「生きちゅうっちゅうことは誰かに借りをつくること。生きてゆくっちゅうことはその借りを返してゆくこと。」(永六輔)
ラジオ番組パーソナリティーで、タレント、随筆家、作詞家の永六輔(1933〜2016)さんの言の葉ながやき。
人間は1人じゃあ生きていけん存在やき、確かにいま生きちゅうっちゅうこたぁ、これまでの人生において数限りないばあ多くの人に借りをつくってきちゅうっちゅうことながよ。
そりゃあ知っちゅう人だけやのうて、見ず知らずの人にやち、さらにゃあ過去の先人らあにやち、あちこちで借りをつくってきちゅうはずながやき。
自分が生まれた時に世話になった見知らぬ産婦人科の先生にやち借りがあると言えるし、自分が入学した学校を作った先人にやち借りがあると言えるし、自分の会社の商品を愛用してくれゆう全国の見知らぬお客様にも借りがあると言えるっちゅうことながよ。
そう考えりゃあ、生きちゅうだっけで借りをつくりまくりゆうっちゅうことで、人生は借りだらけやと言えるわけで、自然と感謝の念が湧いてくるっちゅうもんながやき。
ほいたら、生きてゆく中において、その借りを返していくことこそが人生やっちゅうことになるがよ。
働きもって、生活をおくりもって、どっかの誰かに悦びや幸せを与えていくことで、どれっぱあ借りを返せるかっちゅうことながぜよ。