2016年11月08日

「秋田『天寿』とハタハタ・高知『司牡丹』と戻り鰹を楽しむ会〈2016秋〉」ぜよ!

 11月5日(土)は、かつてワシがこぢゃんとお世話になったマーケティング界の巨星、故・水口健次先生のお仲間の32名の皆さんらあと、17時半から「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)にて、「秋田『天寿』とハタハタ・高知『司牡丹』と戻り鰹を楽しむ会〈2016秋〉」やったがやき。
8(1)宝

 水口先生がお元気やった頃、ワシらあ蔵元が各地で主宰する「旬どき・うまいもの自慢会」をこぢゃんと応援していただき、また会の命名者も水口先生やったがよ。


 ほんで7年ばあ前に、東京で初の開催となる「旬どき・うまいもの自慢会in東京」(「2009年7月27日」のブログ参照)を、こちらの「宝」にて開催したこともあったがやき。


 その際にご参加いただいちょった水口先生のお仲間の皆さんから、またあんな美味しいお料理と美味しいお酒の会を、是非開催してほしいっちゅうご要望をいただき、まずは一昨年5月に「宝」にて初鰹をメインに「司牡丹の会」(「2014年5月15日」のブログ参照)を開催したがよ。


 続いて昨年10月に戻り鰹をメインに「司牡丹の会」(「2015年10月30日」のブログ参照)を開催し、お次は今年の6月に初鰹をメインに3回目の「司牡丹の会」(「2016年6月14日」のブログ参照)を開催し、第4回目の今回は、秋田の「天寿」と高知の「司牡丹」のコラボにての開催となったっちゅう次第ながやき。


 ちなみに「天寿」の大井社長さんも、かつて存在しちょった「日本八壺会」っちゅう、水口先生から学ぶ日本酒蔵元の勉強会に所属されちょって、「旬どき・うまいもの自慢会・秋田」を開催されよった仲間ながよ。


 さて、まずはワシゃあ16時過ぎばあに「宝」に入り、ちくと準備や打ち合わせらあをしたがやき。


 17時ばあにゃあ、今回の呼び掛け人でもある、かつて水口先生の元でワシらあの事務局をご担当いただきよった澤田さんがいらっしゃり、「天寿」の大井社長さんもいらっしゃり、ちくと打ち合わせをさいてもうたがよ。
(2)「天寿」大井社長

 ほんで次々とお客様がいらっしゃり、ワシらあ蔵元含めて34名が集まり、17時半過ぎにゃあ開会ながやき。


 ブリヂストン、NEC、京王プラザホテルらあの有名企業のOBや現役の皆さんっちゅうお歴々や、他にも多種多様な分野の方々らあがいらっしゃり、酒通・食通の方々だらけやろうき、気合いも入るっちゅうもんながよ。


 まずは水口先生の一番弟子と言われる、ケーズマーケティングの吉川京二社長さんから開会のご挨拶で、今後当会を定期的に年2回開催していくことと、皆さんから会の名称を今回募集し、当選者にゃあ「大吟醸酒」が贈呈されるっちゅう発表があったがやき。


 続いてはワシから、お次は「天寿」の大井社長さんから、ご挨拶と自己紹介らあがあったがよ。




 ほんで、「天寿・純米大吟醸・鳥海山」を、ワシと大井社長さんとで皆さんに注いで回り、このお酒で乾杯し、開宴となったがやき。
8(3)乾杯

















★乾杯酒:「天寿・純米大吟醸・鳥海山」(純米大吟醸酒)
(4)純米大吟醸 鳥海山

●前菜:「いぶりがっこチーズ」「チャンバラ貝旨煮」「鰤ぬた」「ひおうぎ貝のおろし和え」「焼きナスとジュンサイの清し仕立て」

8(5)前菜(6)前菜・焼きナスとジュンサイ清し仕立て
















 ナデシコの花から分離された酵母による、このお酒の芳醇な香りとやわらかな口あたりの心地良さに、アチコチから「おいし〜い!」っちゅう感動の声が上がったがよ。


 さすがは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」にて2年連続金賞受賞や、WGO金賞受賞、ISC金賞受賞、ロンドン酒チャレンジ金賞受賞、IWC銀賞受賞・・・らあの数々の受賞歴のあるお酒ながやき!


 前菜のお料理らあと合わせていただきゃあ、さらにグラスが進むこと、進むこと!


 また、「天寿」の仕込水である「鳥海山の自然水」と、「司牡丹」の仕込水である「仁淀川水系の湧水」も「和らぎ水」として出されちょって、どちらも軟水でまっこと美味しかったがよ。
(7)仕込水8(8)宴席風景

















★「司牡丹・船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)
(9)船中八策ひやおろし

●鮮魚:高知直送の一本釣り戻り鰹のワラ焼き塩タタキ 土佐の酢みかん「直七」掛け

(10)ワラ焼き戻り鰹の塩タタキ

 お次は、いよいよ待ってましたの、昨日の朝まで活きちょった鮮度抜群の戻り鰹のワラ焼き塩タタキと、「船中・ひやおろし」の最強タッグが登場!


 ファームベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんから送ってもうた土佐の酢みかん「直七」をタタキに搾りかけていただきゃあ、ワラ焼きの燻した風味、戻り鰹の旨味、塩タタキの塩辛味、直七のやわらかな酸味らあが、この酒のリッチな旨味によって、見事に融合し、膨らみを増し、美味しさ倍増ながやき。


 その組み合わせのあまりの絶妙な美味しさは、全員の方々から大絶賛やって、鰹もお酒も進むこと進むこと!





★「天寿・純米酒」(純米酒)
(11)「天寿・純米酒」

●焼物:秋田直送のハタハタの素焼き

(12)ハタハタ

 続いては、秋田を代表する名物ハタハタの登場ながよ。


 大井社長さんにお願いして秋田から直送していただいたハタハタは、実はまだ禁漁期間中で、今回はたまたま網にかかった分を特別に用意していただいたっちゅう、まさに幻のハタハタながやき!


 それを素焼きにして、チビッと醤油をかけていただきゃあ、その身も卵も、こぢゃんと脂がトロットロに乗りまくりで、旨いこと旨いこと!


 こりゃまっこと、土佐の一本釣り戻り鰹に勝るとも劣らん絶品度合いやって、ワシもちくとビックリしたばあやったがよ。


 さらに「天寿・純米酒」と合わせていただきゃあ、この酒のほどよい酸味が見事にハタハタのトロットロの脂の旨味とバッチリ引き立て合うて、箸も杯も止まらんなるがやき!
8(13)宴席風景2


















★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)
(14)「司牡丹・雫酒」

●逸品:四方竹とウツボの餡かけ 仁淀川山椒

(15)四方竹とウツボの餡かけ

 お次は、世界最大の市販日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION 2016」の「純米大吟醸部門」において、見事第2位に輝いた、「司牡丹・槽掛け雫酒」の登場ながよ!


 この酒をワイングラスでいただきゃあ、これまた「あぁ・・・美味しい!」っちゅう感嘆の声が、アチコチから漏れ聞こえてきたがやき。


 その品格ある華やかな芳香と、豊かな味わいの構成成分のすべてが完全に溶け合うて口中に膨らんでゆく美味しさは、まっこと堪えられんがよ!


 四方竹のシャキッとした食感、ウツボのコラーゲンたっぷりの旨味、餡の甘味、仁淀川山椒のピリリとした辛味らあを、この酒が丸ごと包みこみ、ワンランクもツーランクも美味しさを昇華させてくれるがやき!


★「天寿・米から育てた純米酒」(純米吟醸酒)
(16)「天寿・米から育てた純米酒」

●逸品:長芋とギバサ、とんぶりの酢の物

(17)酢の物

 続いては、これまた秋田名物のギバサとトンブリ料理の登場ながよ。


 ちなみにギバサはアカモクっちゅう海藻で、こぢゃんとネバネバしちょって、トンブリはホウキギの種子を加熱加工したもんで、「畑のキャビア」の異名を持つ通りプチプチの食感が特徴ながやき。


 さらに長芋のネバネバと酢の酸味が加わりゃあ、口中いっぱいに酸味と共にネバネバプチプチが一気に広がりまくり、まっこと人生初体験の味わいやって、絶妙な美味しさやったがよ。


 そこにこの酒の清んだ華やかな香りと心安らぐ旨味が加わりゃあ、まさに至福の口福たぁこのことながやき!




★「司牡丹・きもと純米かまわぬ」(きもと仕込み純米酒)
(18)「かまわぬ」ぬる燗

●鍋:和風軍鶏鍋 きりたんぽ入り

(19)軍鶏鍋 きりたんぽ入り

 お次のメイン料理は、龍馬さんの愛した軍鶏鍋に、秋田のキリタンポを入れたコラボバージョンながよ。


 合わせるお酒は、まずは司牡丹の高知県唯一の「きもと造り」、「きもと純米かまわぬ」のぬる燗(40℃前後)ながやき。











 このお酒が軍鶏鍋の様々な素材そのものの美味しさを出汁のように下から支えて押し上げるようで、これまた「美味し〜い!」っちゅう声がアチコチから次々と上がったがよ。
8(20)宴席風景38(21)宴席風景4

 さらに途中からは、ちくと残しちょった「天寿・純米酒」も、ぬる燗で登場ながやき。


 こちらも、思わず「くぅぅ〜〜っっ!!」っちゅう声が漏れそうなばあ、全身に沁みる美味しさやったがよ。


 さあ、こうなりゃあ、皆さん杯を差しつ差されつになり、一気に盛り上がりまくりとなっていったがやき。










●食事:四万十川青ノリ入り稲庭うどん
(22)四万十川ノリ入り稲庭うどん

 シメのお食事も高知と秋田のコラボやって、鍋の残り汁に稲庭うどんを入れて、四万十川の青ノリを加えたもんながよ。


 その香り高い青ノリの風味に皆さん大悦びで、アッちゅう間に鍋はカラになったがやき。












★「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
8(23)山柚子搾り

●甘味:柚子シャーベット

(24)山柚子搾りと柚子シャーベット

 ラストはデザートとデザート酒で、最初はちくと抵抗感があったような男性陣も「こりゃウマイ!」と太鼓判!


 とにかく全体のお酒とお料理の組み合わせが絶妙やと、皆さんからこぢゃんとお誉めの言葉をいただけたがよ。


 気がつきゃあ時間は既に21時を過ぎちょって、実に3時間半がアッちゅう間に過ぎちょったがやき。


 ここで、この会の会長にご就任いただいたケーズマーケティングの吉川社長さんより、皆さんから募集したネーミングの中から当選ネーミングが発表されたがよ。


 その名称は・・・「旬と日本酒・輝きの会」!


 故・水口健次先生が提唱されよった、「ワー!嬉しい!ありがとう!」を生み出す「ディライト・マーケティング」から、「輝き(ディライト)」をいただいたようながやき。


 このネーミングを発案してくださった方にゃあ、「司牡丹・槽掛け雫酒」が贈呈されたがよ。


 こうして、株式会社SBSの北澤会長さんによる三本〆にて、大団円のお開きとなったがやき。
(25)北澤会長8(26)三本〆

 皆さん、ちくと千鳥足で、満面全身満開笑顔で、まっこと嬉しそうに帰路に尽かれたがよ。


 ご参加いただきました皆さん、呼び掛け人の澤田さん、まっことありがとうございましたぜよ!


 ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を以下にご紹介さいていただき、今回のブログを締め括らいていただきます。


●お酒とお料理のマリアージュが良かったです。


●皆さん、和気あいあいで楽しかった。


●戻り鰹が本当においしかった!!!よき酒、よき飯、よき友ですね。


●美味しくて、何も言えません。


●聞いていた以上の素晴らしい会でした。ありがとうございました。


●豊かさを感じました。


●素晴らしい!!こんな会があったのですね。美味しい食事と美味しいお酒が最高でした。


●初参加でこんなゼイタクをさせていただき、感動です。


●おいしかった、楽しかった、良い時間を過ごせました。














土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 10:09│Comments(2)
この記事へのコメント
MQShDOWuUrCZ
Posted by fAcUYsSrdLDgEZ at 2023年11月16日 21:01
xjrYnWfTLg
Posted by hPrqzQmE at 2023年11月16日 21:02