11月12日(土)は、「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)にて、「司牡丹とシャモ鍋&土佐料理を堪能する会〈2016〉」が開催されたがやき。
実はこの会は、坂本龍馬さんの誕生日であり命日でもある11月15日の近辺の土曜日に毎年開催しよって、今年で12年、13回目の開催になるがよ。
司牡丹は龍馬さんと最も縁の深い蔵元やし、シャモ鍋は龍馬さんの好物で、亡くなる直前にも食べろうとしよって食べ損ねちゅうっちゅうことで有名なし、さらに「宝」のある東京国際フォーラムは元土佐藩邸やし、その上来年は薩長同盟150年、再来年は明治維新150年っちゅう節目の年やき、こぢゃんと意味が深いがやき。
しかも毎回ゲストとして、龍馬さんの子孫でチーズプロフェッショナルの坂本嵩さんや、勝海舟さんの子孫の高山みな子さんにもお越しいただき、一緒に杯を酌み交わすことができるっちゅう、何とも凄い会ながぜよ!
以前に日経新聞の「交遊抄」にもワシがこの会のことを書かいてもうたき、ご存じの方もいらっしゃるろう。
ちなみに昨年の会は、「2015年11月19日」のブログをご参照くださいや。
さて今年は、19名のメンバーにて18時より開催やったがよ。
18時ちょい過ぎにゃあ坂本さんのご発声で、「司牡丹・夕顔丸」(吟醸酒)で乾杯し、いよいよ開宴ながやき。
★「司牡丹・夕顔丸」(吟醸酒)
●皿鉢料理:まいごの潮煮 しらすと大根の青唐辛子和え チャンバラ貝の旨煮 白和え 里芋コロッケと長芋 柚子味噌田楽
●ファーム・ベジコの日本一のキュウリと「司牡丹・食べる酒粕」
まずは乾杯酒のフルーティな香りとやわらかな味わいに、「おいし〜い!」っちゅう感動の声が、アチコチからあがったがよ。
続いて、珍味を大皿に盛り合わせた皿鉢料理がドカンと登場し、宴席のテンションがイキナリ上がったがやき。
どの盛り合わせ料理も、このお酒との相性はバッチリで、杯も箸も止まらんなるがよ。
特に、ファーム・ベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんが送ってくださった、野菜ソムリエサミットで食味評価日本一に輝いたキュウリと「食べる酒粕」の組み合わせは、皆さんから「こりゃナンボでもイケて、お酒も進む!」と大絶賛やったがやき。
★「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)
●造り:ワラ焼き戻り鰹の塩タタキ 直七(ファーム・ベジコ)
お次はいよいよ、土佐直送の戻り鰹の登場ながよ。
獲れたての戻り鰹を、直ぐ様さばいてワラで一気に焼き上げ、冷凍せんとチルド便で直送し、翌日到着したっちゅう鮮度抜群プリップリのタタキながやき。
分厚う切り分けられた鰹を、天日塩と直七(なおしち)のやわらかな酢で、塩タタキとしていただきゃあ、これがタマルカっちゅうばあ旨いこと、旨いこと!
さらにそこに、リッチな旨みの「船中ひやおろし」を合わせりゃあ、互いの美味しさをグンと引き立て合うて、もはや鬼に金棒の最強タッグながよ!
皆さんからも、歓喜の声や感嘆のため息が聞こえてきて、見回してみりゃあ、皆さん全身満面満開笑顔になっちょったがやき。
★「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」(本醸造酒)
●ひおうぎ貝と葉ニンニク炒め
続いては、「坂竜飛騰」と炒め物ながよ。
コスパが高うて日本一旨い本醸造を標榜して醸されたこの酒は、ほのかな柑橘類を想わせる爽やかな風味があり、こぢゃんと清々しい後口で、まさに龍馬さんのごとく「飛騰」するかのようながやき。
その本醸造たぁ思えんばあの美味しさが、ひおうぎ貝(長太郎貝)のジューシーな旨みや葉ニンニクの風味らあを、1ランクも2ランクも引き上げてくれるがよ。
●坂本さん持ち込みのチーズ:ヴァッケ・ロッソのパルミジァーノ・レッジァーノ
ここで、坂本さんが持ち込みしてくださった、こぢゃんと貴重なチーズが出されたがやき。
イタリアチーズの至宝といわれるこのチーズの中でも、絶滅寸前やった伝統の赤牛、ヴァッケ・ロッソを復活さいて、その乳だっけでつくったっちゅう超貴重品ながよ!
力強い旨みと塩味が、まっこと「坂竜飛騰」とこぢゃんと良う合うたがやき。
★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)
●「ファーム・ベジコ」の野菜とウツボの山椒餡かけ
お次の「ファーム・ベジコ」の長崎さんくの野菜は、採れたてで新鮮シャキシャキで太陽の匂いがするばあ野菜本来のナチュラルな風味が強いもんやき、コラーゲンたっぷりのウツボと合わせりゃあ見事な酒の肴になるがよ。
合わせるお酒は、世界最大の市販日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION 2016」の「純米大吟醸部門」第2位に輝いた、最高ランクの大吟醸「雫酒」!
このお酒の高貴な香りと品格ある深い味わいが、野菜本来の風味やウツボの旨みと見事に寄り添い合うて、お互いに引き立て合うがやき。
皆さんもその美味しさに、ウットリされちょったがよ。
また、今回は初参加の方々が多かったき、このあたりでお1人ずつ自己紹介をしていただき、盛り上がったがやき。
★「司牡丹・万次郎」(純米酒)
●炙り清水鯖の酢の物
続いては、土佐清水市の泥谷市長さんにもご参加いただいちゅうっちゅうことで、土佐清水市出身のジョン万次郎さんにちなんだ「司牡丹・万次郎」と、清水鯖料理の組み合わせながよ。
炙った清水鯖の濃厚な旨みと酢の酸味が見事に融け合うた料理に、このお酒を合わせていただきゃあ、それらあの味わいが一瞬グッと膨らみを増し、次に後口は心地えいばあサラリと流れていくがやき。
泥谷市長さんも、その美味しさにご満悦やったがよ。
★「龍馬からの伝言・日本を今一度せんたくいたし申候」(超辛口・純米酒)〈ぬる燗(40℃程度)〉
●鍋物:龍馬の愛した「軍鶏鍋」(和風カツオ出汁)
さあ、いよいよメインの龍馬さんの愛したシャモ鍋ながやき。
龍馬さんの誕生日の3日前に、元土佐藩邸にて、龍馬さんの子孫の方や勝海舟さんの子孫の方と一緒に、龍馬さんの愛したシャモ鍋を、「龍馬からの伝言」のぬる燗でいただくっちゅうがやき、こりゃもう最高に美味しゅうて楽しいこたぁ、最初っから分かりきっちゅうがよ。
皆さんもう、満面ニコニコ笑顔の花が百花繚乱咲き乱れ、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・さらにアチコチ席を移動したりしもって、大盛り上がりとなったがやき。
●食事:四万十川の青ノリ雑炊
〆の食事は、そのシャモ鍋の残りのダシを使うての、絶品雑炊ながよ。
シャモのダシと生玉子とご飯っちゅう、黄金の御三家の組み合わせに、さらに四万十川の青ノリの風味も加わり、そりゃあ旨いに決まっちゅうがやき!
皆さん、幸せいっぱいの至高の表情を浮かべられちょって、さらに盛り上がっていったがよ。
★デザート酒:「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:柚子シャーベット
ラストは、柚子シャーベットと柚子リキュールで、爽やかに〆ていただいたがやき。
こうして、ふと気がつきゃあ、スタートから4時間経過の22時近うになっちょって、高山さんに中締めしてもうて、大団円のお開きとなったがよ。
高山みな子さん、坂本嵩さん、そしてご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を以下にご紹介さいてもうて、本日のブログを締めさいていただきます!
●毎年参加しておりますが、毎回新しいサプライズがあります!
●初めて参加させていただきました。お酒はあまりたくさん飲めませんが、どのお酒もおいしくて、飲みすぎてしまいました。
●初参加。予想以上でした。
●最高です。高知が大好きになりました。
●酒の楽しみ方について、あらためて認識を新たにしました。
●ますます高知と司牡丹さんのファンになりました。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社