがやき。
(2)入り口(3)試飲コーナー(4)鳥居と神殿

















 ほんで、ちくと打ち合わせの前に、SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)研究室長の長田さんが、ちょうど「ひやおろしセミナー」を開催されよったき、そちらを見学さいてもうたがよ。
(5)長田さん「ひやおろしセミナー」
















 ズラリと並んだ「ひやおろし」の数々を、既に受講生の皆さんはテイスティングされちゅうようで、香味の配置図の解説を長田さんがされよったがやき。
(6)ひやおろしズラリ(7)ひやおろし香味配置図

















 さらに、「日本酒の提供に必要な選び方・楽しみ方」、「外国人が訪日前に期待しちょったこと」、「日本酒の飲み方が分からん訪日客」、「日本酒のターゲット例」等々について、詳しゅう語られ、こぢゃんと勉強になったがよ。
(8)訪日前に期待していたこと(9)飲み方わからない訪日客(10)日本酒のターゲット例

















 16時半にゃあ、「ひやおろしセミナー」は終了し、ちくと長田さんと打ち合わせさいてもうたがやき。


 途中から、名誉きき酒師酒匠・高城幸司さんもお越しになり、いろいろ打ち合わせさいてもうたがよ。


 ほんで18時にゃあ、6アイテムの司牡丹のお酒が並べられ、いよいよ「蔵元きき酒師会・司牡丹試飲会&セミナー」のスタートながやき。


 ちなみに今回のお酒は、以下の6アイテム(+仕込水)やったがよ。
(11)司牡丹試飲酒(12)司牡丹試飲酒2

●「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)

●「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)

●「船中八策ひやおろし」(超辛口・純米原酒)

●「きもと純米かまわぬ」(きもと仕込純米酒)

●「司牡丹・本醸造樽酒」(本醸造樽酒)

●「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)

◎「司牡丹・仕込水」(日本一の清流・仁淀川水系の湧水・軟水)



(13)仕込水
















 司牡丹ブースを2ヶ所に設け、そちらに次々に受講生の方々がお越しになり、順番にきき酒をされたがやき。
(14)試飲風景(15)試飲風景2

 「雫酒」の華やかさと奥深い美味しさに「この酒は凄い!」っちゅう声が、「封印酒」のフルーティでスムーズな味わいに「美味しい!」の声が、「船中ひやおろし」のガツンと来る旨みに「旨みタップリ!」らあの声が上がったがよ。


 さらに「かまわぬ」の幅のあるコクに「これぞ日本酒!」の声が、「樽酒」の森林浴を想わせる木の風味に「初めて樽酒を美味しいと思うた!」の声が、「山柚子搾り」の爽やかな美味しさに「こりゃ旨い!」らあの声が上がったがやき。


 18時から18時半過ぎばあの間にいらっしゃった方から順番にきき酒され、18時50分にゃあ40名近い方々がお越しになり、6アイテムのきき酒をされ、第1部の試飲会は終了したがよ。


 引き続いては、皆さん着席され、第2部のセミナーのスタートながやき。


 まずはナビゲーターの高城さんが司牡丹とワシについて語られ、お次は長田さんもちくと語られ、さてワシの出番ながよ。
(16)高城さん語る(17)長田さん語る
















 まずは「司牡丹の歴史と由来」について、お次は「坂本龍馬と司牡丹の縁」について語らいてもうて、続いては「熟成の魅力・ひやおろし」と「日本の旬の食を10倍美味しくする旬の日本酒」について語らいてもうたがやき。
(18)セミナー風景

 さらに、「日本酒業界・近年のトレンド裏バナシ」として、最近流行りのグルコース濃度の高い、甘口の日本酒について、いろいろ解説さいてもうたがよ。


 ほんで、美味しい日本酒にゃあ、「一口飲んで旨い酒」(グルコース濃度の高い甘口の酒)と、「食が美味しくなり、ついつい杯が進む酒」(グルコース濃度の低い辛口の酒)の2通りがあるっちゅうて語らいたもうたがやき。
(19)食事とのペアリング

















 また、「なんで高知県民はお酒好きながか?」っちゅうネタで、高知県の風土らあについても語らいてもうたがよ。
(21)セミナー風景3(20)セミナー風景2

 さらにその後は、「料理とのペアリング体験」ながやき。


 「戻り鰹の塩タタキ」、「キノコの炒め物」、「酒盗」、「チーズ」の4種類の料理が出されたがよ。


 「酒盗」に添える胡瓜と、「チーズ」につける生姜醤油も添えられちょったがやき。


 ほんで、「戻り鰹の塩タタキ」にゃあ「船中八策ひやおろし」を、「キノコの炒め物」にゃあ「司牡丹・本醸造樽酒」を、「酒盗」と「チーズ」にゃあ「きもと純米かまわぬ」のぬる燗を合わせて、ペアリング体験をしていただいたがよ。


 「戻り鰹の塩タタキ」のワラ焼きの芳ばしさと脂の乗った旨みが、「船中ひやおろし」の熟成の旨みと見事にマッチし、互いに引き立て合うがやき。


 「キノコの炒め物」の木の風味と「樽酒」の木の風味が、互いの相乗効果で心地えい美味しさ倍増ながよ。


 「酒盗」をチビチビやりもって、「かまわぬ」ぬる燗をキュッとやりゃあ、「くぅぅ〜〜っ!」っちゅう言葉が思わず漏れてしまうばあ美味しいがやき。


 また、チーズだっけやち「かまわぬ」ぬる燗と乳酸風味がバッチリやに、生姜醤油をチビッとつけたチーズは、さらに日本酒との相性度が増し増しで、こりゃまっこと交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなるがよ!


 皆さん、それぞれのお酒と料理の相性の良さを体感され、こぢゃんと納得の様子やったがやき。


 ほんで、まとめとして高城さんから、「司牡丹シリーズに共通する要素」っちゅうお話があったがよ。
(22)司牡丹に共通する要素

 まずは、最も土佐らしい辛口テイスト(キレイな酸味でアミノ酸は少ない)であるっちゅうこと。


 さらに、後味のキレの良さは群を抜くっちゅうこと。


 これらあにより、合わせる食べ物の素材の持ち味を引き立てるき、食中酒としての汎用性が高いっちゅうことが特徴になるがやき。
(23)セミナー風景4

 また、主力商品は、飲用温度帯の幅が広いっちゅうんも特徴になるがよ。


 さらに〆にゃあ、長田さんからのお話があり、こうして21時ばあにゃあ、「蔵元きき酒師会・司牡丹試飲会&セミナー」は、無事お開きとなったがやき。


 ご参加いただきました皆さん、高城さん、長田さん、スタッフの皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!








 その後は、高城さんや長田さんらあと打ち上げの懇親会やって、ご近所の「ふくの鳥」さんにうかごうたがよ。
(24)ふくの鳥

 すでに「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)を持ち込みしてくださっちょって、早速このお酒で、みんなあで乾杯したがやき。
(25)封印酒
















 さあ、そっから後は、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・こぢゃんと盛り上がりまくったがは、当然ながよ。
12(26)宴席風景

 ほいたら最後に、ご参加の皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部をご紹介さいていただきますぜよ。


●2部に分かれた構成、良かったです。グルコースの話で甘辛が腑に落ちました。


●土地と酒の関係性の大切さ、合わせて美味いの伝え方を気をつけます。


●はじめにきき酒の時間をいただき、蔵元の竹村社長の話も聞けて(生のお話)、なかなかこういう機会がなく、貴重な時間でした。


●司牡丹は、東京国際フォーラムの「宝」で、ナント!!前掛けが当たった縁。その頃はまだ知らずに人にあげてしまった悔しさを、今、船中八策、かまわぬなど飲むたび噛みしめています。今回は絶対参加と決心。よかったです!!


●10年程前に、西日本のお酒で最初に好きになったのが、かまわぬでした。きもともとっても楽しみです。


●お料理とお酒のマリアージュ、楽しく美味しかったです。2部構成も良かったので、またこのスタイルでの講義を期待しています。


●食中酒として旨い酒、納得です!日本酒だけで飲んでも美味しいですが、やはりFoodと合わせてより美味しさが増し、レストランで販売するに当たり、目指すのはこういうお酒だったので、とても勉強になりました。和らぎ水もいただけて、良い経験になりました。ありがとうございました。


●竹村社長の、硬派な酒造りの姿勢、日本酒のあり方をうかがえて、最高でした。もっともっとファンになりました。


●元々日本酒の勉強を始め、「おいしい!」と思ったのが司さんでした。参加できて光栄です。外国の方をご案内する仕事を中心に今は活動しています。その方々の知りたいことは、「どの食事とどの酒か?」ということ。ピンポイントに答えられるようにがんばります。

















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

この記事へのトラックバックURL