「希望たぁ、物事がそうやきに持つもんやのうて、物事がそうやにもかかわらんと、持つ精神ながぜよ。」(ミヒャエル・エンデ)
「モモ」や「はてしない物語」らあで有名なドイツの児童文学作家、ミヒャエル・エンデ(1929〜1995)さんの言の葉ながやき。
たとえば、売上が絶好調な会社の社長が、それを理由に自社の未来に対して希望を持つとしたら、そりゃあホンマモンの希望やないと、エンデさんは言いたいがよ。
今は売上が良うないけんど、そうやにもかかわらんと、自社の明るい未来を信じて疑わんっちゅう、そういう精神がホンマモンの希望やっちゅうことながやき。
間違うたらイカンがは、売上がえいとか悪いとかは関係ないっちゅう点ながよ。
売上がえいきに持つ、売上が悪かったら持たんっちゃうんやったら偽モンの希望で、売上が良かろうが悪かろうがそんなこたぁ何ちゃあ関係のう持つっちゅうんやったら、そりゃあホンマモンの希望やっちゅうことながやき。
エンデさんは、そんなホンマモンの希望のことを、「にもかかわらんと持つ精神」やと喝破するがぜよ。