2017年05月13日

幸せの言の葉<1114>

「おまさんが持ち合わせた力に余る強さらあ、人生は要求せん。おまさんにたて得るただひっとつの手柄は、そっから逃げんことぜよ。」(ダグ・ハマーショルド)


スウェーデンの外交官で、第2代国連事務総長を務めノーベル平和賞を受賞した、ダグ・ハマーショルド(1905〜1961)さんの言の葉ながやき。


要するにハマーショルドさんは、本来自分が持ち合わせちゅう力じゃあ足りんようなことらあて、人生じゃあ起こらんっちゅうて断言するがよ。


確かに、その渦中にある時ゃあ、「こりゃ自分の力量じゃ、どうしょうもない!」と感じることもあるかもしれんけんど、そりゃあ実は大抵の場合、本来自分が持ち合わせちゅう真の実力に、まだ気づいてないだっけのことながやき。


ほんじゃき、その自分の力量を超えちゅうと感じた事柄を、何とかして乗り越えることができた時、「自分にこれほどの力量が潜んじゅうたぁ思わんかった!」とつぶやくがよ。


けんど、それからしばらくしたらまた、自分が新たに気づいた力量をさらに超えるような事件が起こるもんながやき。


そん時もまた、「今度こそ、自分の力量じゃあ、どうしょうもない!」と思うかもしれんけんど、実はそん時ゃあ、その事件を乗り越えるばあの力量が、いつの間にかついちゅうもんながよ。


そういうことの繰り返しによって、一歩ずつ殻を打ち破りもって進んでいくがが、人生やっちゅうことながやき。


ほんじゃき、たとえ「こりゃ自分の力量じゃあ、どうしょうもない!」と感じたとしたち、まずは「そっから逃げ出さん」っちゅうことが、一番大事やっちゅうことになるがぜよ。



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