2017年03月07日

「日土人」9年目の第4弾と新生「青山文庫」と「歴町さかわ」ぜよ!

 まず3月5日(日)の11時過ぎは、永田農法・純米酒「日土人(ひとびと)」活動の9年目の第4弾「酒搾り」に、松山の津田酒店さんご夫婦がお子様連れの4名にていらっしゃったがよ。


 この活動は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)と、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう土佐学協会(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)のコラボレーション企画で、永田農法純米酒「日土人」の田植え、稲刈り、酒造り、酒搾り、製品化、楽しむ会まで、1年間にわたって体験していただくっちゅう内容ながやき。
日土人1800ml

 ちなみに前回の第3弾「仕込体験&交流会」は、「2月14日」のブログをご参照くださいや。


 ほんで、その第4弾の「酒搾り」は、気温らあの変化の影響を受けるきに、正式な日程はギリギリにならんと確定せんがよ。


 ほんじゃき今回は、3月3日(金)〜7日(火)の5日間を設定しちょったがやき。


 ほいたらこの日、5日のご希望で津田さんのお申し込みがあったがやけんど、実際にゃあ前々日の3日に搾ってしもうたき、残念ながら5日は「酒搾り」は見れんし、酒粕も既にはがしてしもうちょったがよ。
(2)酒粕詰め作業

 ほんじゃき作業としちゃあ、前日に圧搾機からはがした「日土人」の酒粕を、1kgずつ小分けの袋に詰めるっちゅう作業をしていただくことになったがやき。
7(3)酒粕
















 ほんで早速4人に、酒粕詰めの作業をお願いしたがよ。
(4)酒粕詰め作業2(5)1kg詰め酒粕

 担当者に作業の説明とレクチャーを受け、津田さんご家族4名での作業のスタートながやき。


 実は、津田さんご家族は、毎年この第4弾に参加していただきゆうがやけんど、例年は大抵は圧搾機から酒粕をはがす作業やったがよ。


 今年は初めての酒粕詰め作業やき、慣れてのうて当初は作業に手間取りよったみたいやったがやけんど、15分ばあ作業を続けりゃあ、皆さんかなり慣れてきたようで、お子様らあも楽しそうに作業していただけたようやったがやき。


 結局40分ばあで、酒粕詰め作業は終えられたがよ。


 作業の御礼っちゅうことで、「日土人」の酒粕を好きなばあお持ち帰りいただいたがやき。


 この後は、「酒蔵の道 ひなまつり」の見学や佐川町散策らあを、ご家族4人で回られるっちゅうことやって、これにて「日土人」活動の9年目第4弾は、お開きとなったがよ。


 津田さん、わざわざ休日にご家族でお越しいただき、まっことありがとうございましたぜよ!


 さてこの後は、佐川町内が例年よりか観光客でにぎおうちょったき、ワシゃあ町内をちくと散策してみたがやき。
(6)佐川町内に観光客

 「旧浜口家・さかわ観光協会」も、お客様でいっぱいやったがよ。
(7)旧浜口家に観光客
















 ちなみにこちらじゃあ、以前から司牡丹の仕込水を使うたコーヒーが飲めるがやけんど、最近は豆からこだわって、銀座の「カフェーパウリスタ」のコーヒー豆を使うようになったっちゅうがやき。
(8)コーヒーメニュー

 「カフェーパウリスタ」っちゅうたら、佐川町出身で「ブラジル移民の父」と言われた水野龍が、日本の喫茶店の先駆けとして銀座に作った店ながよ。


 余談やけんど、「銀ブラ」の語源は「銀座をブラブラ」やのうて、当時流行の最先端やった「銀座のカフェーパウリスタにブラジルコーヒーを飲みに行く」が語源やっちゅうがやき。


 嘘やと思うたら、今でも銀座にある「カフェーパウリスタ」に行ってみいや!


 こちらに行きゃあ、「銀ブラ証明書」っちゅうカードがもらえるきに!


 さて、ちくと話が脱線してしもうたけんど、町内にこれっぱあ観光客が多いがは、例年この時期に開催されゆう「酒蔵の道 ひなまつり」のお陰もあるけんど、それだっけじゃあのうて、やっぱしこの前日の3月4日(土)に開幕となった、「志国高知 幕末維新博」のお陰でもあるがよ。


 「志国高知 幕末維新博」は、高知市内のメイン会場だけやのうて、西から東まで県内各地に23もの会場が用意されちょって、そん中の1つが佐川町の「青山文庫(せいざんぶんこ)」ながやき。
(9)青山文庫(10)青山文庫入口
















 しかも「青山文庫」は、つい先日の3月3日までは閉館しちょって、設備らあを一新し、3月4日からリニューアルオープンしたばっかしながよ。
(11)青山文庫・江戸時代からの中庭

 「青山(せいざん)」っちゅうんは、佐川出身の維新の志士・田中光顕(坂本龍馬・中岡慎太郎亡き後の陸援隊長。明治新政府の宮内大臣等の要職を歴任。伯爵)さんの雅号で、彼が収集した維新の志士の遺墨らあが、何と千点を超える莫大な数がこちらの博物館に寄贈されちゅうき、「青山文庫」っちゅう名になったがやき。


 その所蔵品は、坂本龍馬さんの手紙はもちろん、武市半平太さんの山水画、高杉晋作さんの書状、中岡慎太郎さんの書、大久保利通さんの自筆和歌、西郷隆盛さんの書、伊藤博文さんの自筆詩、吉田松陰さんの書状、徳川慶喜さんの自筆詩、さらにゃあ山内容堂さんと勝海舟さんの合装書・・・等々と、どれもこれもこぢゃんと貴重な一級品だらけながよ。


 ほんじゃき、その展示物のほぼ100%がレプリカ展示やない本物展示で、本物展示比率で言うたら、「志国高知 幕末維新博」のメイン会場も含めた全会場中で、おそらくナンバーワンやと考えられるがやき!


 ワシも久々に「青山文庫」の展示物を、あらためて観覧さいてもうたがやけんど、その本物だけが持っちゅう熱量の高さがビシビシ伝わってきて、なかなかの感動モンやったがよ。


 江戸時代に造られたっちゅう中庭も、まっこと風情があってえい感じやったがやき。


 是非、新生「青山文庫」に、ご観覧にお越しくださいや!


 また、「志国高知 幕末維新博」の開幕に合わせて、佐川町の新しい観光パンフレット「歴町さかわ」も完成しちょって、あちこちで配布されよったがよ。
(12)「歴町さかわ」パンフレット
















 その巻頭にゃあ、田中光顕さんと坂本龍馬さんが取り上げられちょって、田中光顕さんが司牡丹の名付け親であることや、坂本龍馬さんと司牡丹の深い縁らあについても掲載されちゅうがやき。
(13)「歴町さかわ」田中光顕さん(14)「歴町さかわ」坂本龍馬さん

















 また、「さかわ土産」の紹介ページにゃあ、もちろん司牡丹もバッチリ掲載されちょって、3月13日(月)より出荷開始となる大型新商品「司牡丹・維新の里」(純米酒)も、早速掲載していただいちゅうがよ。
(15)さかわ土産
















 ちなみに「司牡丹・維新の里」(純米酒)は、吟醸酒並みの華やか香り、純米酒ならではの麗しい膨らみ、辛口酒ならではの後口のキレの、「香り」「膨らみ」「キレ」っちゅう三拍子が見事に揃うた、これまでにない美味しさの純米酒ながやけんど、その美味しさの秘密は、搾ってからすぐに1回だっけ火入れ(加熱殺菌)して瓶詰めし、急冷し、マイナス5℃以下の冷蔵庫にて瓶貯蔵するっちゅう、手間ひまをこぢゃんとかけちゅう点にあるがやき。
720維新の里8)
















 2月末に蔵内に完成したばっかしの大型冷蔵室にゃあ、この「維新の里」の1升 瓶と720ml瓶と300ml瓶の商品化前の無ラベル物が、早速瓶貯蔵されちょったがよ。
(18)「維新の里」冷蔵室に瓶貯蔵(720・300)
















 さて、話題を「歴町さかわ」に戻いて、JR佐川駅構内にも、この3月4日から新たに「さかわ観光案内所」が新設されちょったがやき。
(19)JR佐川駅の「さかわ観光案内所」(20)さかわ観光案内所
















 無人ではあるけんど、司牡丹商品も含めた物産展示(サンプル)や、様々なパンフレットや地図や、「お助け丸参上」っちゅう端末機らあも設置されちょって、なかなかえい感じながよ。
(21)案内所のご挨拶文
















 ところで、最近佐川町内のあちこちに掲示されちゅうこの旗のデザインは、土佐藩山内家の筆頭家老で、佐川一万石の殿様である深尾家の家紋、「梅小鉢紋」ながやき。
(22)佐川の物産展示(23)観光パンフレット等
















(24)案内端末機(25)梅小鉢紋

 400年を超える、生きた歴史の息吹きや深みを体感できる「歴町さかわ」に、是非この機会にお越しくださいや!
















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

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