前夜に23時ばあまで飲んで、結局家に戻んて風呂に入って寝たがは0時ばあやったに、ワシゃあ4時にゃあ起きにゃあイカンかって、ちくとシンドかったがよ。
ほんで5時に、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部・(株)岡永の高津さんと、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」の藤原副店長さんと、高知県地産外商公社の寺山さんの3名と待ち合わせ、姫路からお越しになった株式会社アクエレナの日下さんの車と合流し、佐川の司牡丹本社に5時半にゃあ到着したがやき。
ちなみに「立春朝搾り」たぁ、立春の日の早朝搾り上がったばっかしの新酒を、その日のうちに飲んでもらおうっちゅう企画ながよ。
ほんで今年は、司牡丹も含めて全国34都道府県40ヶ所の日本酒蔵元で実施され、今年の合計出荷量は何と30万本(720ml)の大台を超えたっちゅうがやき、こりゃスゴイがやき。
6年ばあ前あたりからマスコミ各社の記事らあにゃあ、「日本酒が世界一売れる日」っちゅうセンセーショナルなキャッチで紹介されたりしゆうがも、決して大袈裟やないがよ。
ちなみに立春たぁ、二十四節気のひとつで、初めて春の気配が現れてくる日。
前日の節分に豆まきで邪気を祓うて、新たな気持ちで春の到来を悦び幸福を願う日とされちょって、旧来はこの日がお正月、1年の始まりの日ながやき。
そんな立春の早朝に搾り上がったばっかしのケガレのない純米吟醸生の新酒を、各地の神社にて「無病息災」「家運(社運)向上」らあを祈願するがよ。
ほんじゃき、こぢゃんと縁起がえいっちゅうて全国で大人気で、このお酒の一口めを恵方(今年は北北西)を向いて飲みゃあ、願いが叶うっちゅう現象まで起きはじめちゅうっちゅうがやき。
さて6時にゃあ、日本名門酒会高知支部の旭食品さん、愛媛支部の松山酒販さん、高知・愛媛・香川の加盟酒販店さんや飲食店さんらあ、60名ばあの方々も集まられたがよ。
ご参加の皆さんに集合していただき、まずはワシからのご挨拶ながやき。
皆さんのご努力のお陰で、今年は前年対比121％、7827本のご注文をいただけ、まっことありがとうございましたっちゅうて御礼をさいてもうたがよ。
続いては本部の高津さん、支部の旭食品の尾崎さんのご挨拶があったがやき。
お次は、司牡丹の浅野杜氏から、今年の「司牡丹・立春朝搾り」の酒質説明があったがよ。
ちくと今年の米は溶けにくうて苦労したけんど、モロミの経過としちゃあ立春の朝に搾るがにドンピシャやって、香りも華やかでキレイな美味しいお酒に仕上がったっちゅうことやったがやき。
ほんで、司会進行の渡邊部長から作業の注意点らあについての説明があり、いよいよみんなあで肩ラベル貼りの作業ながよ。
昨年よりか1370本も増えちゅうき、実はこの時点じゃあ社内で行いゆう胴ラベル貼りもまだ終わってなかったきに、作業終了までの時間が例年よりかかりそうやったがやき。
ところが、もう毎年のことやきみんなあ手慣れたもんやきか知らん、次々と「立春朝搾り」の肩貼りラベルが貼られて完成品が並び、結局は例年並みの7時ばあにゃあ、7827本のお酒が無事に製品化されたがよ。
また、マスコミ取材は、RKC高知放送さん、高知新聞さん、朝日新聞さんの3社が取材に来ていただいちょったがやき。
この後、ワシが「司牡丹・立春朝搾り」のお酒を利き酒して、ちくとコメントするシーンらあの撮影も行われたがよ。
メロンやバナナ、リンゴらあのようなフルーティな吟醸の芳香と、フレッシュなしぼりたて新酒の香りが見事に立春の朝の清々しさを表しちょって、まっこと例年以上に華やかで、味わいは薄にごりのまろやかな旨みと柔らかな膨らみとが絶妙に調和しちょって、まっこと我ながら素晴らしい純米吟醸酒に仕上がっちゅうがやき。
これなら必ず、お客様に春一番の感動を与えられるはずじゃと確信したがよ！
さて作業終了後は、みんなあで交替で朝食ながやき。
具だくさんの味噌汁、チクワ、スマキ、海苔、生卵、タクアン、ジャコ、大根おろし・・・らあをオカズに、皆さんニコニコ満面の笑顔で足るばあ召し上がられよったがよ。
一仕事終えた後の温かい朝食は、まっこと何よりのご馳走ながやき。
その後はみんなあで、室町時代から続くと言われちゅう金峰(きんぷう)神社に参拝して、完成した「立春朝搾り」のお祓いをする予定ながやけんど、昔ながらの石積みの段が心臓破りばあ続く神社にみんなあで向かうがはちくと危険やっちゅうことで、4年前から神官さんに蔵の方までお越しいただくことになっちゅうがよ。
さて、蔵の中の祭壇も準備バッチリで、神官さんの祝詞がスタート。
「招福祈願」「無病息災」「家運向上」「社運向上」「恋愛成就」らあの、お祓いを受けたがやき。
タマルかまっこと、これっぱあ縁起がえいお酒が、他にあるろうか？！
無事神事を終えりゃあ、司牡丹玄関の酒林の下にみんなあで集まって、記念撮影をしたがよ。
その後は、皆さんの車にお酒の積み込み作業ながやき。
ズラリと蔵の前に車が行列を成して連なっちゅう姿は、まっこと壮観ながよ！
これからそれぞれの酒販店さんが、それぞれのお客様のお手元まで、春一番の悦びとともに、「立春朝搾り」の祈願酒をお届けするがやき。
皆さん、早朝からまっことお疲れ様でした。
くれぐれも運転にゃあ気をつけて、各地に幸せをお届けしとうせよ！
こうして9時過ぎばあにゃあ、皆さんの車が出発し、全ての作業が無事終了したがよ。
「司牡丹・立春朝搾り」を飲まれた皆さんの、1年の招福、無病息災、家運向上、社運向上、恋愛成就を、心からお祈り申し上げますぜよ！ #立春朝搾り
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司牡丹酒造株式会社
