カツオは、高知県の県魚として、食文化や伝統的な漁撈文化の中心として、県民が誇る観光資源として、さらに水産業の主役として、愛され続けてきたがよ。
1世帯あたりのカツオの購入量は、2位の倍近い量で高知がダントツの1位っちゅうばあ、高知県民に愛されちゅう魚がカツオながやき。
ところが、近年の報道らあで目にするように、カツオの不漁が連年に渡って続き、資源そのものに対する懸念も生まれてきちゅうがよ。
ちなみに、その最大の原因は、赤道あたりにて幼魚の段階で、まき網で一網打尽にし、大量のツナ缶を製造するっちゅう、そんな他国が増えてきたきやと言われちゅうがやき。
このまんまやと、高知県民の愛するカツオが、また土佐酒にとったち「最強タッグ」の大切な相方が、食べれんなってしまう時代が来るかもしれんがよ!
ひええっ!カツオのタタキの無い土佐の宴会らあて、恐ろし過ぎて考えることすらできんがやき!
ほんじゃき・・・日本にカツオを取り戻すぜよ!!
そんな念いでこの度、「高知カツオ県民会議」拡大準備委員会が開催されたっちゅう訳ながよ。
さて、会場にゃあ、高知県内の経済団体、金融機関、水産会社、市場関係、県市町村関係、料理学校、テレビ局、新聞社、その他メディア、交通関係、食品業、酒類業、調理師関係、ホテル関係、流通業、飲食業、大学、議員・・・等々のあらゆる分野の方々75名が、集まられちょったがやき。



ほんで、高知広告センターの松岡さんの司会にて、開会したがよ。

まずは、立ち上げ準備委員会の代表として、本来やったら高知大学の受田副学長さんが、開会のご挨拶として、ここでアツい念いを語る予定やったらしいがやけんど、この前日にインフルエンザにかかっちゅうことが判明し、急遽欠席されることになったっちゅうことで、株式会社丸三の岡内会長さんが、代理としてご挨拶されたがやき。

続いては議題に入り、「高知カツオ県民会議規約(案)」について、「会長・副会長・会長代理の選出」についての発表があり、両案とも拍手で承認されたがよ。
ちなみに「高知カツオ県民会議」の会長は尾崎高知県知事さん、副会長(会長代理)は受田副学長さんに決定したがやき。
お次は、「幹事並びに委員の紹介」についてで、立ち上げ準備委員会メンバーの、幹事並びに委員の皆さんが立ち上がられ、ご挨拶されたがよ。

続いては、「カツオ情報発信分科会」、「カツオ消費・漁業分科会」、「カツオ資源調査・保全分科会」、「カツオ食文化分科会」の4つの分科会について、ご紹介があったがやき。
お次は、本格的なスタートとしての「シンポジウム」について、4月10日(月)に開催予定やっちゅう発表があったがよ。
続いては、ここまでについてのご質問・ご意見タイムで、土佐御苑の横山さんから、春と秋の2回、カツオの解禁宣言もしくは旬宣言を、高知から発信したらどうかっちゅうご意見や、南国生活技術研究所の黒笹さんから、本カツオだけやのうて、スマガツオやハガツオらあもこぢゃんと旨いき、それらあも脚光を浴びるようにできんろうかっちゅう、ご意見が出されたがやき。

お次は、「高知県におけるカツオ漁業の現状」について、高知県水産振興部の梶チーフさんより発表があったがよ。

高知県の海面漁業生産額321億円のうち、カツオは73億円で23%を占めちゅうし、さらにカツオは漁業以外の加工品や観光面からも、高知県にとってこぢゃんと重要な産品やっちゅうがやき。
ところが、高知県の沿岸竿釣によるカツオの水揚げ量も、ここ数年は上りカツオが平年の半分以下やし、高知県のひき縄漁業によるカツオの水揚げ量も、やっぱしここ数年は上りカツオが平年の3分の1以下やっちゅうがよ。
こりゃあ、確かにまだ科学的に証明されちゅう訳やないけんど、日本以外の国の中西部太平洋における、まき網によるカツオ幼魚の捕獲が急増しちゅうことが原因やと考えられるがやき。
太平洋におけるカツオの分布を見りゃあ、日本はカツオにとっちゃあ北の果てにあたり、このまんま他国のまき網による幼魚捕獲が激増していきゃあ、日本近海でカツオが獲れんなる日が来るかもしれんっちゅうことながよ!
さらに、土佐料理司グループ「株式会社加寿翁コーポレーション」の竹内社長さんから、「カツオ資源の現状と課題」っちゅうテーマでお話があったがやき。

中西部太平洋において、まき網で大量捕獲されたカツオの幼魚は、タイあたりで加工され、EUやアメリカのウォルマートとかカルフールっちゅうビッグストアにて、ツナ缶やペットフードとして売られゆうっちゅうがよ。
こりゃあ、とにかく一刻も早うに、高知県が中心となって、日本の国を動かし、世界に対してカツオの幼魚捕獲に制限をかけるような、そんな流れをつくっていかにゃあイカンっちゅうことながやき。
また、この日の高知新聞朝刊に掲載されちょったけんど、NPO法人「高知の食を考える会」の「高知の幸を活かす委員会」が、ウェブサイト「土佐カツオうんちく辞典」(http://ei-nyaa.com/katsuo-unchiku/ )を立ち上げたっちゅう報告が、池澤鮮魚店の池澤さんからあったがよ。

カツオ資源を守るためにゃあ、こういう活動で草の根から県民意識を高めることも必要やっちゅうことながやき。
また、カツオの一本釣りの町として有名な中土佐町の池田町長さんからも、カツオに対するアツいメッセージが投げかけられたがよ。

その後も、いろいろ質問や意見交換らあがあり、17時ばあにゃあ、「高知カツオ県民会議」拡大準備委員会は、無事お開きとなったがやき。
さらにその後は17時20分ばあから、50人ばあの方々が残られ、懇親会が開催されたがよ。

まずは高知県水産振興部の近藤副部長さんのご発声により、みんなあで乾杯ながやき。

残念ながらビールでの乾杯やったけんど、その後はスッと、司牡丹、土佐鶴、酔鯨の燗酒が出され、早速お隣同士での献杯・返杯が始まったがよ。
ちなみに今回は、カツオ尽くしの料理が、ズラリと出されちょったがやき。
カツオのタタキ、カツオコロッケ、カツオサンドイッチ、カツオご飯、カツオのアヒージョ、さらにゃあカツオラーメンまで、まっことこの会にふさわしい料理がズラリやったがよ。






ちくとそれらあをいただきよったら、早くもアチコチで席を立ちだいて、移動しもっての献杯・返杯合戦がスタートしたがやき。
早速ワシも、司牡丹の燗酒片手に、参戦ながよ!
さあ、そっから後は、アッチで注いで、コッチで注がれの、「土佐のおきゃく」の始まり始まりながやき。
飛び交う土佐酒の杯の下、カツオに対する念いや愛情があふれまくりの話題で、盛り上がりまくったがよ。


こうして19時前にゃあ、懇親会はお開きとなったがやき。

さて高知県民の皆さん、是非日本にカツオを取り戻すため、当「高知カツオ県民会議」にご参画くださいや!
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司牡丹酒造株式会社