「急いだちダメながやき。大切ながは間に合うように始めることぜよ。」(ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ)
「北風と太陽」や「金のタマゴを産むメンドリ」らあの、イソップ寓話を基にした寓話詩で知られちゅうフランスの詩人、ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(1621〜1695)さんの言の葉ながよ。
「失敗した」っちゅう人は多いけんど、実はホンマに「失敗した」人はそんなに多いこたぁないがやないろうか。
ホンマに「失敗した」っちゅうんは、仮説通りに実行に移して結果が出て、その結果が仮説通りやなかったっちゅうことながよ。
ほいたら、また別の仮説を立てて実行に移すっちゅうんを、繰り返しゃあえいがやき。
けんど、「失敗した」っちゅう人の中でかなりの数の人は、実は失敗さえしてのうて、単に「間に合わんかった」だけのことやったりするがよ。
そりゃあ、やり方がまずかったわけでも、作業のスピードが遅かったわけでものうて、ただ単に「間に合わんかった」だけやったりするがやき。
ホンマに「失敗した」人は次につながり、いつかは「成功した」にたどり着く可能性があるけんど、単に「間に合わんかった」人は次につながらん、つまり大抵は次も「間に合わんかった」になる可能性が極めて高いがよ。
ほいたら、この「間に合わんかった」症候群から、どうしたら脱け出せるかっちゅうたら、今すぐ始めることながやき。
「間に合わんかった」人っちゅうんは、大抵はなかなか行動に移せん人ながよ。
始めるのがとにかく遅いき、焦って作業のスピードを速めたりするけんど、余計にミスを連発したりして、結局「間に合わんかった」になるがやき。
急いだちイカン、「間に合わんかった」にならんように、とにかく今すぐ始めることながぜよ。