「決心する前に完全に見通しをつけろうとするもんは、決心することができん。」(アンリ・フレデリック・アミエル)
スイスの哲学者・詩人・批評家、アンリ・フレデリック・アミエル(1821〜1881)さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、要するに「完璧主義者は何ちゃあ行動に移すことができん」っちゅうことながよ。
完璧主義者は、完全に物事の見通しをつけてからやないと行動に移す決心がつけれんがやき。
けんど考えてみりゃあ、最初っから完全に見通しをつけることができる物事らあて、よっぽど簡単なこと以外は、まず存在せんがよ。
ちゅうことはつまり、完璧主義者は、よっぽど簡単なこと以外は、何ちゃあ行動に移すことができんっちゅうことになるがやき。
一番大事なことは、完全に見通しをつけることやのうて、行動に移すこと、まずは一歩踏み出す決心をすることながよ。
大抵の物事は、行動しゆう中において、次第に全貌が明らかになっていき、次第に全体の見通しがつくようになってくるもんながやき。
ほんじゃき、「まだ見通しがつかんき行動できん!」らあて言い訳しゆうヒマがあるやったら、まずは一歩踏み出す決心をしなさいやっちゅうことながぜよ。