2016年10月22日

幸せの言の葉〈1053〉

「人は、自分が与えた意味づけを通してのみ、現実を体験するがぜよ。」(アルフレッド・アドラー)


フロイトさんやユングさんと並んで、現代の心理療法を確立した精神科医・心理学者の巨人、アドラー心理学の創始者、オーストリア出身のアルフレッド・アドラーさんの言の葉ながやき。


もしおまさんが、現実は誰に対してもおんなじもんやと信じちゅうとしたら、そりゃあ大きな間違いやっちゅうことながよ。


真の現実にゃあ、一面から見ただっけじゃあ測りきれん、多面的要素があるもんながやき。


ほんじゃき現実たぁ、人によって、立場によって、見方によって、全く違うもんになるっちゅうんが、より正しい現実の捉え方になるっちゅうことながよ。


それをアドラーさん流に言うたら、「自分が与えた意味づけを通してのみ、現実を体験する」っちゅうことになるがやき。


おまさんは、どんな「意味づけ」を通して現実を体験しゆうぜよ?


たとえば、現実のプラス要素を強う捉える傾向のある人と、その逆に現実のマイナス要素を強う捉える傾向のある人とじゃあ、おんなじ現実やち全く正反対の現実を見ゆうかもしれんっちゅうことながよ。


どっちが正しいかとか、どっちが真実からあて、決めつけちゃあイカンがやき。


自分の見方だっけが正しいとか、自分の見方だっけが真実やとか、そう言い出した瞬間におまさんは、最も真の現実から遠い存在になってしまうがぜよ。


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