「夢とか目標に生きる男は、自然と、仕事をしもってそこに行くがよ。」(山科直治)
石川県出身の実業家でバンダイ創業者、山科直治(1918〜1997)さんの言の葉ながやき。
未来に対する漠然とした不安が蔓延しちゅう現代。
そんな漠然とした不安を払拭するにゃあ、何が一番必要かっちゅうたら、そりゃあ夢を持つことながやき。
夢は、それが叶うか叶わんかに関係のう、それを持っちゅうだっけで未来が明るうなって幸せになれるもんながよ。
ほんじゃき、誰やち夢は絶対に持つべきながやけんど、あんまり夢ばっかりを語り過ぎるがも、ちくとアツクルシイし、ちくと胡散臭うなってしまうがやき。
バンダイ創業者の山科さんは、そのあたりの微妙なところを語られちゅうがやと思うがよ。
あんまり大上段に夢を語ったりせいじゃち、「自然と、仕事をしもってそこに行く」っちゅうんは、男としちゃあ最高の理想の姿ながやないろうか。
自然体で、日々の仕事を黙々とこなしもって、静かに、一歩一歩着実に進んで行き、壮大な夢に着々と近づいていく・・・もはや存在そのものが夢と一心同体になっちょって、これが夢に生きるっちゅうことながやき。
何と魅力的な男の姿やろうたぁ思わんかよ?