「“垣根”は相手が作りゆうがやのうて、自分が作りゆうがよ。」(アリストテレス)
その多岐にわたる自然研究の業績から「万学の祖」とも呼ばれる、古代ギリシャの哲学者、アリストテレス(BC384〜BC322)さんの言の葉ながやき。
人間関係において、いろんな場面で“垣根”を感じることがあるろう。
「あ、この人は“垣根”を作っちゅう」と感じたときゃあ、要注意やっちゅうことながよ。
人間誰やち最初は少なからず“垣根”を作る傾向があるもんながやき。
それを、「あ、この人は“垣根”を作っちゅう」と感じ取ったとしたら、まさにそんとき、おまさんも“垣根”を作っちゅうっちゅうことながよ。
ほいたら相手も同様に、「この人は“垣根”を作っちゅう」と感じるがやき。
そうなりゃあ、実際に2人の間にゃあ“垣根”が出現することになるがよ。
ほんじゃき、おまさんが相手に“垣根”を感じたまさにそんときに、その“垣根”からチョコッと手を差し伸べてみろうぜや。
いきなり“垣根”を乗り越えて、ズケズケと浸入してしまやあ、相手に「図々しい人」やとレッテルを貼られてしもうて、さらに強固な“垣根”ができてしもうたりするき、「チョコッと手を差し伸べる」程度に止めるががポイントながやき。
ほいたら大抵の場合、相手に感じた“垣根”は、その場ですぐに消えてしもうたりするもんながよ。
つまり、アリストテレスさんの言の葉のとおり、“垣根”は相手が作りゆうがやのうて、自分が作りゆうがやっちゅうことながぜよ。