5月19日(金)は、「SAKE COMPETITION 2017」予審通過銘柄公開きき酒(昨日のブログ参照)に参加さいてもうた後は、有楽町線にて江戸川橋へ向こうて、こちらの駅から徒歩3分ばあのくにある完全予約制の寿司屋、「酢飯屋」さんに18時半にうかごうて、某方と飲んだがやき。
こちらのお店の店主の岡田大介さんは、寿司の伝道師の異名を持つ方で、全国各地に古うから伝わる郷土寿司を訪ねてつくり方を学び、しっかりと後世に受け継いでいこうっちゅう取り組み、「郷土寿司プロジェクト」を数年前からスタートさいちゅうがよ。
そんな岡田さんが、昨年4月に「季節のおうち寿司」(岡田大介 著 PHP研究所 2016年4月18日発行 1500円+税)っちゅう書籍を出版され、そん中に高知県の「田舎ずし」や「キビナゴのおから寿司」の紹介や、「郷土寿司大国を訪ねる・高知県」っちゅう文章も書かれちゅうがやき。
さらにそん中にゃあ、ワシらあもこぢゃんとお世話になりゆう松崎淳子先生(高知県立大学名誉教授・土佐伝統食研究会代表・土佐学協会副会長)のインタビューも掲載されちゅうがよ。
ほんで松崎先生から、「アンタ!岡田さんから『高知県は郷土寿司大国!』ゆうて言われたぞね!アタシゃあそんな見方をしたことなかったけんど、あらためて気づいたら確かにそうやいか!彼にまっこと教えらたぞね!」っちゅう電話があり、詳しい手紙や資料もいただき、こりゃいっぺん「酢飯屋」さんに行かにゃあイカンっちゅうことで、今回の予約となったがやき。
実はワシゃあ、だいぶ以前から岡田さんたぁ知り合いやって、「酢飯屋」さんの存在も知っちょったき、一回行かにゃあと思いもって、まだうかがえてなかったきに、丁度良かったがよ。
ところが、ワシの予約したこの日は店主の岡田さんがお休みやって、残念ながらお会いしていろいろお話をうかがうことはできんかったがやき。
さて、ちくと入り口が分かりにくうて迷うようなお店に入り、まずはクラフトビールの「KAGUA」で乾杯の練習をして、前菜をいただいたがよ。
フキ、切り干し大根、酒盗、空豆らあをいただきゃあ、どれもこれもタダモンやない美味しさで、ちくとビックリやったがやき。
特に切り干し大根らあて、まるで高級漬物と間違いそうな味わいで、まっこと美味しかったがよ。
お次は、「タコの刺身とサワラのタタキ」が登場!
こりゃもう日本酒しかないと、何かを注文しょうとしたら、店員の方から「岡田からの指示でご用意さいていただきました」っちゅうて「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」(純米生酒)が登場したがやき。
岡田さん、お気遣いいただき、まっことありがとうございますぜよ。
当然そのお酒をお願いし、あらためて正式な乾杯ながよ。
ほんで、タコの刺身をいただきゃあ、衝撃が!
その豊かな旨みは、まるっきり貝類ながやき!
確かに店員さんの説明じゃあ、アワビとか食べちゅうタコやっちゅうことやったがやけんど、明らかにそのへんのタコたあレベルが段違いに違うちょったがよ。
さらに、付け合わせのワカメもコリッコリで絶品やし、タマネギも糖度8度以上はある美味しさやったがやき。
そこにこの生酒をキュッとやりゃあ、この酒が食材のそれぞれの素材の良さを下から支えて押し上げるように引き立て、さらに美味しさ倍増で、箸も杯も止まらんなるがよ。
お次は、キンメ鯛のカブト焼きがドカンと登場!
店員の方が上手にさばいてくださったがやけんど、これまた旨いこと旨いこと!
凝縮されたようなキンメの旨みが、まっこと口中いっぱいにあふれ返り、またもやこの酒が進むこと進むこと!
さらに続いては、珍しいテング鯛の頭が登場ながやき。
またカブト焼きかと思うたら、今回は頭は見せるだっけで、テング鯛の握り寿司が登場したがよ。
しかも上に何か山菜の漬け込んだみたいなもんが乗っちょって、それが絶妙なアクセントになり、これまた絶品やったがやき。
その山菜のアクセントで、またまた酒が進むこと!
次の酒は、長野の「真澄」さんの「MIYASAKA」を注文さいてもうたがよ。
ほいたら今度は、高級魚のスジアラの頭がドカンと登場!
こちらも見せるだっけで、スジアラの握り寿司が登場したがやき。
これがまた絶品!あぁタマラン!
「MIYASAKA」がナンボやち飲めてしまうがよ。
お次は、さらに驚きのアコヤ貝の貝殻と真珠が登場!
こりゃ食えるんかいと思いよったら、こちらも見せるだっけで、アコヤ貝の貝柱の握り寿司が登場したがやき。
アコヤ貝らあて初めて食べたがけんど、これがなかなかの美味しさで、またまた「MIYASAKA」がガンガン進んでしもうたがよ。
ほいたら別のテーブルのお客様が司牡丹を注文されたき、せっかくやきっちゅうことで、ワシゃあご挨拶さいてもうたがやき。
当然お客様は大感激ながよ。
それを見た別のお客様も、司牡丹を注文され、またまた調子に乗ってご挨拶さいてもうたがやき。
ほいたらワシらあもっちゅうことで、再び司牡丹の生酒を注文。
お次のキビナゴ寿司とハタハタ寿司と生酒を交互にやりゃあ、まっこと美味で、またまた箸と杯が止まらんなってしもうたがよ。
続いてのモズク酢の上に酢飯が乗ったっちゅうモズク寿司も、旨いこと旨いこと!
さらに続いてのキンメ鯛の粕漬けと赤米の握り寿司は、もはや感動的な美味しさやったがやき!
何とこのキンメ鯛の粕漬けは、焼いてない生のまんまで握ったっちゅうがよ。
こりゃイカン!料理がこれっぱあ美味しいと、酒がスッとないなってしまうがやき。
さらに別のお客様も司牡丹を注文してくださり、もはや店内は司牡丹祭り状態に!
ワシゃあアチコチご挨拶に回らいてもうて、こりゃもうミニ司牡丹の会になってしもうちょったがよ。
続いては、貴重なトキシラズの頭がドカンと登場!
このトキシラズの握り寿司が、これまた絶品で、またもや酒が進み過ぎ、ワシゃあこのあたりで、立派な酔っぱらいになってしもうちょったがやき。
この後も、マカジキの上にイチジクのペーストが乗った握り寿司、マンチョウ(マンボウの腸)の味噌漬け炙りの握り寿司、サワラのワラ焼きニンニク醤油の握りと秋田の大粒納豆巻き、群馬牛肉のウチモモの炙り握り・・・らあが次々に登場し、その都度いちいち感動し、感激し、感嘆し、まっこと至福の寿司コースやったがよ。
さらに〆にゃあ、ゴマ入りカンピョウ巻きとアナゴ寿司に、トキシラズの出汁を使うたサワラの味噌汁が出され、思わず「これぞ口福の極致!」と感じたがやき。
「酢飯屋」さんのスタッフの皆さん、そして岡田さん、まっこと至高のひとときを、ありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社