「今日の最悪の病気はハンセン病でも結核でものうて、自分は不必要な存在やっちゅう思いながやき。」(マザー・テレサ)
カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者、ノーベル平和賞も受賞され、カトリック教会の聖人にも列せられちゅう、マザー・テレサ(1910〜1997)さんの言の葉ながよ。
人間にとって本来何より強い願望が、承認欲求ながやき。
つまり、「自分は必要とされちゅう」と思いたいっちゅう欲求ながよ。
この欲求は、本来は他のどんな欲求よりか強いもんながやき。
それが逆に「自分は不必要な存在や」っちゅう思いを持っちゅうっちゅうことは、そりゃあつまり、どんな病よりか最悪の病気やっちゅうことながよ。
この病にかかってしもうたら、もはや生きちゅう意味を見失うて、ただ生物として生きちゅうだっけの生ける屍と化してしまうがやき。
ほんじゃき、せめて自分の周りにゃあそんな病を発症するような人を出さんために、「おまさんがおらんと困る!」とか、「おまさんがおってくれてホンマに良かった!」とか、「おまさんが必要や!」っちゅう、承認欲求を満たす言葉を、周りの人々にかけ続けていかにゃあイカンっちゅうことながぜよ。