「振り向かれん、振り向かれん、後ろにゃあ夢がないぜよ。」(寺山修司)
日本の歌人、劇作家で、演劇実験室「天井桟敷」の主宰やった、寺山修司(1935〜1983)さんの詩「さらばハイセイコー」からの言の葉ながやき。
後ろばっかし振り向きゆう人、つまり過去の話、昔話ばっかししゆう人は、未来に夢を持ってない人やっちゅうことながよ。
そういう人は、たとえ年齢は若かったとしたち、人として老いちゅうっちゅうことながやき。
逆に、年齢的にゃあ年寄りやったとしたち、昔話よりか未来の夢の話をしゆう人は、人としてまだまだ若いっちゅうことながよ。
確かに、周囲を見回してみりゃあ、80歳になったち90歳になったち、活き活きして若々しゅう見える人は、未来の夢の話ができる人ながやき。
そういう人は、自分が明日も生きちゅうかどうからあて、そんなことらぁまったく無頓着に、今日に未来の夢をアツう語るがよ。
結局、そういう後姿に周囲が感銘を受け、その夢を引き継ごうっちゅう人が現れてくるもんながやき。
いくつになったち、たとえ明日までの命やったとしたち、未来の夢を語り続けたいもんじゃのう!