「希望は日光に似いちゅう。つまり、どちらも明るさながよ。ひとつは荒んだ心の清い夢となり、ひとつは泥水に金の光を浮かべてくれるがぜよ。」(ポール・ヴェルレーヌ)
ランボーさんらあと共に、象徴派として知られちゅうフランスの詩人、ポール・ヴェルレーヌ(1844〜1896)さんの言の葉ながやき。
けんど、さすがは詩人ヴェルレーヌさん!
希望を、泥水に金の光を浮かべてくれる日光にたとえ、そりゃあ荒んだ心の清い夢となるらあて、まっこと見事に美しいフレーズになっちゅうがよ。
けんどこのフレーズが美しゅう聞こえるっちゅうことは、そりゃあ裏を返しゃあ、世の中は泥水だらけ、人の心も荒みまくりやっちゅうことながやき。
ほんじゃきこそ、日光が有り難い、希望が有り難い、明るさが有り難いっちゅうことながよ。
世の中は泥水だらけかもしれん、人の心は荒みまくりかもしれんけんど、にもかかわらんと明るい笑顔で希望を伝えていく、そんな人生をおくりたいたぁ思わんかよ?
そんな人生をおくりゆう存在のことを人は、日光のような人、太陽のような人と呼ぶがぜよ。