2017年02月14日

純米酒「日土人」活動9年目の仕込体験と交流会ぜよ!

 2月12日(日)は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)と土佐学協会(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)のコラボレーション企画として、佐川町の司牡丹本社にて、永田農法純米酒「日土人(ひとびと)」活動9年目の仕込体験と交流会やったがぜよ。
日土人1800ml

 このイベントは、日本名門酒会としちゃあ、四国地区加盟酒販店オリジナル活動9年目の第3弾であり、土佐学協会にとっちゃあ、土佐酒学研究会の「土佐酒を俯瞰的に捉える活動」9年目の第3弾ながやき。


 つまり、米つくりから酒造り、製品化、流通、販売、楽しむ会にいたるまで1年かけて体験し、その参加者全員の「人々」の名前が裏ラベルに記載される、「日土人(ひとびと)」っちゅう銘柄のお酒まで販売してしまうっちゅう、まっことワクワクするような取り組みながよ。


 ここまで日本酒を徹底して俯瞰的に捉えた活動は、おそらく9年目の今年も全国唯一の試みやないろうかのう。


 ちなみに前回の第2弾稲刈り体験についちゃあ、「2016年10月13日」のブログをご参照くださいや。


 さて第3弾の仕込体験は、まずは朝8時50分にJR佐川駅に集合やったがよ。


 JRで来られる方らあが集まられ、司牡丹本社に向こうたがやき。


 ワシらあが「司牡丹・平成蔵」の前に到着した頃、香川県からのバスツアー組が、ちくと遅れるっちゅう連絡があったがよ。


 今回のご参加者数は合計45名で、そのうち香川組は26名を占めちゅうき、今おられる19名だけで蒸米を運ぶがはちくと大変やけんど、もう蒸米機は動きゆうき運んでいただくしかないがやき。


 まずは浅野杜氏から、簡単に作業の注意点らあのお話しをさいてもうて、手の消毒と頭にネット帽をかぶっていただき、早速皆さんに蒸米取り、蒸米運び、仕込み作業に入っていただいたがよ。
(2)杜氏より注意点

 蒸米機と放冷機を通った蒸米を2人組で担いで、もろみタンクまで運んで仕込む作業ながやき。
(3)放冷機から出てくる蒸米
















 階段を2階まで上がらにゃイカンき、3往復もすりゃあ案外息がきれるもんながよ。
(4)蒸米を階段で運ぶ(5)蒸米投入

















(6)蒸米投入2(7)もろみ
















 ほいたら、9時15分ばあにゃあ、遅れちょった香川組が到着!
(8)香川組遅れて参加(9)蒸米投入3

 一気に26名が蒸米運びに加わり、先に作業されよった皆さんも、ホッと一安心やったがやき。


 そっからはこぢゃんと作業がスムーズに進み、9時半ばあにゃあ蒸米仕込みは無事終了したがよ。











 続いては櫂入れ(かいいれ)作業。
(10)仕込み蔵(11)蒸米投入4
















 蒸米を仕込んだタンクに櫂棒を入れて、混ぜるがやき。
(12)櫂入れ(13)櫂入れ2(14)櫂入れ3
















 皆さん交代で櫂入れしてもうて、その勇姿を写真におさめられよったがやけんど、中にゃあタンクの中のモロミや蒸米が重うて、ほとんどよう混ぜれん方もおられたがよ。


 こうして10時ばあにゃあ、全ての作業は終了。


 これから20数日間ばあ発酵さいてから搾りゃあ、待望のオリジナル純米酒「日土人」の新酒の誕生になるがやき。


 皆さんの心のこもった櫂入れを受けて、きっと今年もこぢゃんと美味しい「日土人」が生まれるろうき、まっこと楽しみながよ!


 さてその後は、2組に分かれてもうて、司牡丹の酒蔵見学ながやき。


 ご案内引率は、ワシと浅野杜氏の2人ながよ。


 ワシの組は、まずは玄関の酒林と江戸時代末期建造の白壁蔵の見学からスタート。
(15)白壁蔵の貯蔵タンク
















 続いて、「司牡丹・吟醸酒ができるまで」のビデオ観賞、「酒蔵の道」を通って町内の他の施設らあもご紹介し、先ほどの「仕込み蔵」、新蔵「平成蔵」内の「洗米機」「麹室」「麹のストックルーム」「蒸米機」「放冷機」らあを回って、「司牡丹 酒ギャラリー ほてい」にてお待たせしましたの試飲タイムながやき。
(16)酒造りのビデオ(17)麹ストックルーム
















 ここでしか手に入らん、酒蔵見学限定の「司牡丹・しぼりたて純米吟醸生原酒」、「司牡丹・しぼりたて純米生原酒」、「司牡丹・しぼりたて本醸造生原酒」らあのお酒を、皆さんニコニコ満面の笑顔で、まっこと嬉しそうに試飲されよったがよ。
(18)試飲タイム

 お土産も、たくさんご購入いただいたがやき。


 皆さん、まっことありがとうございますぜよ!


 さあその後はみんなあで、ウナギ料理の名店「大正軒」(高岡郡佐川町甲1543 TEL:0889-22-0031)さんの2階座敷に移動し、11時半ばあから大懇親会ながよ。


 まずは、ワシからご挨拶をさいてもうたがやき。




 続いては、日本名門酒会・本部の岩本さん、お次は高知支部・旭食品の小松さん、さらに愛媛支部・松山酒販の森棟さんにご挨拶いただき、森棟さんのご発声にて「司牡丹・日土人」(永田農法・純米酒)で乾杯し、宴会がスタートしたがよ。
(19)岩本さん(20)小松さん(21)森棟さん乾杯
















 さあ老いも若きも男も女も、四国四県も入り乱れての、昼間っからの大宴会。


 まずは「大正軒」さん自慢の「ウザク」や「うまき」らあをいただきもって、持ち込みさいてもうた「日土人」(永田農法純米酒)や「司牡丹・永田農法〈山田錦〉純米吟醸酒」、「かまわぬ」(きもと仕込・永田農法純米酒)、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)らあを楽しんでいただいたがやき。
(22)鰻蒲焼きセット

 まっこと皆さん、ちくと肉体労働した後やきかしらん、昼間っからこぢゃんと美味しそうにガンガン飲まれよったがよ。


 ワシも皆さんと一緒に足るばあ司牡丹を酌み交わさいてもうて、こぢゃんと語り合わいてもうて、まっこと盛り上がったがやき。











 その後も、「大正軒」さん自慢の「鰻の蒲焼き」とご飯らあをいただき、さらにさらに箸も杯も進むこと進むこと!
14(23)宴席風景14(24)宴席風景2

 ワシゃあ蒲焼きをタップリのタレと共にご飯にぶっかけ、仁淀川山椒もふりかけて、鰻丼にしていただいたがよ。


 やっぱし「大正軒」さんの鰻は、サイコーぜよ!


 〆の「肝吸い」も、まっこと美味しかったがやき。


 佐川町内を散策したい方らあもいらっしゃるっちゅうことで、ちくと早めの13時過ぎにゃあいったん中締めとさいてもうたがよ。


 その後は、さらに飲み続ける方、佐川町内を散策される方など、自由行動となったがやき。


 飲み続けゆう方の中に、「花鶴」のご主人刈谷さんがおられ、得意のハーモニカ演奏の披露もあったがよ。


 風雨が強かった田植え体験の際に、刈谷さんがハーモニカを演奏をした瞬間、天の怒りのようにさらに風雨が強まり、雨避けのブルーシートがバリバリっちゅうて裂けたっちゅうことがあったもんやき、今度は大雪になるかもしれんっちゅうて、皆さん大爆笑やったがやき。


 さて、香川県からのバスツアー組が14時ばあに出発する予定やったがやけんど、いきなりバスのバッテリーがあがって、エンジンがかからんっちゅうやいか!


 司牡丹のトラックを持ってきてバッテリー同士をつなぎ、何とかエンジンがかかったき良かったけんど、刈谷さんのハーモニカの天罰やないかっちゅうてウワサになり、またまた爆笑やったがよ。


 さらにこの後、本部の岩本さんがJRで帰ろうとしよったら、何と伊野あたりで線路の枕木が燃えゆうっちゅうことで、JRがストップしちゅうっちゅうやいか!


 これまた刈谷さんのハーモニカの天罰やないかっちゅうて、岩本さんと爆笑したがやき。


 何とか1時間後ばあにゃあJRが動きだいて、岩本さんも無事帰られ、こうしていろいろトラブルはあったもんの、本年度の「日土人」の仕込体験&交流会は、無事お開きとなったがよ。


 ご参加いただきました皆様、まっことありがとうございましたぜよ!
















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司牡丹酒造株式会社

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