1月10日(火)は、佐川町にて商売繁盛を祈願する新年の恒例行事、平成29年の「恵美須祭り」が開催されたがやき。
毎年「十日えびす」の1月10日の開催ながやけんど、この日は何でか毎年こぢゃんと冷え込み、けんど雨や雪が降ったこたぁないがよ。
やっぱし恵美須様のお力があるがやろう、のう!
けんど日が当たらん山かげの恵美須神社は、それでのうたちまっこと冷ようて、本音を言やあちくとツラいがやき。
朝10時前にゃあ、佐川町内の商工会や様々な団体の方々が、約50名ばあ集まったがよ。
神輿や樽神輿を神社の前まで坂道を引き上げるがも、毎年のことながやけんど、若いもんがほとんどおらんき、年々大変になるがやき。
神輿も樽神輿も子供用の樽神輿も揃うて、10時からは神事のスタートながよ。
町議会議長さんや町長さんを筆頭に、各団体のトップの方々が、神社のお社に入って玉ぐしを奉献するがやき。
さすがに神事中はコートを脱がにゃイカンき、例年こん時が一番冷やいもんやき、ワシも司牡丹代表として気合いを入れてお社に入ったがやけんど、やっぱし冷やいもんは冷やいがよ。
司牡丹の奉献酒がズラリと並ぶ神殿を前に、厳かに神官さんの神事が始まったがやき。
ワシも「二礼二拍手一礼」しもって、あらためて神様の前で「今年もやるぜよ!」と誓わいてもうて、寒さと共に凛と身の引き締まる思いがしたがぜよ!
お社での神事が終了したら、続いては神様を御輿に移す神事。
神様を御輿に移し終え、これにて平成29年の「恵美須祭り」の神事は、無事終了したがよ。
このあとは、御輿と司牡丹の樽御輿と子供神輿らあと「おなばれ」の行列が、佐川町内の各所を練り歩き、商売繁盛のお札を配ったり、獅子舞が踊ったり、餅投げがあったりと、町をあげて盛り上がるがやき。
恵美須様、今年も頑張りゆう佐川町の商人みんなあの商売繁盛を、何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
さて、ワシゃあ午後からは高知市内へ移動し、高知県酒造組合にて15時半から、平成28年度連携組織活性化支援事業「土佐酒ブランド化に向けた勉強会」(第4回)が開催されたがよ。
この事業は、「土佐酒のブランド化」に向け、地域の特徴と結びついた商品等のプロモーション戦略について理解を深めることを目的として、高知県中小企業団体中央会さんと「土佐酒振興プラットフォーム」と高知県酒造組合の主催により開催される勉強会の第4回目で、サコダデザイン株式会社の迫田司先生を講師にお招きし、開催されたがやき。
ちなみに第3回の勉強会についちゃあ、「2016年12月5日」のブログをご参照くださいや。
ほんで今回は、迫田さんとお仲間の、一般社団法人いなかパイプの佐々倉玲於さんがファシリテーターとなり、ワークショップを開催するっちゅう説明が、迫田さんからあったがよ。
まず佐々倉さんから出されたお題は、皆さんの自己紹介も兼ねて、名前と所属と、「あなたにとって土佐酒とは?」っちゅう質問に対する答えを紙に書いて、発表するっちゅうもんやったがやき。
ちなみにワシが書いた答え以下の通りやったがよ。
「食材そのものの美味しさを、出汁のように下から支え、押し上げ、より美味しさを倍増させる、淡麗辛口の食中酒。」
他の皆さんからも、「風土」、「親睦を深める」、「血」、「究極の食中酒」・・・ちゅうような発表が成されたがやき。
ほんで続いては、「あなたにとっての土佐酒自慢、誇りは?」っちゅう質問やったがよ。
今度は、1枚の紙やのうて、付箋紙に何枚やち書いてかまんっちゅうことやったき、ワシも皆さんもガンガン書いて、出しまくったがやき。
それらあを内容別に分類すりゃあ、だいたい以下の11項目の内容やっちゅうことになったがよ。
「淡麗辛口」「水」「テロワール(風土)」「スイスイ飲める」「食材とのペアリング」「実績がある」「酒蔵の技術力」「酵母」「スケール感独特」「宴」「宴の遊び」
お次は逆に、「あなたにとって、土佐酒に関わる良くない点、改善点は?」っちゅう質問やったがやき。
こちらも、予想以上に皆さんガンガン書かれよったがよ。
だいたい、酒飲みについて、飲み過ぎて働かんとか、量が飲めりゃあエライと思うちゅうとか、その手のネタがやっぱし中心やったがやき。
ほんで最後の質問は、「あなたは、土佐酒の販売を通して、何を発信したいか、伝えたいか?」っちゅうもんやったがよ。
今度は、各班でディスカッションしもって、まとめて最後に発表するっちゅうやり方やったがやき。
ワシんくの班は、何を伝えたいかっちゅうたら、前に出されちゅう「自慢、誇り」を、「良くないこと」も含めて(実はコレも自慢やったりする)、全て伝えたいっちゅうんと、酒から伝えるがやのうて、食から伝えたいっちゅうことやったがよ。
たとえば、カツオのタタキはカツオのタタキだけじゃあ完成品やない、淡麗辛口の土佐酒と合わせて食して初めて完成品になるっちゅうようなことながやき。
そんな発表が次々と出され、分類、まとめが成されたがよ。
ほんで締め括りに、迫田さんから、総評が語られたがやき。
まず、これらあ出された内容を掃除していきゃあ、3つのワードに集約されるがやないかっちゅうがよ。
すなわち、「DRY」「SAKE」「TOSA」で、国内に向けちゃあコレじゃあイカンろうけんど、海外に向けてやったら、この3単語に尽きるがやないかっちゅうがやき。
海外じゃあ、この3単語のシンプルな旗印で押して行く方が伝わりやすいし、ブランド化になるっちゅうがよ。
また、資本主義の一番ビリッケツを走りゆう高知県は、酒の国の余裕みたいなもんを、ちくとばあフザけたもんを出して行ったちえい位置におるっちゅうがやき。
ちくと極端にゆうたら、「飲酒無法地帯」とか、「アルハラ(アルコールハラスメント)多少OK」みたいな。
そんな高知県を、県外の方々、特に都会の人々は、うらやましそうに、特別なエリア感を持って眺めゆうっちゅうがよ。
ほんで、この翌日から、迫田さんは、高知県中小企業団体中央会の川田さんと共に18蔵元を順番に回る予定で、いろいろお話を聞かいていただきたいっちゅうがやき。
迫田さん、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
こうして17時半過ぎに、「土佐酒ブランド化セミナー」のワークショップは、無事お開きとなったがよ。
さてその後は18時から、「十刻(ととき)」さんにて、迫田さんと佐々倉さんを囲んでの懇親会ながやき。
持ち込みさいてもうた各社の自慢のお酒を注ぎ合うて乾杯し、宴会のスタートながよ。
ちなみに司牡丹は、「美薫司牡丹」(純米吟醸酒)を持ち込みさいてもうちょったがやき。
美味しい「お造り」「揚げ物」「下仁田ネギ焼き」・・・らあが次々と出され、土佐酒を酌み交わしもって、会話もこぢゃんと盛り上がったがよ。
持ち込みのお酒はアッちゅう間に全部カラになり、司牡丹の燗酒をガンガン注文し、さらに飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がり、行き抜けてしもうたがやき。
迫田さん、佐々倉さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社