5月5日(金)は、18時半から「料亭 濱長」さんにて開催の、第7回「風薫る土佐をどり」の千秋楽に参加さいてもうたがやき。
ワシゃあ18時15分ばあに到着したら、この千秋楽だっけは、古都・奈良からの特別ゲスト「ならまち芸妓」の皆さんが出演されるっちゅうことで、いきなり入り口にて一緒に記念撮影をさいてもらえたがよ。
会場に入りゃあ、既にお客様でいっぱいやって、皆さん早くもお食事をされよったがやき。
早速ワシも、二段重ねの「松花堂弁当」と、「蒸し物」と「お吸い物」をいただきもって、「金凰司牡丹」(本醸造酒)をいただき、周りの方々と差しつ差されつやったがよ。
せっかくやき「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)も注文さいてもうて、こちらを周りの方々にふるまわいてもうて、大好評やったがやき。
会場がいっぱいになった18時半過ぎ、いよいよ第7回「風薫る土佐をどり」がスタートながよ。
まず第1部の皮切りは、若柳由喜千代さんと由喜琴(琴魚)さん由喜郎(かつを)さんによる、「濱長」さん復活十周年の祝舞、天女が舞う幻想的な演目、大和楽「寿」ながやき。
お次は、柚乃さんによる「常磐津 屋敷娘」より「恋という字」。
続いては、若柳由喜琴さんと由喜郎さんによる、常磐津「渋蛇の目」。
お次は、若柳由喜千代さん、由喜琴さん、由喜郎さん、柚乃さんによる、「土佐さわぎ」ながよ。
常磐津「江戸さわぎ」を土佐に置き換えたもんで、「さわぎ」たぁ花街の独特な座敷唄のひとつの祝儀唄で、座敷を誉めて陽気な雰囲気をかもし出してくれるがやき。
こうして、第1部は終了したがよ。
ちくと休憩をはさんで、その合間にお酒を注文したり、残っちゅう食事やお酒をいただいたり、トイレに行ったりして、引き続き第2部のスタートながやき。
まずは、若柳由喜千代さんの、大和楽「うぐいす」ながよ。
うぐいす娘が浮かれて春風の中を飛び交う姿が、まっこと見事やったがやき。
続いては、若柳由喜琴さんと由喜郎さんによる、常磐津「千代の友鶴」ながよ。
四季の風景がありありと浮かび、何よりいつものお座敷での元気な琴魚(由喜琴)さんとかつを(由喜郎)さんたぁ違うて、ドキッとするばあこぢゃんと色っぽかったがやき。
お次は、若柳由喜千代さんと柚乃さんによる、長唄「花」を四国に置き換えた、「四国の花」ながよ。
続いては、「濱長花神楽」が「よさこい全国大会」で見事「武政英策賞」を受賞した年の楽曲、「花神楽芸妓バージョン」を、若柳由喜千代さん、由喜琴さん、由喜郎さん、柚乃さんが、小気味えい今様アレンジで踊りあげたがやき。
さらにこっからは、千秋楽のみの特別ゲスト、ならまち芸妓の菊乃さん、舞妓・菊亀さん、地方・大野よし乃さんが、美しゅう舞い踊られたがよ。
さらにお次も千秋楽のみの出し物、「濱長」恒例「狐の嫁入り」ながやき。
黒澤明監督の「夢」に登場する「狐の嫁入り」をモチーフにした舞い(?)で、ワシゃあ実は初めて観覧さいてもうたがよ。
蒼白い闇の中にスモークがたかれ、ゆっくりゆっくり「狐の嫁入り」行列が幻想的にやってくるがやき。
ほんで、時々その動きを全員でピタッと止めて、客席の方に顔だけ向ける瞬間は、まっこと一瞬ゾッとするばあ妖しい美しさがあり、見事なエンターテイメントやったがよ。
「狐の嫁入り」の行列が去って行った後は、一気に明るうなって、全員総出の「よさこい」ラスト舞いやって、割れんばかりの拍手喝采の中、フィナーレとなったがやき。
ほんで、舞台構成を担当されたお師匠さんの若柳由喜満さんからの御礼のご挨拶があり、続いて女将の濱口実佐子さんからの御礼のご挨拶があったがよ。
こうして21時ばあにゃあ、高知商工会議所の青木会頭さんによる三本〆があり、無事大団円のお開きとなったがやき。
帰り際にポージングしてくれた琴魚(由喜琴)さんの狐のメイクとポーズが、まっこと可愛いらしかったがよ。
「濱長」の皆さん、「風薫る」っちゅう表現がピッタリの素晴らしい「土佐をどり」を、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社